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2024年8月

2024年8月31日 (土)

見てきました 午前十時の映画祭14「マッドマックス」

2024年8月3日(土)に見ました。
今さらですが、個人的な忘備録として。

なぜ「シャイン」の次が、このシリーズなのかと言えば。
・2024年7月28日(日) 見てきました!!! 午前十時の映画祭14「シャイン」

あっそうか。
珍しい「オーストラリア映画」つながりなのですね。
20240803

この「マッドマックス」1と2は、大昔にテレビで見た記憶があります。
派手なバイオレンス映画だという、かすかな印象だけですが。
せっかくですので、ちょっと見てきましょう。


あれれ。
こんなモンだったのですか。

ストーリーはごくシンプルで散漫。

初めの方で、カップルが襲われるシーンがあります。
男性が下半身裸で草原に逃げていきます。
女性の方は、縛られていますが着衣に乱れはなし。
ははーん。
無法者たちは「そっち」が好きなのね。と思ったのですが。
そういうわけでは、なかったようです。

奥さんと子どもが敵に狙われるのですが。
お母さん、赤ちゃんを屋外の敷物の上に放置したままビーチに行って。
戻って来てから、いなくなったと騒ぎます。
いやいやー。
敵がいなかったとしても、それはダメでしょう。

奥さんと子どもを襲われ、復讐に燃え「マッド」になった「マックス」。
クルマとバイクの対決は、すれ違ったり突っ込むだけ。
その後、マックスはあっさり敵の罠にひっかかり負傷してしまいます。
結果として、ガンアクションはほとんどなし。
バイオレンスの見せ場、悪党を手錠で燃える車に括り付ける。
えーと、そいつはそれほど悪くない奴だよね?

大昔の記憶がごっちゃになっていたようで。
もう少し派手で面白く感じたのは「2」の方だったかもしれません。
まぁいいか。
他に見たい映画もありますし。

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2024年8月29日 (木)

見てきました!!! 映画「ザ・ファーストスラムダンク」復活上映

今さらですが。
一昨年公開のアニメーション映画「THE FIRST SLAM DUNK ザ・ファーストスラムダンク」。

まずは、これまでの上映の概要です。
・2022年12月3日公開、2023年8月31日までロングラン上映
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・2024年1月23日、1日限りの復活上映は大人気

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・2024年8月13日から、復活上映開始

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公開時に、私はこんなことを書きました。
・2022年11月27日(日) 映画「THE FIRST SLAM DUNK」雑考
原作者の井上雄彦が自ら脚本と監督。
その一方で「スラムダンク」以外の代表作「バガボンド」「リアル」はともに未完のまま。
井上雄彦さん、映画の前にやることがあるのではないですか?

その後、この映画は大評判で9か月ものロングラン。
聞くところによると、主人公は宮城リョータで、すごく面白いとこのこと。
見逃してしまい、惜しかったと思っていました。


今月から始まった復活上映。
今度はしっかり見てきました。

いやー面白かった。

テレビアニメでは描かれなかった、インターハイ二戦目の山王工業との試合がメイン。
加えて、宮城リョータの幼い頃からのエピソード。

映像は最新のモーションキャプチャ。声優はすべて交代。
30年前のテレビアニメを見慣れた立場からは、やはり違和感があります。
また、原作中の緊迫したセリフや、お馴染みのギャクがないのも、少し物足りなく感じます。

それでも、そんな文句を吹き飛ばすような面白さ。
スピーディで迫力のある試合のシーン。
何度かに分けて挿入される、宮城リョータの小学生時代からの生い立ち。
ふたつの時間軸がうまくマッチして、大変良かったです。

「あそこが良かった」など、あれこれ書きたいのですが、際限なく長くなりそうなので、止めておきます。

宮城にフォーカスして山王工業戦を描くのが THE FIRST SLAM DUNK ならば。
赤城、三井、流川、桜木で、セカンド、サード、、、と続いたら面白い。
そんな妄想も浮かびます。


この機会に書いておきます。全くの余談です。
作者インタビュー記事か何かで読んだのだと思いますが、定かではありません。

原作の「スラムダンク」は1990年連載開始。
どなたもご存じでしょう。
主人公の桜木は、中学時代50人にフラれた「不良」。
上級生や他校生徒との抗争なども描かれます。
バスケ部に入ったのは、ハルコさんに誘われたから。
入部後も、柔道部から執拗に勧誘を受けます。

なぜ、このような設定にしたのか?という話です。
当時はバスケットボールは人気がなく、作者も新人。
人気が出なかった場合は、恋愛、ヤンキー、柔道と、別テーマにシフトできるように、こうしたのだとか。

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2024年8月25日 (日)

