映画など

2018年7月 4日 (水)

見てきました!!!映画「椿三十郎」

いつも楽しみにしている「午前十時の映画祭」。
今年の夏は、黒澤明の時代劇特集です。

Tusubaki_201807
 用心棒・椿三十郎・七人の侍

さーて、どれにしましょうか。
いずれも、何度も見ていて何度見ても面白い傑作。
「七人の侍」は、一昨年このイベントで見ています。
ここは、バイオレンスよりユーモアが勝る「椿三十郎」にします。

いつものように話はシンプル。
 次席家老一派の悪だくみを糾弾する若侍たち。
 間抜けな彼らを見るに見かねた椿三十郎。
 彼らに力を貸し、捕えられた城代家老の救出をはかる。

若侍は、加山雄三、田中邦衛、平田昭彦など9人。
いかにも育ちの良いお坊ちゃんで面白い。
襲われて隠れたお堂の床下から、ぽんぽんぽん、、、と顔を出したり。
忍び込んだ庭先で、金魚のフンのようにぞろぞろ連なったり。

城代家老の奥方と娘は、危機的な状況でも、穏やかのんびり。
捕らわれた敵方の小林桂樹も、とぼけた良い味を出しています。

そして、襲撃の合図は小川を流れる沢山の椿の花。

北風吹きすさぶ殺伐とした宿場町の「用心棒」に比べますとね。
この春風駘蕩とでも言うような雰囲気が、何とも良いですね。

もちろん、緊迫感みなぎる殺陣もあります。
若侍のドジで、敵に正体がばれそうになる三船敏郎。
一人も生かしておけない、一気に30人斬り。

そして有名なラストシーン、仲代達也との決闘の血しぶき。

というわけで。これぞ娯楽時代劇。
面白さという点では、このあたりが最高ですよね。

 1954年 七人の侍
 1961年 用心棒
 1962年 椿三十郎

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2018年6月29日 (金)

今日のテレビ放送映画(^^)

今日の新聞の、テレビ番組紹介記事です。
20180629

 映画
 スター・ウォーズ 新たなる希望 (日テレ 夜9・00)
 77年、米。マーク・ハミル。
 シリーズの第4章となる旧3部作の第1作。
 帝国が独裁体制を敷く銀河系で、帝国打倒を画策する姫が帝国軍に捕まった。
 偶然、姫の窮状を知った若者ルークは密輸船の船長らと彼女の救出に向かう。
 ジョージ・ルーカス監督。

うわぁ~すごい。
書いているのは夏目漱石?
もしかして、40年前の公開時に書かれた文章でしょうか(^^;

いずれにしても、この映画の面白さは不滅です。

シリーズ最新作公開に合わせての放送なんですって。
そちらはまぁ、置いておいて。

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2018年6月22日 (金)

映画「終わった人」雑考

重版出来の8巻です。

映画についてのウンチク垂れにむかって、真正面からの反論です。
Jyuhan_8

 あんたのは意見じゃないでしょ。
 個人の好みを押し付けているだけでしょ。


 意見ってのは、
 「クソつまんねぇ
  →なぜつまんねぇか
  →ではどうしたらいいか
  →そうしたら どういった改善がみられるか」
 ここまでセットで「意見」になるんじゃないの?


なるほど。全くその通りですね。

今回の「終わった人」の場合。
私だったら、どうするか。
 まずは、銀行時代の活躍と子会社での「なんにも専務」状態の落差を描き。
 広末さんと文学との出会いで、あの頃の活力を取り戻す・・・
書いても仕方ないので、やめておきます。

この映画の原作は、内館牧子さんの小説だそうです。
原作より映画の方が良かった事例を、考えてみました。
えーと・・・
私の知識不足でしょうか、思いつきません。

逆に「原作の方が良かった」とか「原作を知っていれば見方が違うだろう」とか、
そんな事例は、あれこれや、幾つも思いつくのですが。


一方、テレビドラマですと、原作より良いと思えるものが幾つも思い当ります。

いずれも、ドラマが先で原作を後から読んでいるわけですが。
それを割り引いても「原作とドラマどちらも良かった」と私は思います。

あ。
思い出しました。
ユニバーサル広告社と同じ、荻原浩「愛しの座敷わらし」は、小説も映画も、どちらも良かったです。

長い小説を単発2時間に凝縮する。
難しいモンだなーという、ごく当たり前の結論になりますねぇ。

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2018年6月19日 (火)

