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2024年10月15日 (火)

埼玉県行田市「足袋とくらしの博物館」その3

埼玉県行田市の「足袋とくらしの博物館」を見てきました。

廃業した牧野本店という足袋屋さんの建物を、そのまま博物館として公開しているそうです。
入場料200円。

工場に貼られていた表です。
「46.7.1~47.6.30 休日表 牧野本店」とあります。
20240929_09
数えてみると、年間休日は77日
横の木札によりますと。
勤務時間は午前8時から午後5時30分。
休憩は午前午後各15分昼休み1時間。
つまり、一日の所定内労働時間は8時間
なるほど。
昭和47年はうるう年なので稼働日は、366-77=289日。
年間の所定内労働時間は、289×8=2312時間
1週間の所定内労働時間は、2312÷366×7=44.2時間
労働基準法による、当時の1週間の法定労働時間48時間
週休1日を前提として、8時間×6日という計算ですね。
土曜休みもあるので、クリアしています。

この頃の、世間の動きはどうでしょう。
ネットでちょっと検索してみました。
少し古いですが、2010年の厚生労働省の資料がありました。
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/04/dl/s0428-11g.pdf
労働者1人平均年間総実労働時間の推移(年度、確報)
事業所規模30人以上。
Rodojikan_202410
折れ線グラフを見ると、昭和45年(1970年)の所定内労働時間の平均は2042時間
繰り返しですが、こちら牧野本店は2312時間です。
うーん。
その差は270時間。約34日。
おそらく大手では、年末年始や夏の長期連休、毎週土曜は「半ドン」。
そういった差が出ているのでしょうか。

古い足袋工場。
生産工程なども面白いのですが、これくらいにしておきます。

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