ちょっと見物「河口湖周辺インバウンド観光地」

2024年8月19日(月)のおまけです。
「河口湖自動車博物館・飛行館」のついでに寄った、インバウンドなビューポイント。

まずは「新倉山浅間公園」です。
どなたもご存じ、最近評判の絶景ポイント。
山梨県公式観光サイトから、画像を拝借。
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入口となる「新倉富士浅間神社」です。
駐車場は無料。
周辺には、外国語の派手なかんばんを出したお店が多数。
日本人は半分以下という感じです。
立て看板には、こうです。
この公園は神社の境内です
先に神社にお参りしましょう
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結構きつい石段は、200メートル398段だそうです。
展望デッキに到着。
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残念。
富士山には雲がかかっていました。
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ニュースになった「ローソン河口湖駅前店」です。
あれ?
「目隠し幕」が撤去されています。
帰宅後ネットで確認。
8月15日に台風7号の対策のため、一時的に取り外し
とのこと。
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なるほど。
ローソンの駐車場からは富士山は見えませんが、、、
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道路を渡ると、この通り。
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お揃いの「こんにちは日本!」Tシャツで記念撮影のグループ。
駐車場の角には押しボタン信号機、その先には交番。
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当日見つけた「母の白滝」という滝に行ってみます。
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狭い道をくねくねと走って、ようやく到着。
小さな滝ですが、こんな所にもインバウンドな方々。
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ちょっと休憩です。
滝の手前の、宿泊施設とカフェ「QOONEL+ くうねるたす」
富士山を望むテラスで、バニラアイスコーヒーパウダー添え450円
こういった隠れ家的な施設が、今は受けるのでしょう。
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というわけです。
いつもながら、一日の出来事で、ずいぶん引っ張ってしまいました。

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2024年8月24日 (土)

行ってきました「河口湖自動車博物館・飛行館」その3

飛行機以外にも、様々なコレクション。

上を見上げると、何やら良く分からないものが。
「A DAY FLY」
日大理工学部の、二重反転式人力ヘリコプター。
1985年に、非公認ながら高度5cmの浮上に成功した。
とのこと。
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自転車「三菱十字号」
戦後に、航空機用ジュラルミンで作られた民生用商品。
内装変速機など、後付けらしいパーツが見られます。
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フロントにはカンチレバーブレーキ
台座がフォーク直付けではない、ねじ止めの後付け。
これは珍しい。
普通のキャリパーブレーキでは、寸法が合わなかったのでしょう。
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アメリカの新聞。
左側。
Honolulu Star-Bulletin 1st EXTRA
DECEMBER 7,1941
WAR!
OAHU BOMBED BY
JAPANESE PLANES
真珠湾攻撃を告げる新聞ですね。
ネットで検索。
復刻版が3300円で売られていましたので、それかも知れません。
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=420301137
右は終戦の記事。
PEACE
Shooting Ends In Pacific
ウィスコンシン大学のサイトで、ページまるごとpdfで見られます。
https://search.library.wisc.edu/digital/AL3HQUONQ4QZX38R
このサイトでは、Date September 15, 1945 となっています。
これは、Augustの間違いですね。
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様々なコレクション。
こんな感じのライターは、昭和の頃は結構ありましたっけ。
隣の扇子は「陸軍歩兵大演習光景」とあります。
戦前に各地で行われた「陸軍特別大演習」の記念品でしょう。
以前、群馬県富岡市茨城県結城市茨城県石岡市で、関連する展示を見かけました。
下段には「軍神 加藤少将写真伝記」
ご存じ加藤隼戦闘隊の隊長の写真集なのでしょう。
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「ラバウル航空隊 昭和17年」とあります。
左下に一式陸上攻撃機。
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ふぅー。暑い。
セルフサービスのドリンク100円
ポータブル冷蔵庫に、サントリーの「うめソルティ」。
募金箱もありました。
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外のテーブルで一休み。
黄色いのは、練習機「T-6 テキサン」。その後ろに「F-86F セイバー」
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更に後ろには「T-33A シューティングスター」
「翼端タンク」が格好良い。
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ドンガラという感じですが。
艦上対潜哨戒機「S-2F トラッカー」とヘリコプター「H-19 チカソー」
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キリがないので、このくらいにしておきます。
これはどうも、すごい見ごたえです。
茨城の「ユメノバ」同様、いかにも個人のコレクション。
限られたスペースに、様々な展示品がぎっしり。
まるでおもちゃ箱のようです。
今後、展示品はさらに増えていくのでしょう。
ゆったりと広い場所を確保して頂いて。
一式陸攻や彩雲を、翼のある姿で見せてもらいたいものです。

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2024年8月23日 (金)

行ってきました「河口湖自動車博物館・飛行館」その2

それでは「飛行館」へ。
入館料大人1500円。
入口には、こんな注意カンバン。
「ケイタイ電話の撮影のみOK!」
「一眼レフカメラ等持ち込み禁止」
事情は大体想像がつきますね。
追加の貼り紙「小型カメラ撮影可能です」
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どーん。
館内には展示品がびっしり。
エアコンはありませんが、窓から風が抜けて、さほど暑くはありません。
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翼端が折り畳み式の「零式艦上戦闘機 21型」
床面には「増槽」。金属製と木製があったそうです。
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胴体が完成したという、艦上偵察機「彩雲」
エンジンのマウントは、こんな構造なのですね。
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巨大な「一式陸上攻撃機」
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同じく後端です。
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「栄12型 零戦用エンジン」
現在、世界で回るエンジンはこの1基のみです。
とのこと。
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エンジンをもう一つ。
艦上爆撃機「彗星」に搭載された「アツタ21型」
液冷倒立V12気筒。
「彗星」が鼻先が長く格好良いのは、このエンジン形状によるのですね。
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機体以外にも、様々な展示品。
先の「栄12型」の部品類。
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飛行機の模型がずらり。
コンコルド、ボーイング747、朝日新聞社の神風号などなど。
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これはたまりませんねぇ。
続きは後ほど。

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2024年8月22日 (木)