見てきましたが、、、、、映画「終わった人」

映画にとって、大切なものは何か。
それは、しっかりとした人物造形と、説得力のあるストーリー。
そんなことを再認識するような映画でした。
Owatta_201806

以下、映画全般にわたり、ネタバレと私のがっかり報告です。
この映画を見て良かったと感じた方、これから楽しみたいと思う方は、読まないでください


舘ひろし演じる主人公は、こんな感じ。
 岩手の高校ではラグビー部キャプテン
 東大法学部を卒業し、メガバンクでは優秀な社員
 出世競争に負け、子会社に出向し専務で定年退職
 奥さんは美容師で、自分の店を持つ準備中

これはどうも、すごい経歴です。
メガバンク内では負け組でも、世間から見れば特上肝吸い付きの勝ち組でしょう。

定年退職の日から、映画はスタートします。
 あの舘ひろしが、ださいスーツに猫背で太鼓腹
 翌日から暇を持て余して、奥さんにも嫌がられる
 公園、図書館、スポーツジムはジジババばかりでうんざり
 再就職を目指すが、経歴が邪魔をして中小企業では相手にされない

定年後も顧問などの名誉職で残れるはずですが、まぁフィクションなので。
とにかく「定年後あるある」のコメディなのですね。


さあこの後は迷走です。
 大学院で文学を学ぼうと決心
 まずはカルチャースクールに通い、受付の広末と知り合う
 スポーツジムで新興IT企業の社長と知り合い、顧問に就任
 キャリアを生かして活躍し、大学院もカルチャースクールも中止

この前に「人生をやり直したい」なんて言っていました。
なるほど、あの発言はこの伏線だったのかと、納得です。
何か事情があって、文学を諦めて法学部に進んだのかも知れない。
そして今こそ、本当に学びたいことに向かって踏み出すのか。
そんな風に思いながら見ていました。
それから、広末さんの前で格好つけようとジムも頑張っていました。
ところが。
えぇー?
顧問の話が出て、大学院も広末さんも、あっさり放り出すのですか。
なんと、広末さんには「しばらくスクール行けません」というメールだけ。
あんなに熱を上げていたのに。


更に迷走します。
 IT企業の社長が急死して、社長を引き受ける
 広末さんからの電話で、後日熱海のホテルで会う約束をするが、惨敗

傷心の広末さんから、夜中に泣きながらの電話です。
すぐ駆けつけるのならまだしも、後日のお泊り前提のお誘いとは。
それはまぁ「一度お願いしたい」という気持ちは、よ~く分かりますよ。
だからと言って。
相手の弱みにつけ込んだら、それはもう、ただのエロジジイでしょう。
広末さんの悩みには、的確な助言をしていました。
なるほどとは思いましたが、下心ミエミエではね。


迷走はさらに続きます。
 IT企業は、海外クライアントのトラブルで倒産
 負債3億円を整理して、残った9000万円は社長個人が引き受ける
 個人の資産で8000万円まで何とかしたが、ついに借金1000万円の一文無し

奥さん名義の自宅マンションや店の開店資金は無事だと言い訳しています。
そんな言い方では、奥さんが激怒するのは、当然でしょう。

えーと。
あれだけの経歴ですからね。資産数千万は当然かと思います。
それでもねぇ。
具体的にこんな金額が出ると、現実に引き戻されて一気にシラけます。

そもそも、有限会社や株式会社は「有限責任会社」です。
会社の負債を、社長個人が弁済する法的義務はありません。
この場合は、銀行からの借入金の連帯保証人になっていたのでしょう。
元銀行マンなら、社長就任時にリスクは分かっていたはずですが。


迷走はまだまだ続きます。
 奥さんに家を追い出され、カプセルホテル
 スポーツ新聞で、母校のラグビー部が県大会の決勝に進んだのを知る
 岩手まで応援に行って、旧友たちと再開してどんちゃん騒ぎ
 中の一人が震災復興NPOの代表者で、手伝ってくれと頼まれて承諾
 奥さんとも仲たがい解消、二か月に一度岩手に会いに来ると
 一方広末さんは、奥さんのイトコの恋人になっていた

その場その場の偶然で、流れ流れて。
結局は故郷に流れ着いて、めでたしめでたし。

借金1000万は、どうなったのでしょう?
自己破産したのか、NPOの収入から細々と返済するのでしょうか?

