埼玉県行田市「足袋とくらしの博物館」その2
埼玉県行田市の「足袋とくらしの博物館」を見てきました。
廃業した牧野本店という足袋屋さんの建物を、そのまま博物館として公開しているそうです。
入場料200円。
二階に上がると、様々な足袋関係の資料。
資料と言いますか、、、
工場が現役で稼働していた頃のポスターがありました。
右の二枚の和装美人は「10月8日は足袋の日 日本足袋工業会」。
二枚とも年度表記がないのが惜しいところ。
コピーが良いですねぇ。
いかにも昭和40年代という感じが良いので、全文転記します。
左側
ちょっと可愛いでしょ、家の娘です。
嫁に行ってほしいけれど家にいてもいい。
まだまだ子供だから。
こんなに可愛い娘はほかにはいない
そう思っているよ。
それでも嫁にいくなら
真っ白な足袋を持たせてあげよう。
新しいおまえたちの一歩のために。
右側
ふたりだけのヒミツなの
お年頃の毎日は忙しい。
あの人、この人、彼、彼女
お友達から…いろいろと。
頬が赤らむ恋もして、
ひとつひとつ大人になるの。
ヒミツがあってもあたりまえ。
ヒミツをちょっと袖にかくしましょ。
嫌なことは蹴飛ばして、
おっと、足袋が汚れちゃう!
左側の二枚は安全衛生のポスター。
「全国安全週間」1985年7月1日~7日
「全国労働衛生週間」1981年10月1日~7日 準備期間9月1日~30日
中間の箱は「榴弾消火器」。
上にGRENADEと書いてあります(^^;
ずらりと並んだ足袋の商標ラベル。
縁起の良いものとか雅な感じとか、なかなか面白いです。
「日の本櫻」とか常緑の「松緑」とか「桃山」とか。
「山吹足袋」は「実のひとつだになきぞ悲しき」ですね。
「三つ面足袋」は「おかめ、ひょっとこ、天狗」ですが。
「三つ花」は何でしょう?「くちなし、白菊、桜」でしょうか。
一番上の花で悩みました。
先が割れた五枚の花びらで白い花が、思いつきません。
ピンクの印刷が飛んだのかも知れません。
各社の「出張御案内」の用紙。
地方の得意先を回る際に、郵送で事前連絡する書式なのでしょう。
右側二点には、大正と昭和の文字が見えます。
いかにも当時な硬い文章です。
左の二点は比較的最近のものでしょうか。
予定日と担当者名を大きく記載する、シンプルな書式になっています。
外に出て、ぐるっと回り込んでみました。
道路に面した「店蔵」と工場の外観です。
他にも面白いものがいろいろありましたが、これ位にしておきます。
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