行ってきました「河口湖自動車博物館・飛行館」

2024年8月19日(月)です。
1年間のうち8月だけ開館するという「河口湖自動車博物館・飛行館」に行ってきました。
https://www.car-airmuseum.com/
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朝の駐車場は大混雑。
敷地内の駐車スペースは埋まっていて、そばの広い私道に誘導されました。
歩いて敷地内へ。
もう入館前から見どころいっぱい。
巨大な輸送機「C-46カーチス」航空自衛隊の文字が見えました。
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すぐわきには、巨大なアメ車「リンカーン コンチネンタル リムジン」
1970年代のフルサイズをさらにストレッチしたリムジン。
ピカピカに写っていますが後ろの方はへこんでいます。
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自動車博物館の上には「ロッキード F-104 スターファイター」
周囲の来館者のクルマも、タダモノではないですねぇ。
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自動車博物館入口には「フライングフェザー」
帰宅後ネットで調べると、1975年に一台だけ作られた「フライングフェザーII」だそうです。
運転席とフロントグラスがかなり接近しています。
大昔読んだカーグラフィックの記事を覚えています。
これは「フロントグラスが遠いと衝突時の慣性が大きくなり、怪我が重くなるのを避けるため」と書かれていた記憶があります。
バットマンカーに似ていますね。
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1952年「モーリス マイナー」
2021年のNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」に出てきた「カムカム英語」の平川唯一氏の所有だったそうです。
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手前は1965年「トヨペット クラウン デラックス」
150万円(書類なし)とあります。
奥は、DOHCエンジン搭載の「ホンダ T360」
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こちらの二台も「車両販売中 要相談」とありました。
「いすゞ 117クーペ」リヤのエンブレムはXT
ハンドメイドから量産型に切り替わった中期型のSOHCのシングルキャブモデル。
「いすゞ ベレット」2ドアセダン1500デラックス
いずれも当時のラインナップの中では、いささかアレですが。
今となっては希少車なのは間違いありませんね。
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SLは「コッペルのCタンク」というようです。
その先にはクルーザーが二台。
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「飛行館」の入口そばには、消防車ボンネットバス
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入館前から、これですからね。
続きは後ほど。

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2024年8月18日 (日)

ダイハツ コペン エクスプレイS 感想です

さて、二日間を共に過ごした「ダイハツ コペン エクスプレイS」の感想です。

まずは基本的な事項を確認。
現在の2代目コペンは2014年登場。
ボディデザインは「ローブ」「セロ」「エクスプレイ」と3タイプ。
それぞれ「スタンダードグレード」「S」があります。
更に2019年には「GRスポーツ」が追加されています。
このうち、今回のエクスプレイは2024年10月下旬で生産終了と発表されています。
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初代と二代目の現行機種の車体寸法の違いを、ネットで確認。いずれも㎜。
・初代:全高 1,245、室内長x幅x高 890x1,250x1,040
・現行:全高 1,280、室内長x幅x高 910x1,250x1,040
二代目になって、車高がプラス35㎜、室内長がプラス20㎜


さて今回の「エクスプレイ」 です。
まずは「見た目」について。
シリーズ中、最も個性的なスタイル。
その上、専用色の「オフビートカーキメタリック」
オフロードっぽく、車高を上げてフォグランプでも付けたら格好良さそう。
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ここ数年で、似たような感じのカラーリングのクルマをよく見かけるようになりました。
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どこがルーツか知りませんが、アースカラーとでも呼ぶのでしょうか。
最近のフリードシエンタなどでも、純正でこんな感じの色が人気のようです。

見た目の好みは人それぞれ、ではありますが。
私は、これから人気が上がりそうに思います。
それなのに生産終了とは、もったいない話ですねぇ。


次に、助手席のインプレッションです。
現行型は、初代より肩回りの余裕が増していて、それほど狭さを感じません。
そして今回の「エクスプレイS」は、以前乗せて貰ったノーマルの「ローブ」より頭上の余裕が増しているように感じました。
室内高は同じでも「S」仕様のレカロシートが低めなのかも知れません。
シートのホールド感や座り心地も上々です。
シートが低すぎたりサイドが高すぎることもなく、乗降性も悪くありません。

ショックはビルシュタイン
やはりやや固い印象はありますが、特に不快なほどではありません。
峠道でもロールも少なく良い感じです。
大きな段差などには気を使う必要はありますが、普通に乗りこなせそうです。
車体全体としても、ガタピシ音もなく好印象。
まぁ、走行200㎞以下の新車のようなものですからね。

快適装備と言っては大げさですが。
センターコンソール後方には、ボトルホルダーが二つ
少し体をひねる必要がありますが、ちゃんと使えました。
ウチにあったNBロードスターも、同じような位置に付いていました。
ですが、シフト時に肘が当たり実用にはなりませんでした。
それに比べると、良く出来ていると思います。


運転もさせて貰いました。
あまり回さないで軽く流しただけですので、どうという感想もありませんが。
サイドのガラスを開けていると、停止状態から加速時には、なかなか良い音を聞かせてくれます。
低速からトルクがしっかりあって、良い感じで回転が上がり爽快です。
パドルシフトも使い易いですね。
ちょっとした屈曲路でも、ブンブンと二段くらい下げてエンジンブレーキからの加速が快感です。


見かけることが少ないエクスプレイ。
その上、これから人気が上がりそうな専用色。
更に「S」は、モモ、レカロ、ビルシュタインの豪華三点セット。
新幹線で取りに行く価値は、充分あると思いました。

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2024年8月17日 (土)

