映画など

2025年6月14日 (土)

見てきました!!! 午前十時の映画祭15「風と共に去りぬ」

先日見た1941年の「我が町は緑なりき」に続いて、
ほぼ同時期の超大作、1939年の「風と共に去りぬ」です。
Gonewith_202506
原題:GONE WITH THE WIND
製作国:アメリカ
ジャンル:ロマンス
製作年:1939年
カラー:カラー
スクリーンサイズ:スタンダード
上映時間:233分
監督:ヴィクター・フレミング
出演者:ヴィヴィアン・リー
クラーク・ゲイブル
レスリー・ハワード
受賞歴:アカデミー賞 作品賞・監督賞・主演女優賞・助演女優賞・撮影賞(カラー) 他

解説
南北戦争直前のジョージア州アトランタを舞台に、上流階級の娘、スカーレット・オハラがたどる波乱万丈の人生を壮大なスケールで描いたスペクタクル・ロマン。
ヴィヴィアン・リー演じる美しく情熱的なヒロインは、今も時代を超えて魅力的。
アカデミー作品賞ほか全10部門に輝いたアメリカ映画史に名だたるテクニカラー超大作。

上映時間233分という長さ。
劇場入口には、こんな表示が出ていました。
20250605
・本編前半 約1時間44分
・休憩 INTERMISSION表示約4分、間奏曲約2分
・本編後半 約2時間3分


最初に見たのは、日本テレビの「水曜ロードショー」だったと思います。
ウィキペディアで確認すると、1975年10月8日と10月15日。
家族で楽しみにして見たのが思い出されます。
その後、名画座か何かで見た記憶もありますが、もう数十年前。

今回、久しぶりに見ましたが、やはり良いですねぇ。

南部の上流階級の豊かな生活。
一転して、悲惨な南北戦争の負け戦。
戦後の混乱期。
やっと掴んだ平穏な生活に訪れる悲劇。

当たり前のことを書くようですが。
主人公を基準に、時系列通りに話が進みます。

最近の大作映画では、良くありますよね。
入り組んだ人間関係とか、複数の人物を並行して描くとか、
時制が前後するとか、一瞬見逃すと分からない伏線とか、
そういった複雑な構成は、一切ありません。
シンプルなストーリーを、豪華な映像でしっかり見せてくれます。
おかげで、映画への没入感ひとしお。
約4時間という長い上映時間、じっくりたっぷり楽しんで来ました。

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2025年6月10日 (火)

県民活動センターの映画会「我が谷は緑なりき」

2025年5月25日(日)です。
埼玉県の「けんかつ」こと「県民活動総合センター」の映画上映会に行ってきました。
この通り、巨大な吹き抜けのある広い施設です。
20250525

2025年度上期の予定は、この通り。
入場無料。
元々は、16ミリフィルム上映の同好会の主催だそうです。
今となっては、ほとんどがDVD。
Kenkatu_202505
観客は30名ほど、用意した席はほとんど埋まっていました。
客層は、言うまでもありませんね。


映画の内容について。
ウィキペディアから、数行コピペします。
1941年のアメリカ映画。
ジョン・フォード監督作品。
19世紀末のイギリス・ウェールズ地方のある炭坑町を舞台に、男たちが皆働いているモーガン一家の人々を主人公にした人間ドラマである。
この作品でジョン・フォード監督が描こうとしているのは善意と誠実さを貫いて生きる人間の姿と魂である。
画像もウィキペディアから拝借。
How_green_was_my_valley_202506


さて感想、というほどでもないですが。
うーん。
何度見ても良いですねぇ。
いかにも古典的な、ハリウッド映画。
学はないが厳しく頼もしい父親と、優しい母親。
子だくさんで和やかな、炭鉱夫一家の物語。

