映画など

2017年9月15日 (金)

さて次の映画は・・・

是枝裕和監督の新作「三度目の殺人」が、9月9日(土)から公開されています。

とても好きな監督さんなのですが。
これはちょっと、やめておこうかな、と思います。
Sandome_20170909

後出しジャンケンですけど。
先日の「関ヶ原」もねぇ、どうかなぁと思ったら、案の定でしたし。

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2017年9月 8日 (金)

見てきました映画「関ヶ原」

先日公開された映画です。
テレビCMはもとより、スーパーにまでチラシが置いてあったり。
派手な宣伝が目に付きます。
Sekigahara_201709
 累計部数580万部超!司馬遼太郎『関ヶ原』が完全映画化!
 日本映画界屈指の監督・キャストで描く空前絶後の戦国エンタテインメント超大作!

原作は、あの司馬遼太郎先生の長編。
そして昨年は、NHK大河ドラマ「真田丸」を楽しんだばかり。
同じ時代が、違う視点でどう描かれるか、これは楽しみです。

何しろ原作は3巻に及ぶ大作です。
どのように2時間半の映画にまとめるか、そこも興味深いところです。


さーて始まりました。
はじめに、少年時代の司馬遼太郎が登場。
これに加えて、小説の冒頭部分のナレーション。
そして、有名な豊臣秀吉と少年の石田三成の出会いのエピソード「三献茶」に繋がります。
これは上々のすべり出しだと、嬉しくなりました。
ところが。

あとはもう、画面がどんどん切り替わり、主要なエピソードが次々と展開。
さすがに、場所や人物名程度は画面に表示されますが、なんとも慌ただしい。
もうストーリーを追うだけで精いっぱい。

もう少し、どうにか出来なかったでしょうか。

たとえば、家康の会津征伐に対して三成が上杉との挟撃を計画するシーン。
部屋一杯に敷物や置物を並べ、それを地図に見立てて話をします。
そんな凝ったことをする代わりに、普通に紙の地図で説明してくれればよいのに。

会津征伐に関しては、直江兼続は出ますが直江状は出て来ません。
これは、家康が書状に激怒した訳ではなく、会津征伐すべて策略だったという描き方ですね。
ついでに、上杉景勝は出ません。

これも有名な、細川ガラシャが西軍の夫のため屋敷に火を放って自害するエピソード。
それがただ、屋敷が火事だと騒ぐだけだったようです。

関ヶ原の合戦のキモといえば、小早川秀秋の寝返りでしょう。
確か原作では、秀秋は愚かな人物で家康の恫喝により寝返ったと記憶しています。
映画では、家臣たちが情勢を見極めて?秀秋の意に反して?事を進めたようでした。
原作と違っても、それは構わないのですが。
もう少し分かりやすく、盛り上げる演出があったらと思います。

キリがないので、このへんで。

まぁねぇ。
こういった映画のキモは、どこを刈り込みどこを強調するかの方向性でしょう。
とにかく、あれこれ盛り込んでいたら、何時間あっても足りないですもんね。
それでも、ねぇ。
繰り返しになりますが、もう少し、どうにか出来なかったでしょうか。

もちろん、良い見どころもありました。

豪華絢爛の俳優陣による、家康や三成など迫力のある武将っぷり。
人気絶頂の有村架純をはじめ、忍者の暗躍も面白い。
薩摩弁や三河弁は、すごいリアリティでした。
当時は、各地方で言葉も気質も大きく違う、別の国だったことが、良く伝わってきました。

そのように、個々のシーンは結構見応えがあったのですが。
全体としては、なんとも盛り上がりに欠けて平板な印象です。

ちょっときつい例え話ですが。
 豪華料理を平らげはしたものの、急いで食べたおかげで、
 心地良い満腹感ではなく、ただの腹部膨満感 、、、
という感じでしょうか(^^;

この監督さん、2年前の「日本のいちばん長い日」リメイクの方でした。
あちらも、オリジナルには遠く及ばない、ダイジェスト版のような出来でした。
残念ながら、今回も同じだったなー、と思います。

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2017年8月14日 (月)

見てきました!!! 映画「ローマの休日」

企画上映「午前10時の映画祭」というのがありまして。
懐かしの名作がスクリーンで見られる、嬉しいイベントです。
それも、一般1,100円、学生500円という特別料金です。
昨年は「バック ・トゥ・ザ・フューチャー」三部作や「七人の侍」などを楽しみました。