ダイハツ コペン エクスプレイSで 白河小峯城跡

2024年8月9日(金)の続きです。

朝から、福島県観光道路3ラインを一気走り。
その後は一般道を100㎞ほど移動して、次の目的地へ。

福島県耶麻郡磐梯町の「道の駅ばんだい」
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入口には、なぜかガンダムが立っています。
平成19年に当時の磐梯町長バンダイの社長を訪問し、官民交流が始まったとのこと。
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一面の田んぼ道を快適に流してと。
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到着です「白河小峰城」
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まずは外側をぐるり。
本丸を取り囲む、壮大な石垣
2011年の東日本大震災であちこちが崩落しましたが、修復が進んでいます。
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本丸に上ってみましょう。
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青空のもとで純白に輝く三重櫓
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1991年に木造で復元されたものです。
手斧の跡が、しっかり残っています。
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さーて。
そろそろ引き上げです。
途中の「道の駅 東山道伊王野」で遅めの昼食。
もりそば750円。
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肝心の「ダイハツ コペン エクスプレイS」の感想は、後ほど。

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2024年8月16日 (金)

ダイハツ コペン エクスプレイSで 福島県観光道路3ライン一気走り

2024年8月9日(金)です。
昨日は仙台から福島まで、一般道をゆったり流してきました。
宿泊は、福島西インターそばのビジネスホテル。
今日は早朝から、「磐梯吾妻スカイライン」「磐梯吾妻レークライン」「磐梯山ゴールドライン」
福島県の観光道路を一気走りです。
運転はオーナーのKさんに任せ、私は助手席です。

起点の目印は、この電波塔。
「TUFテレビユー福島東側交差点」を西に進みます。
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たちまち人里を離れ「磐梯吾妻スカイライン」に入ります。
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浄土平まで3kmの休憩ポイント。
先客は、キレイな86トレノ。
霧が出ていたので、しばらく様子見です。
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警告カンバンです。
火山性ガス発生の恐れあり
ここから800mに区間は停車しないで下さい
他にも
窓を閉めて
走行して下さい
というのもありました。
窓はもちろん、屋根まで開けていますが、、、
まぁバイクも走っていますしね。
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まだ朝の8時前。
交通量も少なく快適です。
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観光スポット「浄土平」に到着。
駐車場は普通車500円。
浄土平レストハウスも開店前。
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湿原を散策。
よく整備された木道で気軽に歩けます。
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「磐梯吾妻レークライン」に入ります。
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小さなお店で小休止。
おでんに笹だんご、お土産は山菜や干しブドウ。
健康に良いという、ウマブドウあめなど。
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おっ。
道端にサルがいます。
10匹くらいの群れでした。
逆方向から下って来る自転車ともすれ違いました。
観光道路3ラインで自転車を見たのは、この一台だけ。
「レークライン」という名の通り、途中には秋元湖、小野川湖、桧原湖と湖が続きますが。
残念。
緑が濃く、走りながらでは、ほとんど見えません。
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コンビニや観光施設の並ぶ地域を経て「磐梯山ゴールドライン」
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下りに入り、そろそろ猪苗代湖が見えるはずですが。
薄曇りで良く分かりません。
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というわけです。
観光道路3ライン全線一気走りで、3時間ほど。
早朝で交通量も少なく、常時オープンで爽快。

真夏は樹木が生い茂り、視界が妨げられるのが、ちょっと残念。
見どころの多い「磐梯吾妻スカイライン」から走りましたが。
「美味しい物は最後」という意味では、逆ルートも楽しいかも知れません。

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2024年8月14日 (水)

ダイハツ コペン エクスプレイSで JAXA角田宇宙センターと飯坂温泉

2024年8月8日(木)の続きです。

のどかな県道52号を流して「JAXA角田宇宙センター」
展示室は予約不要で無料見学可能。
ロケットエンジンの開発拠点だそうです。
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手前は「H-IIロケット8号機回収LE-7エンジン」
1999年に打ち上げ失敗したエンジンを、原因究明のため海底から引き揚げたもの。
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「ロケット・ラムジェット複合サイクルエンジン」
将来の、使い捨てではない「スペースプレーン」のための試作エンジン。
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JAXAの「宇宙日本食」認証商品
普段見かけるブランドの物が多く並んでいます。
その中で、サバ缶は福井県立若狭高校の製品。
福井県立若狭高等学校
特集 宇宙日本食「サバ醤油味付け缶詰」2023.08.09
https://www.wakasa-h.ed.jp/special/sabakan/
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お、理系女子さん。
ロケットの振動解析の映像を熱心に見ていました。
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屋外展示
エンジンの実機や、H-IIロケットの1/10模型。
奥の方には、H-IIロケットの第2段燃料タンクの実機。
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飯坂温泉の共同浴場「波来湯」
大人300円。
二階建てに見えますが、デザインです。
川沿いに建っていて、浴場は地階。
洗い場は4人分というコンパクトな作りです。
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温泉街を散策。
観光拠点の「旧堀切邸」
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明治に建てられた、豪農豪商の堀切家の邸宅
一族からは、衆議院議長・駐イタリア大使、東京市長・内務大臣などを輩出。
現在は福島市が管理し、当主は飯坂を離れているようです。
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足湯や風鈴のライトアップなど。
さすが温泉地。午後9時まで開いています。
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飯坂ホテルジュラク
漢字の聚楽ではないのですね。
この温泉街一番の大手でしょう。
駐車場もいっぱいで、賑わっているようでした。
他のホテルと違って・・・
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泊りは、ここ飯坂から15㎞ほど。
東北道の福島西インター近くのビジネスホテルです。
今日は平たんなカントリーロードでしたが、明日は福島観光道路を一気走りです。