炭鉱の不況、娘の叶わぬ恋、学校でのいじめ、落盤事故などなど。

舞台を昭和の日本に置き換えても、そもまま成立しそうです。
展開は分かっていても、引き込まれてしまう。
これこそクラシックな名作というものでしょう。

主人公は、10歳くらいの末っ子。
大人になった彼が、当時を振り返る形式で話が進みます。
いささか気弱ながら成績優秀だった彼は、その後どんな人生を歩んだのでしょうか。

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2025年4月24日 (木)

見てきました!!! 映画「HERE 時を越えて」

『フォレスト・ガンプ/一期一会』のスタッフ&キャストで贈る
ある地点に暮らす幾世代もの家族の愛と喪失、記憶と希望の物語。
Here_202404
公式サイトの解説から数行頂きます。
アメリカのとある場所を舞台に、古代の先住民から現代まで、この場所で暮らした幾世代もの人々を、カメラの位置がまったく変わらない=定点カメラで描くという壮大なスケールの意欲作だ。


見たこともないような映画でした。
定点カメラで描く様々な光景。
恐竜がうろうろしていたり。
原始的な先住民の男性が、女性に動物の牙の首飾りを渡したり。
年老いたその女性の、葬儀があったり。
少し先にある家から、ベンジャミン・フランクリンが馬車で通りかかったり。

やがて、舞台となる家の工事が始ります。
深く掘り下げてレンガで地下室を作り、ツーバイフォーらしき壁枠を立ち上げて。
Here_1

そして、その家の一室での様々な出来事。
独立戦争勝利のニュースが伝えられたり。
黒人の父親が息子に警察官への対応を教えたり。
おかしな発明家夫婦が住んでいたり。
Here_2

メインは、現代に続くトム・ハンクス一家三世代の物語。
Here_3

若い二人が抱き合ってフレームアウトしたり。
妊娠中の姿、乳幼児、いたずら盛りの子ども。
クリスマス、新年、感謝祭。
Here_4

結婚式や葬式。
Here_5


さくっと時系列にまとめると、こうなりますが。
映画の中では、先のようなシーンがバラバラに挿入されます。
ちょっと分かりにくいですが、それがまた面白い。
室内の、テレビや電話や調度品などの変化も面白い。
アメリカ人なら、より深く細かい描写も心に刺さるのでしょう。

生老病死。
ストーリー自体は、特に大きな起伏もありません。
エンディングも想定内です。
それでも、じーんと心に沁みてきます。

日本の家屋は、このように長く使われることは普通はありませんね。
また、今の日本では、結婚式や葬式を自宅で行う習慣も廃れてしまいました。
ですが、60代の私が子どもの頃は、普通に行われていましたっけ。
そんなことを思い出しながら、この映画の世界にどっぷりと浸ってしまいました。


ちなみに。
平日の昼間、埼玉県のローカル映画館。
観客は、私を含め4人でした。

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2025年4月 5日 (土)

午前十時の映画祭14「アメリカン・グラフィティ」余談

映画自体からは、話がそれるのですが。

映画「アメリカン・グラフィティ」の原題は、そのままの「American Graffiti」
graffitiという単語は、単に「落書き」という意味のようです。

ところが。
例えば「ぼくらの青春グラフィティ」というように「甘く懐かしい思い出」といった意味で使われるのを目にします。
きっと、この映画の影響なのでしょう。
これはまぁ、別に構わないのですが。

不愉快なのは、こちらです。
その辺で結構見かける、公共施設や個人宅の壁面や商店のシャッターなどへのスプレー落書き
明かな犯罪、器物損壊行為「グラフィティアート」などと呼んで評価するのは、いかがなものか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/グラフィティ
この言葉は、映画より前からあったようですが。
先のように肯定的な意味で使われることも、影響があるのかも知れません。

我ながら、筋違いの言いがかりとは思うのですが・・・(^^;


