行ってきました「三遊亭鬼丸講演会」
誘ってもらって、こんな講演会に行ってきました。
東和銀行北本支店新生会 新春講演会
講師:三遊亭鬼丸氏
日時:2月15日(木) 18:00開場 18:30開演
場所:北本市文化センター
演題:「落語的人生のすすめ」
費用:無料 ※要整理券
聞いたこともない団体ですので、一応チェック。
https://www.towanewsis.net/
東和新生会は、東和銀行と親密なお取引先及び東和銀行で構成し、将来を展望して、
お互いの発展に寄与することを目的に平成8年4月に発足いたしました。
この講演会は、この会の支店単位での活動のようです。
三遊亭鬼丸さん。
埼玉県在住の落語家さん。
埼玉ローカルのFM局「NACK5」で「GOGOMONZ(ゴゴモンズ)」という番組のパーソナリティ。
さて当日です。
かなりの盛況。
開演までには、ほとんどの席が埋まりました。
観客は、年配の方が多いです。
予定時刻通りに開演です。
この会の会員各社の方が登壇して挨拶したり、銀行の偉い人の挨拶があったり。
その後、やっと三遊亭鬼丸さん登場。
まずは「講演会」です。
スーツで立って語ります。
この会を「講演会」にするというのが、うまいですね。
上司の決裁を受けるのに「落語会」ではね、、、
と笑わせてくれました。
その後も別に「人生のすすめ」ということもなく、落語家になった経緯などを語って。
最後は、うまく締めていました。
みのもんたさんが、こんなことを言っていました。
「どんな状況でも人前で暑い、寒い、疲れた、眠いは言わない」
だそうです。
記憶で書いていますので、違うかもしれんが。
着替えの時間が入って、後半は「落語」です。
最初に少し、落語そのものの説明。
若い者とご隠居さん、子どもと親のやりとり。
視線の向け方などで演じ分ける。
例えば「はばかり」など、今は使われない江戸言葉も出てくる。
話の流れで、そのまま「勘定板」に入ります。
ある田舎では、トイレに行くことを「勘定」という。
そんな田舎から、はるばる江戸見物にやってきた主人公。
宿に着いて、番頭に「勘定がしたい」と言い出す。
番頭「勘定はお帰りにまとめて」
客「まとめるなんて出来ない、今すぐしたい」
といった滑稽噺です。
おやおや、銀行関係の講演会で下ネタか、と思ったのですが。
次の演目は「井戸の茶碗」です。
貧しい浪人者が困窮して先祖伝来の仏像をくず屋に売る。
その仏像を、細川家の家来が買い取ると、中から大金が出てきます。
正直者同士が「受け取るわけにはいかない」と・・・
といった人情噺です。
鬼丸さんいわく。
下ネタから正直者の美談まで、落語の演目はこんなに幅広いんです。
とのこと。
なるほど。
失礼ながら、多くの観客は「タダだから来た」という感じでしょう。
そのようなお客さん相手に、うまい展開ですね。
どちらの演目も大変面白く、大満足でした。
思い出してしまったので、4年前のことを蒸し返します。
同じ三遊亭一門の三遊亭遊馬さん。
「人権啓発の大会」のゲストで、中学生などを前に一時間もかかる大ネタ。
2019年12月24日(火) 聞いてきました「三遊亭遊馬 中村仲蔵」
ほとんど笑いどころのない、歌舞伎役者の努力と出世の噺。
これではねぇ・・
三遊亭遊馬さんの落語自体は、大変面白いのですが。
2019年12月8日(日) 国立演芸場で落語「三遊亭遊馬独演会」
2019年7月26日(金) 日本橋で落語「三遊亭遊馬・瀧川鯉朝二人会」
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