続きは後ほど。

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2024年8月13日 (火)

ダイハツ コペン エクスプレイSで 仙台から宮城県村田町の重伝建

友人のKさん。
「ダイハツ コペン エクスプレイS」を契約したとのこと。
中古ですが、ディーラー試乗車で走行わずか100キロ台だそうです。
そのディーラーというのが、、、宮城ダイハツ(^^;

私も彼も埼玉県在住。
ネットで発見し、東北道を走って実車を見に行って、即決してきたそうです。
納車準備が出来たら、新幹線で取りに行ってトンボ帰りするつもりとのこと。
おいおい、それはもったいない。
せっかくだから、途中寄り道をして一泊くらいしてきたら?
というわけで。
私も一緒に行くことになりました。


2024年8月8日(木)です。
早朝の新幹線で仙台へ。
仙台七夕まつりは、2024年8月6日(火)から今日まで。
駅の周辺は観光客がいっぱい。
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地下鉄に乗ってディーラーへ。
なるほど、これはまるっきり新車です。
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まずは仙台城址へ。
宮城縣護國神社で交通安全の手を合わせてと。
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伊達政宗の銅像周辺も、すでに多くの観光客。
眺望が素晴らしい。
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名物「ずんだ」のお団子
200円。
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山間の田んぼが広がる国道286号線。30㎞ほどで宮城県村田町へ。
江戸時代から紅花交易で栄えた町だそうです。
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村田町村田伝統的建造物群保存地区に到着。
立派なトイレのある駐車場が二か所ありました。
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蔵造りの店舗の右脇に門がある家が並んでいます。
隣家との距離を空けて、火事の際に延焼を避けるためなのでしょうか。
そう思ってみると、屋根には「うだつ」はありません。
初めて見る形式ですが、しいて言えば群馬県甘楽町の小幡地区「養蚕農家の街並み」に似ています。
・2023年12月9日(土) 歩いてきました 群馬県甘楽町「小幡の街並み」その2
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「ヤマニ」という屋号の観光案内所。
ゆるキャラは「くらりん」。
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担当の方の案内で、向かいの「旧大沼家住宅(村田商人やましょう記念館)」を見学。
紅花の集散地として、京都や江戸の商人との取引で財を成した商家。
今は町に寄贈され、記念館になっているそうです。
薬医門と呼んで良いでしょうか、立派な門に掲げた電話番号は「二番」。
真ん中には、表札を外した跡がありました。
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蔵造りの店舗。二階は倉庫でした。
見世蔵とか店蔵と書いて「みせぐら」と読むのが一般的かと思います。
こちらでは「店蔵」と書いて「タナグラ」と言っていました。
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「店蔵」からずっと奥まで家屋が続いています。
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立派なお座敷。上は吹き抜け。
黒漆喰の部分は、耐震補強だそうです。
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奥に長い敷地に、幾つもの蔵が並んでいます。
向かい側には二階建ての別棟。
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お向かいの「カネショウ商店」
店先にホウキなどの雑貨が並んでいます。ちょっと入ってみましょう。
文房具などの日用雑貨と土産物のお菓子などが並んでいます。
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こちらで「ひやしあめ」200円。ショウガが効いていて美味しい。
大阪のハタ鉱泉株式会社の商品。
上がりかまちに座って、昭和13年生まれというお婆さんとお話。
生まれてずっとこの家に住んでいるとのこと、婿取りの娘さんだったのですね。
昔のことを知る人も少なくなったので、娘さんと一緒に本を書いたそうです。
買って帰ればよかった。
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続きは後ほど。

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2024年8月12日 (月)

見てきました「弥生美術館 小松崎茂展 上田信ギャラリートーク」

2024年8月4日(日)の続きです。

日本出版美術家連盟(JPAL)の作家展
・小松崎茂展:7月30日(火)~9月1日(日)
Komatsuzaki_202408

更にこの日は、こんなイベント。
・上田信ギャラリートーク「師小松崎茂を語る」8月4日(日)14時~
上田信さん、年齢を感じさせない若々しさでした。
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ウィキペディアから抜粋。
上田 信(うえだ しん、1949年 - )は、日本のイラストレーター、漫画家。
青森県蓬田村出身。軍事関連の仕事を得意とする。
1949年、青森県蓬田村生まれ。
中学卒業と同時に上京し、小松崎茂の最後の内弟子として5年間を過ごす。
その後、モデルガンメーカーMGC宣伝部に就職し、2年後にイラストレーターとして独立。
1969年、初めて描いたボックスアートであるタミヤ1/100「ミニジェット機シリーズ」を手がけた後に、
他のメーカーのパッケージも描くようになる。


トークの内容のご紹介です。
記憶を頼りに書いていますので、聞き違いや聞き漏らしもあるかと思います。

トークの内容です。

・小松崎茂への弟子入りのきっかけ
中卒で内弟子として住み込んだ。
子どもの頃、絵ばかり描いていたら、母親が連絡してくれた。

・内弟子の生活
小松崎茂の内弟子として5年過ごした。
先輩方はすでに独立していて、内弟子は自分だけ。
たいていの人は1年くらいで独立するが、私は居心地がよく長く過ごした。
弟子としての仕事は、特にない。
犬の散歩や、筆洗いの容器を洗うくらい。
時々小遣いも貰った。

・今日のイルカのパネル
展示物の拡大ではなく、今日のための描き下ろし。

・画材について
ホルベイン水彩絵の具。
白と黒は隠ぺい力の強いポスターカラー。
出入りの画材店が新製品を勝手に持ってくる。
スペースファンタジーには、エアブラシも使っている。
「これはいいな」と言っていた。