おまけです。

友人から、こんな画像を頂きました。
おーすごい。
映画に出て来るドライブインのプラモデルがあるのですね!
American_202504
ネットで検索しますと、こんな商品名だと分かりました。
「メビウスモデル 1/87 メルズドライブイン」
アマゾンでは欠品中ですが、ebayならUS$46.09で買えるようです。
箱には「HOスケール」とあります。
鉄道模型のジオラマに、ちょうど良いサイズなのですね。
Oさん、どうもありがとうございます(^^)

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2025年4月 1日 (火)

見てきました!!! 午前十時の映画祭14「アメリカン・グラフィティ」

「午前十時の映画祭14」Bグループ、最後の上映作です。
American_202503
概要はウィキペディアから抜粋。
1973年のアメリカ合衆国の青春映画。
監督はジョージ・ルーカス。
出演はリチャード・ドレイファス、ロニー・ハワード、ポール・ル・マット、チャールズ・マーティン・スミスなど。
1962年のカリフォルニアの田舎町を舞台に、高校を卒業した青年たちが共に過ごす最後の一夜を描いている。
1962年の夏、多くの登場人物が旅立ちを翌日に控えた夕刻から翌朝までの出来事を追う「ワンナイトもの」である。
青春時代の甘味なエピソードが、タイトル通り落書き(グラフィティ)のように綴られる。

私は特に好きでもなかったので、パスしても良いかと思っていたのですが。
誘われて見てきました。

いやー面白い。
私はこの映画は、テレビ画面でしか見たことがありませんでした。
あまり集中しないで見ていたのでしょう。
やたらに登場人物が多くて、散漫な印象でした。

映画館で見ると、ぜんぜん違いますね。
全編に流れる大音量の音楽は、まさに当時の繁華街やドライブインにいるみたい。
交互に描かれる4人の動きも、しっかり集中して見ると面白さひとしお。
決して格好良くないドタバタが、なんともむず痒い・・・
細かい話ですが、Tシャツの袖を折り上げて煙草を入れているのも、懐かしい。

クルマのレースを挑む脇役に、ハリソン・フォードが出てきました。
帽子をかぶってニヤニヤ笑うと、後のインディ・ジョーンズみたい。

思い出深い一夜が明けて。
最後に、メンバーの一人が飛行機で旅立ちます。
そこへ4人の将来を示す文章。
交通事故に巻き込まれ・・・
ベトナム戦争で・・・
うーん。

そして最後の最後です。
ポスターのような静止映像に、こんな感じの文章。
When you come to California,
Visit Universal Studios!
良いですねぇ。
当時の映画館で映画を見ているみたい。

端から端まで面白い。
あんこたっぷりタイ焼きのような映画でした。

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2025年3月28日 (金)

県立図書館の映画会「海角七号」

2025年3月21日(金)です。
埼玉県立久喜図書館の映画会に行ってきました。
海角七号 君想う、国境の南
Kaikaku7_202503
台湾で2008年8月に公開され大ヒットした映画。
日本では2009年12月に公開。

以前の「マイスモールランド」同様に、ちょっと気になって見損ねていた映画という感じです。
・2024年9月6日(金) 県立図書館の映画会「マイスモールランド」


舞台は台湾。話の流れは二つ。

ひとつは過去パート。
日本統治時代の1940年代。
日本人教師と台湾人の教え子が恋に落ちる。
終戦後、教え子を残して一人引き上げる日本人教師。
引揚船の中で毎日恋文を書き綴る・・・

もう一つは現代パート。
公開年の2008年頃の田舎町。
主人公は都会でミュージシャンを目指して挫折した青年。
臨時雇いで郵便配達をしている。
戦前の古い住所の宛先不明の郵便物は、先の日本人青年の書いた恋文。
その一方で。
リゾートホテルで日本人歌手によるコンサートが計画される。
有力者の発案で、前座のバンドは地元のメンバーが出演することになる。
先の青年を中心として、急ごしらえのバンドが結成されて・・・

