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2024年10月14日 (月)

埼玉県行田市「足袋とくらしの博物館」その2

埼玉県行田市の「足袋とくらしの博物館」を見てきました。
廃業した牧野本店という足袋屋さんの建物を、そのまま博物館として公開しているそうです。
入場料200円。

二階に上がると、様々な足袋関係の資料。
20240929_13
資料と言いますか、、、
工場が現役で稼働していた頃のポスターがありました。
20240929_14
右の二枚の和装美人は「10月8日は足袋の日 日本足袋工業会」
二枚とも年度表記がないのが惜しいところ。
コピーが良いですねぇ。
いかにも昭和40年代という感じが良いので、全文転記します。
左側
ちょっと可愛いでしょ、家の娘です。
嫁に行ってほしいけれど家にいてもいい。
まだまだ子供だから。
こんなに可愛い娘はほかにはいない
そう思っているよ。
それでも嫁にいくなら
真っ白な足袋を持たせてあげよう。
新しいおまえたちの一歩のために。
右側
ふたりだけのヒミツなの
お年頃の毎日は忙しい。

あの人、この人、彼、彼女
お友達から…いろいろと。
頬が赤らむ恋もして、
ひとつひとつ大人になるの。
 ヒミツがあってもあたりまえ。
 ヒミツをちょっと袖にかくしましょ。
 嫌なことは蹴飛ばして、
 おっと、足袋が汚れちゃう!
左側の二枚は安全衛生のポスター。
「全国安全週間」1985年7月1日~7日
「全国労働衛生週間」1981年10月1日~7日 準備期間9月1日~30日
中間の箱は「榴弾消火器」
上にGRENADEと書いてあります(^^;

ずらりと並んだ足袋の商標ラベル。
縁起の良いものとか雅な感じとか、なかなか面白いです。
20240929_15

「日の本櫻」とか常緑の「松緑」とか「桃山」とか。
「山吹足袋」「実のひとつだになきぞ悲しき」ですね。
「三つ面足袋」「おかめ、ひょっとこ、天狗」ですが。
「三つ花」は何でしょう?「くちなし、白菊、桜」でしょうか。
一番上の花で悩みました。
先が割れた五枚の花びらで白い花が、思いつきません。
ピンクの印刷が飛んだのかも知れません。
20240929_16

各社の「出張御案内」の用紙。
地方の得意先を回る際に、郵送で事前連絡する書式なのでしょう。
右側二点には、大正と昭和の文字が見えます。
いかにも当時な硬い文章です。
左の二点は比較的最近のものでしょうか。
予定日と担当者名を大きく記載する、シンプルな書式になっています。
20240929_17

外に出て、ぐるっと回り込んでみました。
道路に面した「店蔵」と工場の外観です。
20240929_18

他にも面白いものがいろいろありましたが、これ位にしておきます。

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