ダイハツ コペン エクスプレイS 感想です
さて、二日間を共に過ごした「ダイハツ コペン エクスプレイS」の感想です。
まずは基本的な事項を確認。
現在の2代目コペンは2014年登場。
ボディデザインは「ローブ」「セロ」「エクスプレイ」と3タイプ。
それぞれ「スタンダードグレード」と「S」があります。
更に2019年には「GRスポーツ」が追加されています。
このうち、今回のエクスプレイは2024年10月下旬で生産終了と発表されています。
初代と二代目の現行機種の車体寸法の違いを、ネットで確認。いずれも㎜。
・初代:全高 1,245、室内長x幅x高 890x1,250x1,040
・現行:全高 1,280、室内長x幅x高 910x1,250x1,040
二代目になって、車高がプラス35㎜、室内長がプラス20㎜。
さて今回の「エクスプレイ」 です。
まずは「見た目」について。
シリーズ中、最も個性的なスタイル。
その上、専用色の「オフビートカーキメタリック」。
オフロードっぽく、車高を上げてフォグランプでも付けたら格好良さそう。
ここ数年で、似たような感じのカラーリングのクルマをよく見かけるようになりました。
どこがルーツか知りませんが、アースカラーとでも呼ぶのでしょうか。
最近のフリードやシエンタなどでも、純正でこんな感じの色が人気のようです。
見た目の好みは人それぞれ、ではありますが。
私は、これから人気が上がりそうに思います。
それなのに生産終了とは、もったいない話ですねぇ。
次に、助手席のインプレッションです。
現行型は、初代より肩回りの余裕が増していて、それほど狭さを感じません。
そして今回の「エクスプレイS」は、以前乗せて貰ったノーマルの「ローブ」より頭上の余裕が増しているように感じました。
室内高は同じでも「S」仕様のレカロシートが低めなのかも知れません。
シートのホールド感や座り心地も上々です。
シートが低すぎたりサイドが高すぎることもなく、乗降性も悪くありません。
ショックはビルシュタイン。
やはりやや固い印象はありますが、特に不快なほどではありません。
峠道でもロールも少なく良い感じです。
大きな段差などには気を使う必要はありますが、普通に乗りこなせそうです。
車体全体としても、ガタピシ音もなく好印象。
まぁ、走行200㎞以下の新車のようなものですからね。
快適装備と言っては大げさですが。
センターコンソール後方には、ボトルホルダーが二つ。
少し体をひねる必要がありますが、ちゃんと使えました。
ウチにあったNBロードスターも、同じような位置に付いていました。
ですが、シフト時に肘が当たり実用にはなりませんでした。
それに比べると、良く出来ていると思います。
運転もさせて貰いました。
あまり回さないで軽く流しただけですので、どうという感想もありませんが。
サイドのガラスを開けていると、停止状態から加速時には、なかなか良い音を聞かせてくれます。
低速からトルクがしっかりあって、良い感じで回転が上がり爽快です。
パドルシフトも使い易いですね。
ちょっとした屈曲路でも、ブンブンと二段くらい下げてエンジンブレーキからの加速が快感です。
見かけることが少ないエクスプレイ。
その上、これから人気が上がりそうな専用色。
更に「S」は、モモ、レカロ、ビルシュタインの豪華三点セット。
新幹線で取りに行く価値は、充分あると思いました。