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2025年2月13日 (木)

見てきました 映画「アンダーニンジャ」その2

友人から誘われて、見に行くことになりました。
一般のCMが全く無くなったフジテレビで、何度も予告を見ましたっけ。
映画「アンダーニンジャ」
Under_1_202502
封切日:2025年1月24日(金)
脚本・監督:福田雄一
アクション監督:田渕景也
主なキャスト
雲隠九郎:山﨑賢人
野口彩花:浜辺美波
加藤:間宮祥太朗
鈴木:白石麻衣
山田美月:山本千尋
川戸愛:木南晴夏

脚本・監督は福田雄一
あの「新解釈・三國志」の監督です。
興行収入40億円ながら、映画.comでの評価は2.0
・2021年1月5日(火) 見てきました 映画「新解釈・三國志」

今度の映画も、きっとかなりアレだろうと思いながら、見てきたのですが。
やっぱりねぇ。
どこがどうアレだったのか。


ギャグシーンについて。
・ムロツヨシと山﨑賢人が、ボロアパートの押し入れのフスマを何度も開け閉め。
・浜辺美波は、山﨑賢人に「顔にハナクソ付いてるぞ」と言われて大騒ぎ、同じシーンが三回登場。
・山本千尋は、高校の教室で、指を深く突っ込んで鼻をほじる。
これらのシーンの、一体どこが面白いのか。
私には、さっぱり分かりません。
原作では、主人公の住むボロアパートの住人達の、ちょっとダークで緩い暮らしが描かれています。
とぼけた味があって、それなりに面白いシーンでした。
映画では、それを単なる「ふざけ合い」や「変顔」に貶めている、という感じでした。

ストーリーについて。
・主人公は「講談高校」に生徒として潜入。
・高校では、敵対組織が大虐殺を繰り広げる。
・高校の用務員さんのような男性が「NIN」のメンバーに協力。
これらの展開は、何が目的なのか、さっぱり分かりません。
・高校の地下には巨大な空間。
かつては何かに使われていたようですが、今はただのがらんとした空間。

・敵組織「UN」は「NIN」の、レーザー砲を搭載した人工衛星を狙ってくる。
ここに侵入されると、組織の20万人の情報が盗まれるらしい。
レーザー砲のほかに、データサーバーも搭載しているのでしょうか。

・最後は、人工衛星のレーザー砲で「講談高校」は壊滅。
ほとんどの生徒や先生は一般人だろうと思いますが、大虐殺と大爆破で全員死亡のようです。
繰り返しになりますが、なぜそこまでするのか、目的が分かりません。

ついでに書いておきます。
この「講談高校」 という校名は、古典芸能の名前そのもの。
例えば「落語高校」「歌舞伎高校」のようなもので、あまり良い感じはしません。
原作の掲載誌「ヤングマガジン」の出版元「講談社」から採ったのでしょうが。
そもそも、この出版社のルーツの芸能ですよ。
原作者やヤンマガの編集者は、これらの面に配慮する気はなかったのでしょうね。


その他気づいた点。

・敵組織の忍者が人工衛星に侵入する。
敵組織の宇宙服は、地上での戦闘服と同じに見えました。
「敵の戦闘服は宇宙服をベースに開発されたもの」という意味のようです。
おいおい。
地上での忍者活動=隠密行動や白兵戦に求められる機能と、宇宙空間でのそれは、全く別物でしょう。
共通する機能は、せいぜい「生地の防刃性・気密性」くらいでしょうか。
どうして、こんな子供だましのような設定になるのか。

・主人公と敵の最後の戦い。

しばらく素手でやり合った後、敵の手元に「ジェット推進の忍者刀」がビューンと飛んできます。
その後に、主人公の手元には「ドローン式の忍者刀」がブーンと飛んでくる。
いやいやー。
違うでしょう。
当然ジェット推進の方が強そうなわけで。
見せ場としては、こうでなきゃ。
主人公の元に、思いがけない武器が飛んできて、優位に立ったと思ったら、、、
敵の元には、更に強力な武器が届いて反撃される。

良かったところ。
ひとつ思い出しました。
忍者が使う刀は、無反、やや短め、鍔は大き目の四角。
良く知られる「忍者刀」そのままでした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/忍刀
とは言っても。
その特徴を活かすような見せ場は、全くありませんでしたが。


というわけで。
派手なアクションシーンは、それなりに見ごたえがありました。
ですが、そもそも闘争の目的が良く分からないので、ぜんぜん感情移入出来ません。

私は、原作は3巻までしか読んでいません。
もっと読み進めていれば、理解が深まり面白く見られたのでしょうか?
この映画はあくまで「第一部」で、謎は続編で明かされる、ということでしょうか?

仮に「続編」があったとしても。
同じ監督ならば、誘われても断ろうと思います。
まぁ、そんな心配は無用でしょう。
友人だって、もう見ようとは思わないでしょうから。

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コメント

ごぶさたしています。
タイトルの!の数が、缶コーヒーさんの評価だったんですね?

投稿: ヒロ | 2025年2月14日 (金) 21時58分

ヒロさん、コメントありがとうございます(^^)
レス遅れまして失礼しました。
!の数、その通りです(^^;
とは言え、偉そうにランクを付けることもないので、
良かった=3個、そうではなかった=ゼロ
この二通りになってしまうのですが・・・

投稿: 缶コーヒー | 2025年2月16日 (日) 06時41分

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