さぁて、今年の夏は「ローマの休日」(^^)
テレビ画面では、何度見たか分かりません。
2003年にはDVDも購入しました。
製作50周年記念デジタル・ニューマスター版(初回生産限定版)DVD 3,980円
Roman_03

何度かリバイバル上映もあったようですが、見逃しています。
この「午前10時の映画祭」でも2010年に上映されています。

さぁて、はじめて映画館で見てきましょう。

シネコンの一番小さいスクリーンは、わずか100席ちょっと。
主な観客は、40~60代に見える、ご夫婦。
中には、エレベーターの一段目にためらうような方まで。
皆さんきっと、この映画に懐かしい思い出があるのでしょう。

その一方で、20~30代の女性も結構目に付きます。
ステキな名作映画を楽しみにいらしたのでしょうね。
というわけで。
全体でざっと6割以上の席が埋まっていました。
昨年の「七人の侍」より多いくらい。
私の体験では、このシネコンで一番の混雑でした。


で、感想です。
あぁー、楽しかった。
本当に心地良く楽しい映画です。

この映画の良さは、もう語り尽くされているでしょう。
どこをとっても名シーン。
良かったシーンを挙げて行けば、ストーリー全部の紹介になってしまいます。
むりやり、幾つかリストアップします。

とにかく美しい、オードリー・ヘップバーン。
ローマを楽しむ時の、衣装の変化が良いですよね。
最初は、長そでブラウスにリボン。
翌朝は、リボンを外して袖を軽くまくり。
サンダルを買って履き替え、髪を短く切って。
袖を肘より上まで巻き上げ、スカーフを首に巻いて。
同じ服のまま、状況に合わせアレンジされます。

グレゴリー・ペック演じるブラッドレーは、もちろん格好良いですが。
友人の、ヒゲのカメラマン、アービングも良いですね。

世紀の特ダネ写真をしっかり撮って、これで大金が手に入る!
ところが、相棒に新聞記者ブラッドレーは、その気を失ってしまう。

自分から言い出しておいて。
あろうことか、相棒は女王様に惚れてしまい。
何度も転ばされたり、飲み物掛けられたりして。
それで、、、
 「お前が金にしたければ、止めはしない」

そう言われてもねぇ。
それでも、王女との会見で、写真を渡して、にやり。

いやーもう、たまりませんが。
これ位にしておきます。


最後に一応、バイクのご紹介です。
二人乗りをしたベスパではないですよ。
Roman_01

王女様が乗りこんだ三輪トラックは、モトグッチ、だったのですね(^^)
確かなところは分かりませんが、これでしょうか。
ミニチュアの情報がありました。
Roman_02
Motocarro Guzzi Ercole Cabinato
ファルコーネと同じ空冷単気筒500cc。
なんと1980年まで生産されていたとあります。

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2017年8月 1日 (火)

見てきました「メアリと魔法の花」

米林宏昌監督の新作映画「メアリと魔女の花」です。
スタジオジブリで「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」を撮った方。

2014年に、ジブリの制作部門は解体。
その後、西村義明プロデューサーと共に立ち上げた、新生スタジオポノックの初作品。
ポノックとは、クロアチア語で午前0時という意味だそうです。
20170727

さて。
7月8日(土)の公開以降、興行成績はどうでしょうか。
先日のヤフーニュースでは、以下の通りです。


・借りぐらしのアリエッティ(2010年)
 公開週末:9億円 → 2週目の週末まで:26億円 → 最終興収:92.5億円
・思い出のマーニー(2014年)
 公開週末:3億7886万円 → 2週目の週末まで:10億円 → 最終興収:35.3億円
・メアリと魔女の花 (2017年)
 公開週末:4億2800万円 → 2週目の週末まで:12億円 

マーニーに匹敵するスタートのようで、とりあえず良かったです。

1年前の話を蒸し返しますが。

2016年7月25日(月) 人生に、文学を
 文学を知らなければ、
 目に見えるものしか見えないじゃないか。
 文学を知らなければ、
 どうやって人生を想像するのだ(アニメか?)