冒頭、太鼓腹猫背にダサいスーツで笑わせました。
ところがその後は、いつもの格好良い舘ひろし。
わずかなジム通いで、太鼓腹は簡単に引っ込んだのですかね。
これだけ見ても、すいぶんと安易な展開と感じます。

奥さんは、美容院の開店準備で忙しく過ごしていました。
ですが、それについては全く興味がない様子でした。
資金計画とか役所の手続きとか、経験を生かした協力も出来たでしょうに。


いやー。参りましたね。これは。
個々のシーンだけ見れば、笑ったり、しんみりしたり出来るんですよ。

大ボケのシーンが、何か所もあります。
 サングラス姿で広末さんを待ち伏せ
 お泊り作戦に失敗して、悔しがって枕をたたきつける
それはもう、あの舘ひろしです。何をしたって笑いが取れますよ。

もちろん、格好良く決めるのはさすが。
美しい共演者に加えて、文学のスパイスまで効かせています。
 桜を眺め、良寛の辞世の句「散る桜 残る桜も 散る桜」なんてつぶやく
 広末涼子さんと、岩手の方言で啄木や賢治について語り合う
 黒木瞳さんと、桜の下で微笑みあう
それはもう、いかにも心地よい見応えのあるシーンになりますよ。

その他、小さなくすぐりやしんみりも満載。
 自家用車クラウンのナンバーは49-89
 笹野高史が髪の毛ふさふさで登場し、かつらを投げ捨てる
 かつてのコーチが、今は老いて認知症

ですけどねぇ。
肝心の人物像は、ブレブレ。
ストーリーは、行き当たりばったり。
会社人間の定年後なんて、そんなモンだと言いたいのでしょうか。


等身大の人物や家族をしっかり描く、是枝裕和監督作品。
喜劇の名手の、山田洋次監督作品。

これらを見た後では、もうね。

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2018年6月18日 (月)

山田洋二監督と是枝裕和監督

先日の「万引き家族」について。
ありがたくも、のもさんからコメントを頂きました。
先行上映で見てきたそうです。
そういえば「DESTINY 鎌倉ものがたり」もそうでした。
いつも映画は先を越されているようで、さすがです(^^)

山田洋二の「家族はつらいよIII」の話も出ました。
ちょうど良い機会です。
常々思っていた、このお二方の対比について、ちょっと書いてみます。

まずは子どもについて。

是枝監督の映画には、子どもが重要な役回りで登場し、その演技が高く評価されています。
例えば2004年の「誰も知らない」。
柳楽優弥は、カンヌ国際映画祭で史上最年少日本人初の最優秀主演男優賞。
もちろん「万引家族」も、幼い兄妹の自然な演技が素晴らしい。

一方、山田監督です。
こちらも、家族を題材にした映画が沢山あります。
ですが、私の知る限り、子どもが活躍するものはありません。

赤ちゃんの時から登場しますが、その辺で遊んでいるだけ。
ストーリーに絡むのは、恋に悩む受験生になってからです。

最近の「家族はつらいよ」の子どもたち。
親の離婚の危機でも、セリフ棒読みでわざとらしく泣くだけ。

例外は「母と暮らせば」の本田望結ちゃん。
いかにもな名演技でしたが、私の感想は以前書いた通りです。

小津安二郎「東京物語」や山田監督リメイクの「東京家族」でも、子どもはホンの添えもの。
あぁ、これですね。
いかにも「昭和初期のお父さん」の感覚というように、私は感じます。


次に、名前について。

是枝監督は、相当なこだわりがあるようです。
今回の「万引き家族」の一家に名前は、みな偽名です。
息子?の名前の「祥太」は、実は父?の本名。
自分の名前を付けて可愛がっています。
不遇だった自分の人生を、取り返すような気持なのでしょう。

主人公の名前は「りょうた」。
 歩いても歩いても 阿部寛 横山良多 2008
 ゴーイング マイ ホーム 阿部寛 坪井良多 2012(テレビドラマ)
 そして父になる 福山雅治 野々宮良多 2013
 海よりもまだ深く 阿部寛 坪井良多 2016
ウィキペディア「海よりもまだ深く」によれば、是枝監督の学生時代の友人の名前とのこと。
監督ご自身の投影なのでしょうか。

