見てきました!!! 映画「侍タイムスリッパー」その2
大変面白かった映画「侍タイムスリッパー」について。
単館上映でスタートし、今や全国で公開されテレビCMも流れている、評判の映画です。
話は後半に飛びます。
以下、物語の核心部分について盛大にネタバレします。
これから見ようと思っている方は、読まない方が良いと思います。
新左衛門は、大物俳優の風見恭一郎から、新作映画の相手役として指名される大抜擢。
なんと恭一郎は、彼が暗殺しようとしていた長州藩士。
一緒にタイムスリップしたものの、数十年早い時代に着地?したようです。
当時は時代劇全盛期。彼も新左衛門と同じような経緯で時代劇に出演して、人気俳優になったようです。
新作映画は、戊辰戦争のなかの会津戦争を描くもののようです。
脚本を読んで、新左衛門は会津藩の悲惨な運命を知ります。
そしてクライマックスシーンの撮影。
なんと二人は、真剣で立ち会います。
数十秒間、じっとにらみ合う緊迫の展開。
見ている私も「まさか本気で命のやり取りをする気なのか?」と、引き込まれてしまいます。
新左衛門は上段の構え。
剣を後ろに倒す実戦の構えではなく、殺陣師の指導した通り剣をまっすぐ上に構えています。
なるほど。
実戦ではなく「あくまで殺陣としての立ち合い」なのですね。
その点に少し安心しながら、激しい切り合いに見入っていると・・・
ほとばしる血しぶき!
シーンは映画館に切り替わり、映画のラストシーンだと分かります。
再度シーンは撮影現場に戻り「はーいそれでは、血のりのシーン行きまーす」。
いやー面白い。
やってくれますねぇ。
そしてラストの小ネタです。
誰かが、時代劇撮影所に現れるシーンで終わり。
おぉ、なるほど。
新左衛門と一緒に長州藩士を襲撃した、あまり強くない同僚ですね。
映画冒頭で、柄頭で腹部を突かれ、あっさり失神してそれっきり。
すっかり忘れていた彼が、ここで姿を見せますか。
そういえば。
新左衛門と語り合うシーンで、恭一郎が「あの丸顔はどうなったかな」なんて言っていましたっけ。
うーん。
様々な伏線がうまく効いていて、本当に面白い。
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