全くその通り。

文学漫画映画演劇、更には講談落語などなど。
いずれも、人生を語るに足りる立派な表現手法だと思います。
それらのひとつ。
この世ならざる情景を、目に見える形で表現してくれるアニメーション作品。
わけても、名作揃いのジブリ作品。
今後、ジブリの新作が作られない以上、米林監督にはがんばってもらわないと。

私のようなおっさんは、この映画の主たる観客層ではないでしょう。
ですが、私も「一票を投じる」ために、見てきました。

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2017年7月18日 (火)

両国で落語・講談「第四回愚者の会」その2

2017年7月15日(土)、「第四回愚者の会」の続きです。

20170715_1

感想と言うのもおこがましい、さくっと演目のご紹介です。

まずは、頭下位亭虎奴さん。
どう読むのかと思ったら「とうかいてい」。
なるほど、出身校なのですね。
演目は「権助魚」
主人の浮気をごまかすため、下男の権助が「網魚」を買って帰る。
ところが、権助はでたらめな魚を買って帰り、奥さんにバレバレ。
元気いっぱいに演じる、ずうずうしい下男の権助に笑わせて頂きました。

有借亭圓さん さん(^^;は「不動坊」
講談師の不動坊火焔が急死して、奥さんが長屋の吉さんと再婚。
それを聞いた長屋の独身ものたちが悪だくみ。
火の玉や太鼓と共に、不動坊火焔の幽霊に扮しておどろかせようと。
光景を思い浮かべると、ホンモノに見えるはずもなく、かなりばかばかしい。
それを面白く見せてくれる、膝立ちの大熱演(^^)

玉井亀鶴さんの講談「河村瑞賢」
初めて聞く話でした。
後で調べると「河村瑞賢 お盆の金もうけ」という演目のようです。
ネットで検索してもヒット件数は少ないので、結構珍しい話なのでしょう。
お盆の胡瓜の馬や茄子の牛を貰い集めて、漬物にして売るというお話。
マネをした人がしくじったり、漬物が衛生面ではアレだとか、落語のような面白さ。
偉人伝にしてはどうも、、、と思ったら。
瑞賢さん、人格者として称賛されるような人では、ないようです(^^;
出世話というより滑稽話で聞かせる、玉井亀鶴さんの工夫なのでしょうか。

若木家元翁さん落語
お香をくべると煙の中に故人が現れる。
これは「反魂香」かと思ったら。
次々と政治家落語家漫談家のモノマネ。
田中角栄、大平正芳、松鶴家千とせなどなど。
他にも落語家など何人も出ましたが、、、失念(^^;
文字通り「わっかるかなぁ~」という感じ。
これがベテランの味と言うものでしょう。

万年堂きさ馬さんの落語「愛しのよもやま団地」
2016年10月の「第8回社会人落語日本一決定戦」で優勝された方だそうです。
老朽化した団地を舞台にした新作落語。
取り壊しを免れようと、住民が団地の世界遺産登録を目指します。
ところが、近くの団地が先行で申請済み。
それならばと、何か行事をネタにして世界文化遺産を狙う。
そして、近くの団地と一体で世界文化遺産登録決定。
なるほどこれは面白い。
富士山をはじめ昨今の○○遺産ブームは、確かにこんな面がありますね。
手ぬぐいをスマホに見たててタップする落語は、初めて見ました(^^)

というわけで。
メンバーお三方もゲストお二人も、まさに玄人はだし。
終演がぴたりと予定通りの15:30というのも、大したもの。

こう言ってはナンですが。
大きな寄席の遠い席でプロの落語家の小話をさらりと聞くより、よほど面白い。
来年の日程も、さっそくスケジュール登録しましょう。


その後、池袋に移動しました。
20170717_2

暑気払いと言いますか。
もう、大汗ですよ(^^;

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2017年7月17日 (月)

両国で落語・講談「第四回愚者の会」

2017年7月15日(土)です。
酷暑の中、両国まで行ってきました。

 両国で 落語・講談 愚者の会 ← これで五七五(^^)

お江戸両国亭「第四回愚者の会」
・7月15日(土) 12:30開場・13:00開演・15:30終演
・木戸銭無料

2017年1月8日(日)の第三回に続いて、訪れるのは二度目です。
プロではなく「社会人落語」の方々の出演です。

前回も書きましたけど。
「愚者の会」という名は、落語の「薬缶」から採ったのでしょう。
まんが「どうらく息子 第十五噺 愚者」を引用させて頂きます。
入門したての銅ら壱が、師匠に初めて稽古をつけてもらうシーン。
Douraku_02_140

前回同様、パイプいす約40席は満席です。
今回の番組は以下の通りです

・オープニングサイコロトーク
・開口一番 頭下位亭虎奴(ゲスト)
・落語「不動坊」 有借亭圓さん
・講談「河村瑞賢」 玉井亀鶴
  お仲入り
・助演「落語」 若木家元翁(ゲスト)
・落語「愛しのよもやま団地」 万年堂きさ馬