といった話です。


タイトルの「海角七号」は、過去パートでの恋人の古い住所。
「岬七番地」といった意味だそうです。

しみじみとした感動作なのかと思っていたのですが。
話の流れは、にわかバンドの編成に奮闘するコミカルな展開がメインでした。
メンバーが集まらず、民族楽器の演奏者の老人まで巻き込み、ベースの演奏を教えたり。

映画のラストは、日本人歌手を招いたステージ。
前座の急ごしらえバンドのステージは、オリジナル曲で大盛り上がり。
アンコールを求められても、演奏できる曲は他にない。
そこに、先の老人がしみじみと歌う「野ばら」。
なるほど。
日本統治時代の「皇民化運動」の中で歌われた歌なのでしょう。
「これなら僕も歌える」と、日本人歌手もマイクを持ちます。
ステージと観客が一体となり、盛り上がるエンディング。

「皇民化運動」を思わせる描写としては。
過去パートの、日本人教師の恋人の名前は日本式姓名「小島友子」。
日本人教師の恋文には「捨てたのではない、泣く泣く別れるのだ」といった表現が出てきたり。
このような、日本統治時代のエピソードを交えた映画ですが、台湾では大ヒットしたそうです。
現在の日台の友好的な関係あればこそ、の映画なのでしょう。


細かい点あれこれですが。

日本統治時代を経験していない若い主人公が、古い手紙の日本語が読めたのは、ちょっと不自然に感じました。
現代パートと過去パートのヒロインいずれも「友子」ですが、特にストーリーには関連しませんでした。

映画本編とは離れますが、先の「野ばら」です。
字幕では「少年は野生のバラの花を見た」とかなんとか。
いやーここは「童は見たり野中の薔薇・・・」にしてもらいたいところ。

その他、台湾の少数民族「ルカイ族」が出て来たり。
半屋外の飲食店では、丸テーブルに色付きプラスチックのコップとか。
暑くて雑然とした台湾の雰囲気が、画面から伝わってきたのは良かったです。

まとまりませんが。

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2025年3月 4日 (火)

行ってきました「戦場にかける橋」タイの「クウェー川鉄橋」

3月末で終わる、1年間の企画上映「午前十時の映画祭14」
「戦場にかける橋」2月14日(金)~2月27日(木)上映 を見てきました。

この機会に、ちょっとご報告。
12年前の2013年の8月です。
「戦場にかける橋」の実物、タイの「クウェー川鉄橋」を見てきました。
「クワイ川」と書きたいですが、、、
タイ国政府観光庁のサイトグーグルマップで、こう表記されてますので。


まずは、鉄橋のすぐそばの「JEATH戦争博物館」
1977年開館。
博物館名の「JEATH」Japan England Australia Thailand Holland の略だそうです。
スローガンが書かれていました。
「FORGIVE BUT NOT FORGET」=「許そう、しかし忘れない」
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建物はこんな感じです。
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展示室です。
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屋外展示の蒸気機関車。
残念ながら機種などは不明です。
炭水車の上にはなぜか、乗用車が乗っています。
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なにやら中国語と日本語らしい解説文。
第ニ次世界大戦在北碧府運載軍必需品到緬甸
興印度的日軍火車
カンガナブリでの第2次世界大戦のミヤンマー、
インドヘの日本兵軍用具運搬用汽車
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近くには、旧日本軍の建てた慰霊碑がありました。
今でもキレイに管理されていました。
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碑文です。
泰緬甸連接鐵道建設間不幸
病ヲ得テ斃レタル南方各國
勞務者及俘虜ノ爲比の碑ヲ
建テ恭シク其ノ霊ヲ慰ム
 昭和十九年二月
   日本軍鐵道隊
「泰」はタイのこと。
「緬甸」は「めんでん」と読みビルマのこと。
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さて。
これがその「クウェー川鉄橋」です。
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単線の線路と歩道があり、観光客がぞろぞろ。
欧米かららしい人が多かったです。
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徐行してくるディーゼル機関車のすぐ前で、観光客が記念撮影。
私も、その後ろで撮っているわけですが(^^;
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すぐそばにある、最寄りの「クウェー川鉄橋駅」付近です。
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蒸気機関車「C5623」が展示されていました。
ネットで確認。
機関車データベース > C56 > C5623
 1935年製造。
 1942年よりタイの泰緬鉄道で使用され、戦後もタイ国鉄で使われる。
 1978年頃廃車となり、クワイ川鉄橋駅裏にて保存。
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駅にディーゼル機関車が入ってきます。
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車窓風景です。
客室にエアコンはありません。
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映画よりもスゴい、泥水の川です。
沿線には、小さな集落や農地や牧場もありました。
脱獄は確かに大変そうですが、うまくすれば・・・