・その他、展示作の解説など
風景画は、晩年の作品。
東京下町の絵は、若い頃の作品をもとに後年描き直したもの。
西部劇の挿絵は私の弟子入り前で、私は拳銃の撃鉄あたりの形が違うと思った。

トーク後の質疑です。

・例えば、スペースファンタジーの宇宙戦艦で何日くらいかかる?
下絵に一日、その後本体と背景、合わせて4日くらい。
SFものは、実在のメカに比べて現物がないから楽。

・サンダーバードなどのボックスアートは、どうやって描いた?
もちろん現物は無し。
後年のアニメなどのような設定資料もなし。
テレビを見て写真を撮ったりスケッチしたり。
分かる範囲で、描きやすい構図を決める。
初めはサンダーバード2号。
水平のアングルで飛行中にすれば、ノズルや翼や着陸脚は省略できる。

・上田信さんの仕事について、バンダイの1/48ミリタリープラモデルを多く手がけたが、忙しい時の様子は?
バンダイが、タミヤの1/35に対抗し大量にキット化した製品シリーズ。
忙しい時は、3日に一枚くらい描いた。
背景無しの「白箱」は大変だった。
キャタピラなども、すべて描かなくてはならない。
背景があれば、土ぼこりでごまかせるのに(笑い)。

・松戸市にあった小松崎茂作品の私設展示館「昭和ロマン館」の顛末は?
工務店がスポンサーだったが、経営的に行き詰まったらしい。
詳しいことはわからない。
今は近くの「昭和の杜博物館」に複製原画が展示されている。

これくらいにしておきます。

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2024年8月11日 (日)

見てきました「弥生美術館 小松崎茂展」

2024年8月4日(日)の続きです。

こんな企画展示を見てきました。
・2024年8月4日(日) 見てきました「弥生美術館 高畠華宵展」
その後、遅めのお昼です。
併設のカフェ「港や」
野菜の甘みぎっしりカレー
アイスコーヒーとセットで950円。
チキンのひき肉入りカレーに、ズッキーニとカボチャの素揚げが乗って。
可愛いピクルスも美味しい。
窓の外では、自転車の後ろに子どもを乗せたお父さんが、坂道を下っていきます。
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さて。
午後は、同時開催のこちらです。
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日本出版美術家連盟(JPAL)の作家展
・小松崎茂展:7月30日(火)~9月1日(日)
更にこの日は、こんなイベント。
・上田信ギャラリートーク「師小松崎茂を語る」8月4日(日)14時~

こちらも撮影可。
会場は狭く、展示作品は多くはありませんでした。
1981年の画集「メカニック・ファンタジー 小松崎茂の世界」の作品が並びます。
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こんな感じ。
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晩年に描いたらしい風景画。
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絵物語の西部劇と、ウェルズの「宇宙戦争」の挿絵。
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ガラスケースには、平置きのグッズ類。
手前は「なぜなに学習図鑑9 なぜなに からだのふしぎ」の見開き。
人間より、いるかのほうが頭がよいのですか。
という質問のページ。
奥の箱は、プラモデル「海底軍艦」。メーカーは「M1号」
2個入りで1200円だったようです。
ウィキペディア「プラモデル製造メーカー一覧」に以下のような記述があります。
M1号
ソフトビニール人形を主力商品とするメーカーだが、大滝製作所製の轟天号のキットを再販したことがあった。
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トークショーの前に飾られた、先のイルカのパネル
上田信さんによる、今日のトークショーのための描き下ろしだそうです。
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トークショーの様子です。
上田信さん、年齢を感じさせない若々しさでした。
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トークショーの中で紹介された、雑誌の見開きページ「コンピューター学校出現!!(1969年)」
正解できなかった子どもの頭を叩くロボットまで描かれています。
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トークの内容は、後ほど。


おまけです。
先の「なぜなに学習図鑑」について語っているサイトがありました。
・天気印
http://www.paw.hi-ho.ne.jp/kenji71/index.shtml
・GLOBE
 みんな未来予想に夢中だった 100年前に描かれた「百年後の日本」
https://globe.asahi.com/article/12786581

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2024年8月10日 (土)

見てきました「弥生美術館 高畠華宵展」

2024年8月4日(日)です。
こんな企画展示を見てきました。
Takabatake_202408
大正ロマン・昭和モダンのカリスマ絵師 高畠華宵が伝えてくれたこと
・会期:2024年7月6日(土)~9月22日(日)
・料金:一般1000円/大・高生 900円/中・小生500円
 竹久夢二美術館と併せてご覧いただけます

これまで、弥生美術館ではこんな展示を見ています。
・2022年9月11日(日) 「デビュー50周年記念 村上もとか展」
・2018年1月20日(土) 「昭和×東京下町セレナーデ 滝田ゆう展」
・2014年10月25日(土) 「鋼の超絶技巧画報 髙荷義之展」
村上もとかを除き、「懐かしの」と前置きが必要な方々です。