続きは後ほど。

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2017年6月27日 (火)

見てきましたが、、、、、映画「メッセージ」

映画.comから抜粋です。
 劇場公開日 2017年5月19日
 ある日、突如として地球上に降り立った巨大な球体型宇宙船。
 言語学者のルイーズは、謎の知的生命体との意思疎通をはかる役目を担うこととなり、
 “彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを探っていくのだが……。

公式サイトの予告編動画の冒頭はこうです。
 人生の転機は突然やってくる
 娘を失った言語学者ルイーズ
  あなたに力を借りたい
  これは・・・
 ある日現れた謎の飛行物体が彼女の運命を変えた

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へぇー、これは面白そう。

古今東西、様々な宇宙人が地球にやってきました。
セミのような顔で大きなハサミを振り立て「フォッフォッ」とか言ったり。
子どもの自転車のカゴに乗って夜空を飛んだり。
来訪目的は、侵略だったり調査だったり。

異星人との意思疎通に、真正面から取り組んだこともありました。
光と音で「トテチテタ~」という、第三種接近遭遇。
その後、豪華絢爛な宇宙船は、すぐに飛び立ってしまいました。

さて、この「メッセージ」です。
言語学者と理論物理学者が組んで、宇宙人と意思疎通をはかる。
一体どんな手法を使うのか、そして宇宙人の来訪目的は何か。
なるべく事前情報は見ないようにして、映画館へ。


ところが、大変残念な結果となりました。

以下、主な流れをメモします。
黒字は主な話の流れ
青の[挿入]は、途中で突然入る、挿入シーン。
赤の[解釈]は、私なりの挿入シーンの解釈。

・世界12か所に、高さ450mの巨大宇宙船が出現
・アメリカでは、軍隊主導で宇宙人との意思疎通計画が発動
・一人暮らしの女性言語学者ルイーズが対応を依頼される
※挿入:ルイーズの出産、子育て、成人した娘の死までの光景
 [解釈:彼女は、過去にそのような経験をしたのだろう]

・仲間には男性の理論物理学者
・共同で言語学的手法による宇宙人の文字解析を進める
※挿入:娘との会話で、ルイーズは「数学的な単語ならお父さんに聞けば」と答える
 [解釈:娘の父親は理系の人、話の中で該当するのは理論物理学者だけ]

※挿入:「自分のひと言で夫と別れることになった」といった発言
 [解釈:相手が理論物理学者なら、なぜ今平然と仕事をしているのか?]

・中国では宇宙人の意図が曲解され、武力攻撃が計画される
・ルイーズの研究も、かなり進んでいる
・宇宙人は、突然大量の文字を一度に提示する
・宇宙人の来訪意図が分かる、3000年後に地球人に助けられるので、何かを届けに来た?
 [解釈:宇宙人は時間の流れを超越した存在らしい]
※挿入:ルイーズが著者らしい、宇宙人言語の研究本が出版される
 [解釈:本の出版は、どうも未来の出来ごとらしい]
※挿入:ルイーズはパーティで中国軍の責任者と会う
 [解釈:友好的な様子から、パーティは本の出版記念か世界平和樹立?の記念らしい]

・中国の武力攻撃の時刻が迫り、アメリカでも反撃を恐れ撤退が始まる
・ルイーズは衛星携帯電話で中国軍の責任者を説得し、攻撃を中止させる
 [解釈:挿入映像は、すべて未来の出来ごとなのが明らかになる]

・ルイーズと男性の理論物理学者の2ショット
 [解釈:ルイーズは、未来で子どもを失うのを覚悟で、理論物理学者の愛を受け入れる]

ざっとこんな感じです。

これは、どうも参りました。
何度も時間の流れから逸脱した、未来の光景が挿入されます。
これは、どう解釈するのでしょうか。
 ・解釈1:彼女の記憶?脳裏に浮かんだ?映像
 ・解釈2:彼女に関わりない、演出上の挿入映像

もしも解釈1ならば。
未来の出来事を知っている?見せられる?事に大して、彼女は何の反応もしません。
娘を失うというショッキングな映像です。平然としているのは不自然でしょう。
例えば「不思議な夢だった」と語るとか、深刻な表情を見せるなどすれば、納得なのですが。

もしも解釈2ならば。
一種のファンタジーとして、それで構いません。
ところが、最後のパーティの中国軍人の映像は、その後の行動の重要なキーになります。
としますと、この解釈を採ることは出来ません。

やはり、解釈1:彼女の記憶?脳裏に浮かんだ?映像 と考えざるを得ません。

ということは、観客に「あの挿入映像は過去だ」と、意図的に誤解させているとしか思えません。

 亡くなった娘さんは、10代後半か20代位かな。
 であれば、ルイーズ先生は大体40代か。
 若く見えるけど、外国人の年齢は分からないからなー。
   :
 あれー、アレは過去ではなくて、未来だったの?

