見てきました「片倉シルク記念館」
2026年8月2日(日)です。
埼玉県熊谷市の「片倉シルク記念館」を見てきました。
所用で熊谷に来たついでに、10年振りに立ち寄ってみます。
・2015年12月23日(水) 見てきました「片倉シルク記念館」
商業施設「熊谷イオン」の敷地内、駐車場に挟まれた場所です。
製糸工場の工程が詳しく紹介されており、資料も配布されています。
例えばこれは「索緒・繰糸(さくちょ・そうし)」工程。
稲のミゴで作られたミゴボウキで繭の表面をこすり、糸口を引き出す。
のだそうです。
「ミゴ」は「わらの中心の硬い軸部分」のことのようです。
世界遺産の「富岡製糸場」も、元々この会社の所有です。
そちらにも同じ機械が並んでいますが、特に説明はありません。
まぁ、建物自体がメインですからね。
・2012年11月25日(日) クルマで群馬観光
「副蚕(ふくさん)」の説明パネル。
「さなぎは、魚などのエサとして利用」とあります。
工場の説明だけでなく、女子寮や企業内学校の展示もありました。
中卒の女性が多く働いていたのですね。
当時の女子寮はプール付き。
習い事などの福利厚生も充実していたようです。
企業内学校の展示もたくさん。
こちらは、大戦後から昭和の終わり頃の「片倉自転車株式会社」の「シルク号」です。
競技用車は「ヘルシンキ・メルボルン・東京・メキシコとオリンピックに連続出場」とのこと。
別棟の「蜂の巣倉庫」です。
細かく区切られた縦型の区画に繭を投入し、下から取り出す構造です。
おまけです。
受付に掲げられた、昭和17年の「社訓」です。
一 つねに日本臣民たるの信念をもってひたすら産業報國に邁進すへし
一 蚕絲業の使命を自覚し職域奉公の誠をつくすへし
一 互いに敬愛の心をもつて相交はり和衷協力すへし
一 心身の錬成につとめ進んて勇敢に苦難を突破すへし
一 おのおの信義を重んし感謝の念をもつて社運の發展を期すへし
昭和十七年四月一日
片倉製絲紡績株式会社
取締役社長 片倉兼太郎(花押)
「絲」は「糸」の旧字体ですね。
おまけその2です。
「さなぎは、魚などのエサとして利用」とありました。
はいはい、じじいの私はおぼえています。
昭和の頃には、現在の「さいたま新都心」あたりに片倉の工場がありまして。
隣に釣りえさの「マルキユー株式会社」の工場もあったのでした。
国電の京浜東北線が大宮駅を出ると、ぷーんと香ばしい香りがしたものでした。
まだ冷房が付いていない、昭和40~50年代の話です。
https://www.marukyu.com/company-enkaku/
おまけその3です。
自転車の「シルク号」のブランドは、今でも受け継がれています。
片倉シルクのラグレスフレーム、私も高校生の頃あこがれたものでした・・・
https://www.silkcycle.com/
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