一方山田監督は、かなり無頓着のよう。
「男はつらいよ」では、こんな感じ。
 第1作は冬子、第2作は夏子、第4作が春子。
 第36作の小学校の真知子先生に続き、第40作の女医さんがまた真知子先生。
意識して遊んでいる例もありますが。
 1976年の第16作「葛飾立志編」では、小林桂樹が田所という大学教授として登場します。
 これは、1973年の「日本沈没」小林桂樹の田所博士そのまま。

「家族はつらいよ」の小林稔侍さん。
 一作目ではあやしい探偵の沼田、二作目では交通誘導の丸田、今回は医者の角田として登場。


最後に、性的描写について。

是枝監督「万引き家族」では、妹?が姉?に尋ねます。
 ねぇ、いつしてるの?
そうですよね、あんな狭い家ですからね。
観客である私も、そう思いました。
その質問は、はぐらかしていましたが。
真夏の昼下がり、二人でお昼にお蕎麦を食べていて、急にその気になって。
済んだ後に、子どもたちが帰ってきて大慌て。

海街diary」では、オープニングで次女がカレと二人で朝を迎えるシーン。
これは原作通り。
これが夫婦や恋人同士のリアルな日常というものでしょう。

一方、山田監督作品には、ほとんど性的描写はありませんね。
例えば「男はつらいよ」。
第29作では、寝ている寅次郎の元にいしだあゆみ。
第44作では、吉田日出子さんと良い感じ。
もちろん、それ以上は何の進展もありません。

例えば「遙かなる山の呼び声」。
深夜に倍賞千恵子の部屋に来る高倉健。
緊張する倍賞さんに、、、「奥さん、牛が大変だ」。

例えば「小さいおうち」。
 浮気をする松たか子の、鏡を見る目の色っぽいこと。
 帯留めの結び方で、それに気付く黒木華。

こんなもんです。


日常のリアリティを描いて定評のある是枝監督。
日常生活を舞台にしながらも、喜劇の名手の山田監督。
比較しても仕方ないことでした。

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2018年6月14日 (木)

見てきました!!!映画「万引き家族」その2

というわけで、見てきました。

Manbiki_20186
紹介記事から抜粋です。
家族ぐるみで軽犯罪を重ねる一家の姿を通して、人と人とのつながりを描いたヒューマンドラマ。
東京の下町。
高層マンションの谷間に取り残されたように建つ古い平屋に、家主である初枝の年金を目当てに、治と信代の夫婦、
息子の祥太、信代の妹の亜紀が暮らしていた。
彼らは初枝の年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという、社会の底辺にいるような一家だったが、いつも笑いが絶えない日々を送っている。
そんなある冬の日、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねた治が家に連れ帰り、信代が娘として育てることに。
そして、ある事件をきっかけに仲の良かった家族はバラバラになっていき、それぞれが抱える秘密や願いが明らかになっていく。

うーん。
やっぱり良いですねぇ。

家族の家は、六畳間と四畳半に台所程度の狭くてボロい平屋。
そこで一つのフトンに二人で寝るような生活。
年金とパート程度の収入で、生活費の不足は万引きで補って。
家族それぞれ、重い事情や心の傷を秘めていて。
それでも、狭い部屋でわいわいと楽しそう。

独居老人の家に内縁関係の夫婦が入り込んで。
未成年の三人は、それぞれ孤立や虐待や捨て子。
なんともすごい設定ですが、まったく違和感を感じさせません。
いつもながらの、日常生活の細かな描写によるリアリティのおかげでしょう。

そもそも不法な集まりです。
当然のこと、後半で一家は離散することになります。

各人が警察の取り調べを受けるのですが。
ここからもまた、是枝監督ならではの描写。
ドキュメンタリー風のモノローグ。
これは1999年の「ワンダフルライフ」にも見られた手法。

最後に、家族がばらばらになった、その後の暮らしが描かれます。
中年夫婦や男の子は、それなりに道を拓くでしょう。
裕福な家の女の子はハタチ位。もう自分の力で頑張る年頃です。

