行ってきました 埼玉県北本市「林家つる子講演会」その2
誘ってもらって、こんな講演会に行ってきました。
東和銀行北本支店新生会 新春講演会
講師:林家つる子氏
日時:2月10日(月) 午後6時30分~午後8時00分 (受付開始 午後6時00分)
場所:北本市文化センター
演題:「落語界における女性噺家の挑戦」
費用:無料 ※要整理券
落語協会としては初の、女性の抜擢真打。
「子別れ」「芝浜」などの古典落語を女性目線で描き直すという、新しい試みに挑戦している方。
これは楽しみです。
前半の講演が、午後7時15分に終わりました。
後半は落語です。
一旦下がって、出囃子とともに再登場。
演目は「紺屋高尾(こうやたかお)」。
定番の人情噺です。ざっとのあらすじ。
しがない藍染職人の久蔵が、吉原の高尾大夫を見て恋に落ちる。
3年がかりで15両を貯めて吉原へ行き、高尾に会う・・・
何しろ無料のローカルな講演会です。
普段落語を聞かないお客さんも多そうです。
まずは、基本的なことをさりげなく説明。
・落語につきもの、手拭いから藍染の説明に入る。
・藍染店を「紺屋」と書いて、関東では「こうや」と読む。
・独特の「花魁言葉」は出身地を隠すためと説明し、ご自分の出身地の群馬言葉で笑わせる。
随所に上手なアレンジが入ります。
・3年間の長さについては、コロナ禍に例えます。
無観客で高座に上がった苦しい期間。
「長いようでもあるが、あっという間でもある」と。
・久蔵が吉原に行く際、近所の医者に付き添いを頼みます。
藍染職人であることを隠すため、上等の着物を借りて「北本の東和銀行のお大尽」と観客をくすぐる。
青く染まった手は袖で隠し、何を聞かれても「アイアイ」で済ませる。
さて。
クライマックスです。
夜が明けて「次はいつ来てくんなまし?」と高尾が問いかける。
久蔵は、青く染まった手を見せ身分を偽っていたことを謝り、次に来られるのは3年後と語る。
その言葉に心打たれた高尾。
花魁言葉がいつの間にか普通の話し方になり「年季が明けたら女房にして」と語る。
約束の印に、高尾は髪に挿しているかんざしを久蔵に渡す。
なんと。
実際に髪に挿しているかんざしを抜き取って、演じます。
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