イラスト改変?「星の王子さま」
先日、映画「箱の中の羊」を見てきました。
その後、映画のタイトルにちなむ「星の王子さま」を図書館で借りて読み返しました。
星の王子さま
サン=テグジュペリ 作
岩波書店
内藤 濯 (ないとう あろう) 訳
1962年11月27日 第一刷 発行
2000年11月15日 新版第一刷 発行
青空文庫にタイトルの違う別訳があるのを発見しました。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001265/files/46817_24670.html
あのときの王子くん
LE PETIT PRINCE
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
Antoine de Saint-Exupery
大久保ゆう訳
こちらも、さくっと目を通してみたのですが。
あれ?
一枚目の羊の絵だけ、左右が逆でした。
岩波文庫版の該当ページでは「左向き」ですが。
青空文庫版では「右向き」です。
この映画のテレビ特番がありました。
・5月30日(土)14:30~フジテレビ『箱の中の羊』の中をのぞいてみる
録画だけして見ていなかったのですが、こちらもチェック。
この本を、親子で読むシーンがありました。
どこの出版社か分かりませんが、横書きです。
あぁ。
こちらも「右向き」ですねぇ。
青空文庫版の「あとがき」によりますと、これらの挿絵は、、、
1943年にレイナル&ヒッチコック社から刊行されたフランス語版の初版第一刷を底本としています。
挿絵もそこからスキャンし、色彩の補正をかけたあと、すべて同じ倍率で縮小してあります。
だそうです。
さすがに、フランス語版の初版第一刷なんて見られませんが。
多数決で岩波書店版のイラストが反転なのかと思います。
ではなぜ、そんなことをしたのでしょう?
私の想像ですが。
印刷物のレイアウトについて。
「写真や絵は、ページの内側に視線が行くように配置する」が基本だと聞いたことがあります。
岩波書店版は、これに沿った改変なのかと思います。
何しろ1962年の出版ですからね。
当時は、オリジナルを尊重するような意識も低かったのかも知れません。
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