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2026年4月 5日 (日)

ミニシアター「深谷シネマ」で映画「旅と日々」その2

2026年3月28日(土)の続きです。
深谷シネマで「旅と日々」という映画を見てきました。
Tabito_202603
・https://ja.wikipedia.org/wiki/旅と日々
公開:2025年11月7日
監督・脚本:三宅唱
出演:シム・ウンギョン、河合優実、佐野史郎、堤真一
原作:つげ義春「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」
基本料金
一般・シニア:1,300円
障がい者:1,000円(付添いお一人様まで有効)
高校生:800円
小・中学生:700円
幼児(3歳以上):500円


原作の、つげ義春。
若い頃から好きな漫画家です。
先月、展示会を見てきたばかりです。
・2014年10月10日(金) つげ義春とぼく
・2016年4月30日(土) 泊まってきました「西伊豆松崎町 長八の宿」
・2016年9月22日(木) つげ義春「ほんやら洞のべんさん」
・2026年3月6日(金) 調布シネフェスその5 展示「水木しげる・つげ義春 他」

そして、2026年3月3日に亡くなったことが発表されたのが、なんと3月27日。
さあ映画を見に行こうという朝に、このニュースを目にしました・・・


さて映画です。

まずは「海辺の叙景」のストーリーに沿った映像が流れます。
夏の寂しい海辺で知り合った男女の交流。
原作では、雨の中で男性が泳ぐのを、傘を差した女性が見守る。
この映画では、河合優実さんが水着で泳ぐサービスショット。

実はこれは「劇中劇」で、大学での上映会のようです。
上映後にコメントを求められた女性脚本家は「自分には才能がないと思いました」。
韓国人ですが日本在住、ということのようです。
え?
なかなか良いと思って見ていましたが、これで納得の行かない出来なのですか?

ここで、恩師の葬儀のエピソード。
彼女は、形見にコレクションのクラシックカメラを貰います。
うまい場面転換だと思いました。

何やら悩みを抱える彼女は、形見のカメラを持って雪国に一人旅に出る。
なるほど。
夏と冬の対比になっているのですね。

どこのホテルでも断られ「あそこだったら」と紹介される、寂れた宿へ。
というわけで「ほんやら洞のべんさん」の世界に入ります。
20141010_4
妻子と別れた宿の主人と、夜中に養殖の錦鯉を盗みに行って。
先のクラシックカメラが原因で足が付き・・・
ここは原作とは異なる展開です。

夫婦が別れたきっかけは、奥さんの信心。
錦鯉を盗みに行った家は、奥さんの実家。
原作通り「南無妙法蓮華経」が出てきます。
えぇ?
「ほんやら洞のべんさん」は1968年作品。
当時ならともかく、今どき実在の宗教を持ち出して大丈夫か?と思ったのですが。
まぁ原作ほどに文句は言っていませんでしたし、これで良いのでしょう。

もう一つ。
盗み出す養殖の錦鯉は、かなり高価なもの。
これはもう明らかな窃盗です、今どき大丈夫か?と思ったのですが。
ちゃんと警察沙汰になりました。

なるほど。
それなりにアレンジしたのですね。

「べんさん」堤真一が演じていました。
素朴でユーモラスながら屈託を抱えた人物を、良い感じに見せてくれました。

それから、主人公の女性脚本家の名前は、李さん
これも、つげ義春作品「李さん一家」から採っているのですね。

穏やかで、ほんのり不条理、ほんのりユーモラス。
つげ義春の世界がうまく描かれていて、良かったです。

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