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2025年4月24日 (木)

見てきました!!! 映画「HERE 時を越えて」

『フォレスト・ガンプ/一期一会』のスタッフ&キャストで贈る
ある地点に暮らす幾世代もの家族の愛と喪失、記憶と希望の物語。
Here_202404
公式サイトの解説から数行頂きます。
アメリカのとある場所を舞台に、古代の先住民から現代まで、この場所で暮らした幾世代もの人々を、カメラの位置がまったく変わらない=定点カメラで描くという壮大なスケールの意欲作だ。


見たこともないような映画でした。
定点カメラで描く様々な光景。
恐竜がうろうろしていたり。
原始的な先住民の男性が、女性に動物の牙の首飾りを渡したり。
年老いたその女性の、葬儀があったり。
少し先にある家から、ベンジャミン・フランクリンが馬車で通りかかったり。

やがて、舞台となる家の工事が始ります。
深く掘り下げてレンガで地下室を作り、ツーバイフォーらしき壁枠を立ち上げて。
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そして、その家の一室での様々な出来事。
独立戦争勝利のニュースが伝えられたり。
黒人の父親が息子に警察官への対応を教えたり。
おかしな発明家夫婦が住んでいたり。
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メインは、現代に続くトム・ハンクス一家三世代の物語。
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若い二人が抱き合ってフレームアウトしたり。
妊娠中の姿、乳幼児、いたずら盛りの子ども。
クリスマス、新年、感謝祭。
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結婚式や葬式。
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さくっと時系列にまとめると、こうなりますが。
映画の中では、先のようなシーンがバラバラに挿入されます。
ちょっと分かりにくいですが、それがまた面白い。
室内の、テレビや電話や調度品などの変化も面白い。
アメリカ人なら、より深く細かい描写も心に刺さるのでしょう。

生老病死。
ストーリー自体は、特に大きな起伏もありません。
エンディングも想定内です。
それでも、じーんと心に沁みてきます。

日本の家屋は、このように長く使われることは普通はありませんね。
また、今の日本では、結婚式や葬式を自宅で行う習慣も廃れてしまいました。
ですが、60代の私が子どもの頃は、普通に行われていましたっけ。
そんなことを思い出しながら、この映画の世界にどっぷりと浸ってしまいました。


ちなみに。
平日の昼間、埼玉県のローカル映画館。
観客は、私を含め4人でした。

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