行ってきました 大日本印刷「市谷の杜 本と活字館」
2024年5月24日(金)です。
大日本印刷株式会社の企業博物館「市谷の杜 本と活字館」に行ってきました。
https://ichigaya-letterpress.jp/
市谷の杜 本と活字館
162-8001
東京都新宿区市谷加賀町1-1-1
電話:03-6386-0555
開館時間:10:00~18:00
休館:月曜・火曜(祝日の場合は開館)、年末年始
入場無料
最寄りのJR市ケ谷駅。
線路の向こうには釣り堀。
広告看板は「日本の情報を正しく。 校正はゼロメガ」。
https://www.0mega.jp/
へぇー。
JR市ケ谷駅から徒歩15分ほど。
周囲は大日本印刷と関連会社の建物が並んでいます。
きれいに整備された緑地は、公園のよう。
到着です。
1926年に建てられた市ヶ谷工場の建物を復元したそうです。
内部はこんな感じ。
天井のレリーフなども再現されています。
印刷用の機器が「動態展示」されています。
活版印刷用の「平台印刷機」。
組み込まれたモーターで、ぱたんぱたんと動く様子が見られました。
櫛のように並んでいる棒は、竹製だそうです。
活字を1本ずつ鋳造する「活字鋳造機」。
2003年に大日本印刷市谷工場での活版印刷が終了するまで、現役で使われていたそうです。
上から鉛合金の棒が下がっています。
その上には換気口もありました。
その下の釜で鉛合金を溶かして、鋳型に充填し活字を作るそうです。
「調整中」という札がかかっていました。
係の方に聞いたところ、鉛合金は毒性があるので代替できる合金を検討中とのこと。
もし再度動かすことになったら、ぜひ見てみたいものです。
そう話しますと「私も楽しみにしているんです」とのこと。
更に話は広がります。
日本で今も鉛の活字を生産している会社は、二社しかないそうです。
そのうちの一社がこちら。
有限会社佐々木活字店
http://sasaki-katsuji.com/
このほか「母型彫刻機」とか、ハードカバー上製本の「糸かがり機」など。
過去の印刷物の事例です。
平凡パンチ、TVガイド、週刊新潮の創刊号。
DNP高精彩出力技術「プリモアート」による複製だそうです。
https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20172530_4986.html
週刊新潮は1956年創刊。
それまで週刊誌は十分な製造能力を持つ新聞社だけが発行していた。
印刷会社が製造体制を拡充したことで、出版社系の週刊誌が続々と刊行された、とのこと。
さて、二階に上がってみましょう。
続きは後ほど。
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