今回は更に遡る、大正末から昭和初期にかけて活躍した方、
「高畠華宵(たかばたけ かしょう)」です。

快晴・猛暑の日曜日です。
上野駅から歩いて20分ほど。
途中までは、上野公園内の木陰を選んで歩きましょう。
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日差しギラギラの弥生美術館に到着。
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一階の入り口です。
こちらの展示室は撮影可。
それでは遠慮なく。
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全体はこんな感じ。
自宅でくつろぐ高畠華宵の大きな写真。
昭和の初め頃の撮影のようです。
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美しい「モダンガール」
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何やら妖しい「凛々しい美少年」
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世に出るきっかけとなった、津村順天堂「中将湯」の広告画。
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「浅草オペラ」のダンサー(と呼んでよいのでしょうか)。
昨年のNHK朝ドラ「ブギウギ」の蒼井優が思い出されます。
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掛軸に仕立てられた、なかなかに色っぽい女性。
右の二人の武士は、日本三大仇討ちのひとつ「曽我兄弟」
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こちらは、冒険物語「南蛮小僧探奇譚 死中の活」
縛られて身動きできない主人公。
上には大きな岩が吊るされ、垂れたロープの先には火がつけられています。
うーん。
この「縛り」は、ちょっとヤバいでしょう・・・
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掲載誌が、古書の検索サイトに出ていました。
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=367495618
実業之日本社 日本少年 大正15年6月号(21巻6号)
在庫なし

ちなみに。
ウィキペディアより抜粋。
幾多の美女・美少女・美少年を描き続けたが、特定のモデルはいなかったとされている。
また本人にはまったく浮いた話がなく、生涯独身であった。
縁談を勧められたときも「私には絵の中の女たちがいますから」と切り返した話は有名である。

なるほどね。

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2024年8月 7日 (水)

久し振り(^^) ビッグマック

少し前に、テレビで懐かしいCMのリメイク版を見かけました。
・2024年7月20日(土) ビッグマックCM「I feel Coke」
I feel Coke
初めてじゃないのさ いつでも一緒なら
Ifeelcoke_01
あの頃は、まさにバブル絶頂期。
私なんぞは、特に良い思いをした覚えもありませんが。
それでも、未来に対して何の心配もしていませんでした。
ラージサイズのコカ・コーラをごくごく。大口開けてビッグマック。
良い時代でしたねぇ。

マクドナルドは、今でも行くことはありますが。
せいぜいコーヒーとサイドメニューでの休憩程度。
ジジイの私は、外食するなら「同じ値段ならウドンにしておこう」となってしまいます(^^;

でもねぇ。ちょっと食べてみたい。
というわけで。
お昼にマクドナルドです。
最近オープンした、広くてキレイなお店。
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メニューには、
「ザク切りポテト&ビーフ ブラックペッパークリームチーズ セット」
など、新しいのも並んでいます。

いやいや、ここは初志貫徹。
ビッグマックのセットです。
マックフライポテトMとコカコーラMが付いて750円。
スマイル0円のお姉さん。
「ポテトはプラス50円でLになりますけど」
いやいや、そんなには要りません。
忘れずに、無料のトマトケチャップをお願いしてと。

さて届きました。
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あれ?
ビッグマックって、こんなに小さかったっけ?
でもまぁ、これで充分です。
ピクルスとチーズの、シンプルで懐かしい味(^^)

これがきっと、生涯最後のビッグマック・・・

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2024年8月 5日 (月)

見てきました!!! 午前十時の映画祭14「シャイン」

久しぶりに「午前十時の映画祭」です。
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概要は、公式サイトより拝借。
デヴィッド(ジェフリー・ラッシュ)は、少年時代から厳格な父親(アーミン・ミューラー=スタール)の下、ピアノの英才教育を受けていた。
コンクールでの演奏が評価され、イギリスの王立音楽院に留学する話が持ち上がり、デヴィッドは父の反対を押し切って、家出同然でロンドンに渡った。
レッスンに打ち込むデヴィッドは、コンクールでラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」に挑戦し、見事に弾きこなしたが、その後、心を病んでしまう。


実在するオーストラリアのピアニスト「デヴィッド・ヘルフゴット(1947~)」の数奇な半生を描いた映画。
物語の多くは実話に基づくそうです。
ピアノを弾く手元と言いますか、演奏は本人だそうです。
私は音楽など分かりませんが、鬼気迫るというような、迫力だけは伝わってきました。


息子を手放そうとしない父親以外は、登場人物は善人ばかり。
心を病んだ後に限っても、こうです。
精神病院にピアノを弾きに来ていたボランティアの女性。
主人公が神童と呼ばれていた頃を知っていて、彼を引き取る。

雨の夜、閉店後のレストラン。
ドアを叩いて訳の分からないことを話す主人公に対し、穏やかに対応する女性従業員。
主人公のピアノ演奏に驚き、彼を雇うレストランの主人は、住む部屋まで提供する。
主人公の愛を受け入れ、結婚する女性。

このような、心の病の主人公に暖かく対応する人々を描く映画って、海外では結構あるようです。
最近見たものでは、これですね。
・2022年9月9日(金) 見てきました!!! 午前十時の映画祭12「レインマン」
他にも「ビューティフル・マインド」とか。

日本ではどうでしょう。
体の病気の「難病もの」は沢山ありますよね。
それに対し、心の病気を題材にした映画は、ごく少ないように思います。
思い当たるのは「博士の愛した数式」「ツレがうつになりまして。」くらいですが、親身になるのは身内です。
世間の人に厚遇される作品と言いますと、テレビドラマ「裸の大将放浪記」くらいしか思い当たりません。

まぁね。
私の「逆の偏見」かも知れませんが。

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2024年8月 4日 (日)

