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2024年9月27日 (金)

県民活動センターの映画会「太陽がいっぱい」

2024年9月22日(日)です。
埼玉県の「けんかつ」こと「県民活動総合センター」の映画会に行ってきました。
この通り、巨大な吹き抜けのある広い施設です。
20240922_01

年季の入った看板が設置されています。
上映作品は「太陽がいっぱい」
あれ?
「或る夜の出来事」のはずですが。
20240922_02

会場は「多目的スタジオ」
16㎜フィルムによる上映。
並ぶ椅子は30脚ほど。
上映開始までに、ほぼ満席になりました。
20240922_03

上映作品について係の方に聞いてみました。
「8月に亡くなったアラン・ドロンの追悼として、急きょ切り替えました」とのこと。
上映予定だった「或る夜の出来事」については、まったく気にしていない様子。
やれやれ。
「太陽がいっぱい」は、若い頃に都内の名画座やテレビの洋画劇場で数回見ています。
決してつまらない映画ではありません。
せっかく来たのですから、見ておきましょう。


というわけで。

改めて見直しても、やはり良いですねぇ。
若いアラン・ドロン、イタリアの風景、ニーノ・ロータの音楽。
不鮮明な16㎜フィルム上映でも、しっかり感じられる美しさ。

そしてストーリーの面白さ。
主人公は、アラン・ドロン演じる貧しい青年。
大富豪のドラ息子に、パシリ扱いされる。
主人公は、二人だけのヨットの上でドラ息子を殺して、彼になりすます。
パスポートの写真を張り替え、サインを練習して。
預金を下ろしたり、ヨットを売却したり。タイプライターで偽装の手紙を書いたり。
ついには、ドラ息子の恋人まで手に入れる。
もちろん最後には、悪事は露見してしまいます。
リゾートのパラソルの下で喜びに浸る主人公に、破滅が迫る。
美しく印象的なラストシーン。

中盤は、ハラハラの連続です。
部屋を訪ねてきたドラ息子の友人に、事実がばれそうになります。
とっさに部屋にあった置き物で撲殺。
(置き物は、石の布袋様のようでした)
夜を待って、重い死体を一人で抱えて二階の部屋から運び出す。
階段を抱えて下りて、道に出て。
クルマに寄りかからせて、酔っ払いに見せかけたり。

一瞬、こんなことを思ってしまいました。
「頭を一撃して撲殺すれば、あたり一面に血が飛び散るなぁ・・・」
我ながら、野暮な奴でお恥ずかしい。
昔の日本のチャンバラ映画だって、何人切っても血は出ませんし。
刀身をぬぐいもせず、鞘にちゃりん。ですものね。

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