見てきました!!! 映画「侍タイムスリッパー」その3
大変面白かった映画「侍タイムスリッパー」について。
単館上映でスタートし、今や全国で公開されテレビCMも流れている、評判の映画です。
気づいたことを少し。
まずは時代設定について。
現代の登場人物が使う携帯電話は二つ折りのタイプ。
撮影所のテレビの横には、伊丹十三の映画のVHSビデオが並んでいました。
今よりも10年以上前という感じです。
あっそうか。
現在を舞台にすると、もう時代劇は本当に絶滅危惧です。
全盛期の勢いは失われても、まだ「水戸黄門」などが放送されていた時代を舞台にしたのですね。
ネットで確認。
ウィキペディアによると、設定は2007年だそうです。
次に、揚げ足取りをひとつ。
主人公の会津藩士、高坂新左衛門。
タイムスリップしてしまった、現代の町なかをうろうろ。
黒船来航から140年という博物館のポスターを見て、事実を知ります。
はて?
文章は、左から右に読む横書きでした。
まぁこれは、何となくわかるでしょう。
ですが「140年」という表記はどうでしょう。
アラビア数字が日本に伝来したのが、いつ頃かは知りません。
仮に日本に伝わっていたとしても、幕末の田舎侍が知っていたとは思えません。
私の気付かなかった、何かの設定があるのかも知れませんが。
いずれにしても「博物館のポスターで時代を知る」という設定自体は、うまいものだと思います。
主人公も観客にも事情が一目でわかり、費用も最小限で済みます。
未来に行った主人公に「140年後」をどう気付かせるか?
私もいろいろ考えてみましたが、このポスター以上のアイデアは思いつきません。
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