気になるのは、一番年下の幼稚園くらいの少女。
親元に戻っても、あまり幸せそうではありません。
ベランダで一人遊びをしながら、遠くに目をやって。

あの子はこの後、どうなっちゃうのか。

うーん。
さすがの見応えです。
「ヒューマンドラマ」という言い方があるようですが、まさにそれでしょう。
ヘビーなテーマながら、過激とか陰惨とかいうような描写は全くなし。
等身大の人間を、丁寧に描いています。
おかげで、様々な思いを抱えながらも、後味すっきり。

敬遠していた「そして父になる」「三度目の殺人」も、レンタルで見てみましょう。

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2018年6月13日 (水)

見てきました!!!映画「万引き家族」

是枝裕和監督の「万引き家族」が、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを獲得。
日本映画では1997年の今村昌平監督作「うなぎ」以来21年振り。
日本人監督では史上4人目の受賞。

あぁ、是枝裕和監督ね~。
私はもう、ずっと前から注目してましたよ、ええ。
最近の「歩いても」「海街」「海よりも」辺りはもちろん。
1999年の「ワンダフルライフ」を、渋谷東急シネマライズで見てますからね~。
ほら、サントラCDまで買ったんですよ。
 ↑
小鼻ふくらませてドヤ顔
 ↑
我ながら嫌な奴


冗談はさておき。

是枝作品の映画で、見ていないのがありまして。
「そして父になる」や「三度目の殺人」です。
子ども取り違えとか殺人とか、題材がヘビー過ぎでしょう。

で。
今回の「万引き家族」も、あまり見る気になれません。
貧困や犯罪にまみれた疑似家族。
これはもう、お話の最後は家族崩壊、破滅に決まっています。

それでも、見ておかないと話もできないし。
やはり、早めに見ておくことにします。

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2018年5月31日 (木)

聞いてきました!!「旅する浪曲 広小路亭」その2

2018年5月27日(日)の続きです。

こんな公演に行ってきました。

Roukyoku_201805
旅する浪曲! 広小路亭
2018年5月27日(日) 13:00開演
予約 1,500円/当日 2,000円
上野広小路亭
国本はる乃 大石山鹿護送
港家小ゆき 水戸黄門漫遊記
玉川ぶん福 祐天吉松
木村勝千代 慶安太平記・箱根山

20180527

上野公園やアメ横からすぐ。
椅子席と座椅子で100席足らずの会場です。
そこに七分の入りという感じ。
観客は、中高年の男性や夫婦連れ、女性が一人で来ていたり。

以下、個人的なメモとして。

国本はる乃「大石山鹿護送」
1996年1月19日生まれという若手の浪曲師。
演目は忠臣蔵の外伝。
若き日の内蔵助が、軍学者の山鹿素行を赤穂まで護送する話。
江戸を出て、箱根で山鹿素行の弟子たちとひと悶着まで。
国本はる乃さんは、まだハタチそこそこ。
その割には、落ちついて見えました。
ウィキペディアなどチェックしていてびっくり。
「一打三流の山鹿流陣太鼓」は、実在しなかったと。
へぇー。

港家小ゆき「水戸黄門漫遊記」
演じたのは「水戸黄門漫遊記」のうち「尼崎の巻」。
宿屋の孝行娘を救う話。
黄門さまの連れは、助さん格さんと「盗人の長次」。
テレビの水戸黄門ではなく、昔の絵本や立川文庫のイメージですね。
この方は「うなる金髪」と呼ばれているそうです。
なるほど見事に迫力ある髪型。
それにたがわない、力強い声に引き込まれます。
今回の4人の中では、私は一番気に入りました(^^;

玉川ぶん福「祐天吉松」
この方も、フランクな語り口で好印象。
演じた祐天吉松は、本所から王子飛鳥山まで遊山に出かけます。
良く知っている場所だけに、余計楽しいです。
おかみさんが財布にお金を入れてくれて、さぁ行っておいで。
うーん、これは羨ましい。

木村勝千代「慶安太平記・箱根山」
赤い矢絣に袴でトリの風格充分、という感じ。
平成2年専修大学文学部国文科卒業ですって。
芝の増上寺から京都の知恩院へ大金を届ける道中の話。
由井正雪の「慶安の変」長い物語の、ほんの入り口。

というわけで。

今回の話はどれも「道中付け」が聞かせどころ。
江戸から箱根までとか、本所から王子の飛鳥山までとか、道中の描写です。
落語では「黄金餅」が有名ですし、今日の演目は講談でも語られます。
浪曲の場合は、独特の節回しからの場面転換がポイントでしょうか。
三味線も良い感じですし、やはりナマの迫力は良いですねー。

