映画「そして父になる」参考書籍「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年」
映画「そして父になる」の続きです。
エンドロールで、参考書籍がクレジットされていました。
ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年 奥野修司
1995年発行のハードカバーは新潮社、文庫版は文春文庫、Kindle版もあります。
古書なら数百円で購入可能ですが、映画も無料で見ていますからね(^^;
検索すると、埼玉県内あちこちの図書館にあることが分かりました。
・埼玉県内図書館横断検索
https://www.lib.pref.saitama.jp/calil/
とりあえずハードカバーを借りて読んでみました。
裏表紙の、小さな靴のイラストが切ない。
昭和52年、沖縄で起きた赤ちゃんの取り違え事件を克明に追ったノンフィクションです。
小学校にあがる際の血液検査で、出生時の取り違えがわかった二人の少女。
他人としか思えない実の親との対面、そして交換。
「お家に帰りたいよう」子どもたちの悲痛な叫び――。
子どもたちが生まれたのは、昭和46年8月。
子どもたちを交換したのが、小学校入学直前の昭和53年3月。
60代の私には、割合最近のようにも思えますが、もはや半世紀前ですね。
ちなみに、沖縄の本土復帰は昭和47年。
決して裕福とは言えず、血縁地縁を重視する当時の沖縄での出来事です。
まずは「浮気」を疑われる。
事実が判明し、母親は心痛のあまり寝込む。
お互いの交流のため、めったに行かない遊園地などに一緒に出掛ける。
毎週末の交流で、費用も大きな負担になる。
慣れてもらうために、ついつい甘やかしてしまう。
それでも新しい家族に馴染めない子どもたち。
明るかった子どもが、すっかり無口になる。
交換後も、週末の元の家との交流が止められない。
更には、子どもたちの親の親世代の、貧しさからの移住生活まで描かれる。
片方の子は、名字はもとより名前まで変えられてしまいます。
そして、二組の親子の行く末も、大きく異なっています。
うーん。これは厳しい。
文庫版には、その後の子どもの様子など加筆されているようです。
後日、近くの別の自治体の図書館に行って、読んでみましょう。
これを読みますとね。
是枝裕和監督。本作の他にも「誰も知らない」「万引き家族」などなど。
子どもの自然な演技を巧みに引き出している、と思っていたのですが。
何しろ6歳児が、親元から離されて他人と暮らすわけです。
例えば、兄弟で仲が悪い、我がままになり増長する、今の生活に耐えられず泣きわめく。
そういった激しい感情的な描写は、映画には出てこなかったな、なんて思ってしまいます。
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