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2025年3月 1日 (土)

見てきました!!! 午前十時の映画祭14「戦場にかける橋」その2

3月末で終わる、1年間の企画上映「午前十時の映画祭14」
「戦場にかける橋」2月14日(金)~2月27日(木)上映 を見てきました。

この映画は、つい先日の2月11日(火)に NHK BSプレミアム4Kで放送されました。
映画館で見た後、自宅で録画しておいたのを見て「重箱の隅」をチェック。


橋の完成を祝う、イギリス軍捕虜の慰労会。
舞台上でスピーチするニコルソン大佐。
舞台左側の後ろに、彼がひどい目にあった「営倉」が見えています。
Senjyou_202502_1


その頃。
シアーズたち決死隊は、ついに橋まで到達。
水中に爆弾を仕掛け、川の反対側の岩陰に点火装置を設置。
ここで動作確認。
指をペロッと舐めてV字型にして、二つの端子に触れる。
T字型のハンドルを押し込むと、びりっと来て、動作OK。
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電池などは使わず、ハンドルを押し込む動作で発電して点火するのですね。
ウィキペディアには「ダイナマイト・プランジャー」という名称で記載があります。
・https://ja.wikipedia.org/wiki/ダイナマイト・プランジャー


完成した橋に掲げられたプレート
Senjyou_202502_3
THIS BRIDGE
WAS DESIGNED AND CONSTRUCTED BY
SOLDIERS OF THE BRITISH ARMY

FEB-MAY 1943
Lt. Col. L.NICHOLSON D.S.O COMMANDING

Google翻訳やウィキペディアで確認。
Lt. Col. は、Lieutenant Colonel「中佐」
D.S.O COMMANDING はDistinguished Service Order「殊功勲章を授与された指揮官」のようです。
・https://ja.wikipedia.org/wiki/殊功勲章

一方、ウィキペディアや字幕では、ニコルソン「大佐」と語られています。
エンドロールを見直すと「Colonel Nicholson ・・・ ALEC GUINNESS」。
Senjyou_202502_4
Google翻訳で確認。
Colonelは「大佐」
どうも良く分かりません。
死後に「特進」したわけでもないでしょう。
余談ですが。
「二階級特進」は、日本だけの習慣のようです。
・https://ja.wikipedia.org/wiki/殉職#二階級特進


それはさておき。
仕掛けた爆弾は汽車の通過直前に気付かれて、戦闘になります。
ニコルソン大佐は、砲撃により失神して倒れ込みます。
なんと。
その体が、点火装置のハンドルを押してしまう。
ついに橋は大爆発。
Senjyou_202502_5

橋が崩れ去った後、その光景を見る軍医。
Senjyou_202502_6
右側のシャツの襟が、内側に折れています。
シャツの襟が擦り切れてきて、そうしているのでしょうか。
単に偶然そうなっただけ、かも知れませんし。


それはさておき。
この映画の最後のセリフです。
軍医がつぶやきます。
「Madness...Madness」

うーん。
細かいチェックのつもりが、つい見入ってしまいます。

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2025年2月28日 (金)