セコい話ですが。
すぐ近くの鈴本演芸場と比べてみます。
あちらの昼席は、4時間で2800円・落語色物など10人ほど・285席。
こちらは、2時間で1500円・演者4人でじっくり各30分・70席位。

どちらが良いかは、一概には言えませんが。

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2018年5月30日 (水)

聞いてきました!!「旅する浪曲 広小路亭」

2018年5月27日(日)です。
上野で「浪曲」を聞いてきました。

Roukyoku_201805

日本の伝統的な話芸と言えば、落語・講談・浪曲。
いずれも、全盛期は昭和30年~40年代と言って良いでしょう。
落語は、一部で「平成の落語ブーム」といった現象があったり。
講談も、ガンダムネタの新作とか、テレビで講談師が社会現象を解説したり。

これらに比べると、浪曲はちょっとキビしそうです。
ウィキペディアでも、こうですからね。
 戦後の隆盛後、落語、講談、浪花節と並び称された3演芸のうち、急速に衰えた。

さくっと状況確認。
googleでの検索ヒット数は以下の通り。

 落語  28,200,000 件
 講談   1,260,000 件
 浪曲     967,000 件
 浪花節   335,000 件


 SR400  13,400,000 件
 Breva750  407,000 件

昔からの芸能ですからね。
ネット上の情報が少ないのは、仕方ないでしょうが。
それにしても、SR400どころか「Breva750よりは多い」という程度(^^;

浪曲は「浪花節」とも言うわけですが。
普段の会話で出てくるのは、こんな言い回しくらいでしょうか。

浪花節的
・デジタル大辞泉の解説
 言動や考え方が義理人情を重んじ、通俗的で情緒的であるさま。「浪花節的な解決」
・大辞林 第三版の解説
 義理人情を考えや行動の中心におく、通俗的で古風なさま。 「 -な人間関係」

斯く言う私も。
落語や講談は、以前から良く聞いています。
ですが、、、浪曲はねぇ。
一般的に「講談は軍記もの・浪曲は人情もの」といったイメージがありますが。
有名どころの演目は、落語や講談と被るものが多いようです。
となりますと、講談との差は、独特の節回し程度。
それならあえて浪曲を聞くことも無いと思っていました。

でもまぁ、一度くらいは生で聞いてみましょうか。
前置きが長くなりました。
続きは後ほど。

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2018年5月18日 (金)

見てきました!!映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」

2018年5月17日(木)です。
映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」を見てきました。
Kazoku3_201805

若いお友だちが適当に応募した試写会に当選して、誘ってくれました。

 えーと、「バラ何とか」っていう映画なんですけどぉ、一緒に行きます?
 あー、「妻よ薔薇のように」ね、行って良いの? ごはん何でもオゴっちゃう!

6時半開演のところ、6時過ぎに映画館に到着。
なんと。
100席以上の劇場で、空いているのは前2列だけだそうです。
なるほど、始まるとほぼ満席です。
ほとんどが、中高年のご夫婦や中年女性の二人連れという感じ。
20180517

ほぼ満席で、程よいざわざわ感。
それなりのシーンでは、笑い声が広がったり。
やはりこういう映画は、席が埋まっているのが良いですね。

さて、映画自体です。
小津安二郎「東京物語」のリメイク「東京物語」のメンバーによる3作目。
シリーズものとしての面白さが出てきたように感じます。

 東京家族 2013年1月19日
 家族はつらいよ 2016年3月12日
 家族はつらいよ2 2017年5月27日
 妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII 2018年5月25日

小林稔侍さん。
一作目ではあやしい探偵の沼田、二作目では交通誘導の丸田、今回は医者の角田として登場。
近所の鰻屋さんもしっかり登場して、今回はちょっとした見せ場も。

今回の事件は「専業主婦の家出」です。
前回の「無縁社会」「独居老人の死」といった重いテーマよりは気楽に見られます。

きっと「男はつらいよ」のリアルタイムの観客は、こんな風に毎回の違いを楽しんだのでしょう。

山田洋次監督は、1931年9月13日生まれ。
いつまでも「春の恒例の映画」として楽しみたいものです。

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