オリンピックの聖火

遅ればせながら。
一応書いておきます。
2024年7月24日~2024年8月12日まで開催される、パリ2024オリンピック。
連日、各競技の報道が続いています。

7月24日の開会式の「聖火」です。
巨大な気球が浮き上がり、その下に「炎の輪」が下がっています。
画像はNHKのサイトから拝借。
Olympic_1_202407
まるで熱気球のようですが、気球部分は最初から球体でした。
下の輪も、実際の炎のはずはありません。
ノズルから噴き出す霧に、ライトを当てているそうです。

うーん。
せっかくギリシャから繋いだリアルな「火」ですが、最後は単にスイッチ代わりというわけですか。

ネット上では、こんな記事がありました。
CNET Japan > ニュース > オフトピ
オリンピックの聖火台、気球の「炎」はどうなっているのか
https://japan.cnet.com/article/35222066/
 「聖火台の点火は、常に大会の目玉となる。なぜなら、それは大会の開始を告げるからだ」と、2024年パリ大会組織委員会のTony Estanguet会長は声明で述べた。
「空飛ぶ聖火台によって、大胆、創造、革新、そして時には狂気!という、パリ2024大会のDNAの中心にあるフランスの精神に敬意を表したい」

なるほど。
それではウチでも、お盆のろうそくは、こういうのにしましょう。
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ごく一般的な商品で「大胆、創造、革新」というほどではありませんが。



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2024年8月 3日 (土)

「虎に翼」に「総力戦研究所」

2024年8月2日(金)の第90話です。

主人公の寅子の同僚、岡田将生演じる裁判官の星航一
これまで、戦争で深い心の傷を負った登場人物に対し「ごめんなさい」と語りかけるシーンが複数回ありました。
今回、なぜそんな言い方をするのかが、明らかになりました。

彼は戦前に「総力戦研究所」のメンバーであったとのこと。
おぉ。
昭和15年に設立されたエリートの組織。
対米戦争の机上演習で「日本必敗」との結論に達したが、上部の方針は変わらなかった・・・

私は1980年代の終わり頃に、猪瀬直樹の本で知りました。
「昭和16年夏の敗戦 総力戦研究所"模擬内閣"の日米戦必敗の予測」
積み重ねた段ボール箱のどれかに入っているはずですが。

この番組では、先日の朝鮮人被告の裁判の際には「関東大震災朝鮮人虐殺事件」も取り上げていました。
なかなか攻めてきます。

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2024年8月 2日 (金)

見てきました!!! 映画「流麻溝十五号」

台湾の映画です。
https://ryumako15.com/

2024年7月26日(金)公開。
埼玉での上映館は、これだけです。
・MOVIX三郷 7月26日(金)~
・シネプレックス幸手 7月26日(金)~8月1日(木)
・川越スカラ座 8月11日(日)~
Ryumako15_1_202407
えぇー。
私の行きつけのシネプレックス幸手では、上映期間わずか1週間。
仕方ありません。
さっそく見てきました。

概要は公式サイトから拝借。
日本統治時代が終わり、1949年に中国での共産党との戦いに敗れた蒋介石とともに台湾にやってきた台湾国民政府による、恐怖政治下で戒厳令が敷かれていた時代「白色テロ」。
台湾南東岸に位置する面積約16平方キロの自然豊かな島・緑島。
第二次大戦後、この島には30年以上もの間、政治犯収容を目的とした教育施設と監獄が置かれていた。
思想改造及び再教育を目的とした「新生訓導処」は1951年から1970年まで設置され、収監された人々は名前でなく番号で管理されていた。

政治的には、複雑な「国」と言いますか「地域」ですからね。
ちょうど今パリで開催中です。
オリンピックでの呼称は「Chinese Taipei」。開会式のアルファベット順の行進では「T」
日本のテレビ中継では「台湾」と紹介します。

話を映画に戻します。
そもそもタイトルですが。
「流麻溝十五号」「りゅうまこう・じゅうごごう」と読むそうです。
先の「新生訓導処」の住所だそうです。

お話は、そこに収監された3人の女性を中心に描かれます。
様々な手段で「思想改造及び再教育」が行われるわけですが。

現地の光景で、いきなり政治犯たちが日本語で話しています。
なるほど。
彼らは、戦前の日本統治時代に日本語教育を受けているのですね。
大陸中国からやってきた奴らに分からないように話すと。
他にも台湾語で話したりしているようで、字幕はカッコ付きで表されていたようです。

初めのうちは「反共運動に各人の得意なことで自主的に参加せよ」とか、
反共愛国思想に同意する証しとして「男性は胸と腕に入れ墨を入れろ、女性は血で署名せよ」。
あくまで自主的にということで、拒否する者が続出。
それから、男性のグループが、きつい土木作業を放棄したり。
これらに対して、意外に穏やかな対応で、拍子抜けしました。

それが、、、徐々に厳しい対応になります。
家族からの手紙や写真を、本人の目の前で破くとか。
逆さ釣りの拷問とか。
そして最後は。
蒋介石の意向を忖度して、一定の人数が処刑されると。

このブログを読んで、この映画を見に行く人などいないでしょう。
思い切りネタバレしてしまいます。
公式サイトに表示される予告編動画の冒頭です。
Ryumako15_2_202407
これは、死刑直前の写真撮影の光景。
最後の抵抗として、笑顔で写される。

不快な残虐シーン続出かと、ひやひやしながら見ていました。
特に女性が主人公ということで、性的な拷問などは見たくないなと思いながら。
そのようなシーンはほとんど無いのが、良かったです。
おかげで、最後までしっかり映画に入り込んで見られました。

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