見てきました!!! 午前十時の映画祭14「戦場にかける橋」

3月末で終わる、1年間の企画上映「午前十時の映画祭14」
「戦場にかける橋」2月14日(金)~2月27日(木)上映 を見てきました。
Sennjyou_202502

デビッド・リーン監督の超大作と言えば、この3作。
・「戦場にかける橋」1957年
・「アラビアのロレンス」1962年
・「クトル・ジバゴ」1965年

3作のうち「アラビアのロレンス」は、昨年度の「午前十時の映画祭13」で上映。
残り2作が、今年度の「午前十時の映画祭14」で連続上映。

今回は、私が一番好きな「戦場にかける橋」
楽しみにしていましたが、やはり良いですねぇ。

収容所所長の斉藤大佐(早川雪洲)と、ニコルソン大佐(アレック・ギネス)のやり取り。
かんかん照りの「オーブン」と呼ばれる「営倉」は、つらいでしょうねぇ。
落しどころが「恩赦」というのも、うまい。
イギリス軍捕虜が橋梁工事を主導して、工事は着々と進む。
建設場所から見直して。
ニレの木によく似た木を発見し、材料に使う。
橋脚に使えば600年持つと語られます。

一方、脱走したアメリカ海軍のシアーズ中佐(ウィリアム・ホールデン)
三人で脱走し一人だけ生き残り、ついにイギリス軍の病院に保護され、悠々と過ごす。
ところが、実は二等兵曹で階級詐称していた。
少佐待遇を条件に、橋を破壊する決死の作戦に参加することになる。

工事の進捗と、シアーズの脱獄から橋の爆破作戦の様子が、交互に描かれます。
そして緊迫のクライマックス。

いやー。
良いですねぇ。
この映画は、つい先日の2月11日(火)に NHK BSプレミアム4Kで放送されました。
ですが、映画館でじっくり見てきて、良かったです。

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2025年2月20日 (木)

県立図書館の映画会!!!「雨に歌えば」

3月末で終わる、1年間の企画上映「午前十時の映画祭14」
この後、私が楽しみにしていたのは、以下の2作です。
・「戦場にかける橋」2月14日(金)~2月27日(木)
・「雨に歌えば」2月28日(金)~3月13日(木)
ところが。
・「戦場にかける橋」2月11日(火) NHK BSプレミアム4Kで放送
・「雨に歌えば」2月14日(金) 埼玉県立久喜図書館の映画会で上映

「戦場にかける橋」は後日の再確認用に録画しておきました。
「雨に歌えば」の上映会は、上映環境の面で、ちょっと迷いました。
もちろん自宅のテレビよりは大画面ですが、シートや雰囲気は映画館には及びません。
でも無料ですからね。
行ってきましょう。


というわけで。
2025年2月14日(金)です。
埼玉県立久喜図書館の映画会に行ってきました。
この上映会には、昨年秋にも行っています。
・2024年9月6日(金) 県立図書館の映画会「マイスモールランド」

今回は、古典的名作映画「雨に歌えば」です。
ウィキペディアから抜粋。
1952年に公開されたアメリカ合衆国のミュージカル映画。
サイレント映画からトーキー映画に移る時代のハリウッドをコメディを交え描いた作品。
ハリウッドを代表するミュージカル映画の傑作として知られる。

私は学生時代にどこかの名画座で見て、その後テレビで2度ほど見た記憶があります。
今回、久しぶりに見直しましたが、やはり良いですね。
・シンプルで明るいストーリー
・もちろん、歌や踊りは見ごたえ充分
・新技術「トーキー」導入に伴う、撮影トラブルのシーンも面白い
・スター俳優が嘘の輝かしい経歴を語る背景に、実際の成り上がり人生の映像が重なる

いろいろ書きたいこともあるのですが。
後がつかえていますので、これくらいで済ませます。

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