いやー、やられましたね。

ラストで、ルイーズは理論物理学者の愛を受け入れるようです。
二人とその娘には、やがて悲劇的な未来が訪れるのを知りながら。
これこそが、この映画のキモでしょう。

ここでちょっと、他の映画も持ち出します。

例えば「2001年宇宙の旅」です。
前半では科学的考証に基づいた、素晴らしい宇宙旅行が描かれます。
パンナムの定期旅客宇宙船で客の居眠りとか、惑星間飛行の調査宇宙船とか。
最後に幻想的なシーンに切り替わりますが、その切り替わりは明確です。

例えば「君の名は。」です。
体が入れ替わった高校生ふたりの様子が、交互に描かれます。
当然同時進行かと思ったら、実はふたりの時間には、数年の隔たりがあります。
それは、曜日の勘違いやカレンダーの年号などで、観客にも分かるように表現されています。

これらに比べますとねぇ。
意図的に観客を混乱させて、かえって感動を削がれているように思います。

ウィキペディアで、受賞歴を確認です。

 ・2017年度全米脚本家組合賞では、脚色賞を受賞
 ・第70回英国アカデミー賞では9部門にノミネート、受賞は音響賞のみ
 ・第89回アカデミー賞では8部門にノミネート、受賞はアカデミー音響編集賞のみ

脚色音響、なるほどね。

ウィキペディアで、あらすじを確認です。

 ルイーズは母子の光景のフラッシュバックに悩まされる。
 そこに自分は母として登場し娘は病で死ぬ。
 彼女は娘を持ったことがないため、なぜそれが過去の記憶のように感じられるのか分からない

へぇ。
フラッシュバックに「悩まされて」いたのですか。
私は全く分かりませんでした。

 ルイーズはヘプタポッドの言語を学ぶにつれ、ヘプタポッドのように未来を認識することができるようになっていた。

へぇ。
つまり、未来の挿入シーンは、最初は無自覚、後半では自分の意志で見たのですか。
私は全く分かりませんでした。

ウィキペディア先生がそう言うなら、私の理解力が足りないのでしょう。
原作を読んでから映画を見て、したり顔ドヤ顔で語る、そんな映画だと私は思いました。

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2017年6月17日 (土)

見てきました 映画「家族はつらいよ2」

山田洋次監督の最新作です。
昨年の「家族はつらいよ」の続編です。
Kazokuha_201706_1

山田洋次監督のコメントは、こうです。
 喜劇映画では「死」を描くことはタブーだけれども、あえてそのタブーに挑み、
 その「死」がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います。
 観客は笑いながら、大笑いしながら、
 格差社会の重苦しさにもふと思いを馳せてくれればいいなと思います。

今回は、橋爪功の免許返上問題。
そして、旧友のワーキングプア、独居老人問題。
これらを軸に、大笑いの展開が連発です。

使用中のトイレのドアを開けてしまったり。
うんこが出なかったり。
初期の「男はつらいよ」のような、お下品ギャグも満載。
特上うな重肝吸付きの出前ギャグなど、前回から続くネタも連発。
更には、二階で亡くなった旧友の遺体を、階段でひっくり返したり。
ここまでやるか、という感じです。

その一方で、しんみりするシーンもちゃんと用意されています。
懸命に生きてきた人が、こんな生活をしているなんて。
まるで、寅さんの妹さくらのようなセリフ。

涙を誘って、次の瞬間には大爆笑。
この甘辛の切り換えが、醍醐味でしょう。

思うところを、いくつか。

橋爪功は道路工事の誘導員の旧友に会い「なんであんな仕事を」と嘆きます。
おっと、その表現はマズいでしょう。
せいぜい「大変な仕事だなぁ」程度にすれば良いのに。
でもまぁ、わざとやっているのでしょうから、置いておきます。

主人公一家は、相当に恵まれた家庭です。
 横浜あたりの一戸建てで、三世代同居。
 夫は、定年後もゴルフが趣味で近所の居酒屋の常連。
 妻は、オーロラを見る海外旅行にお友だちがメルセデスのワゴンでお迎え。
 長男は、海外出張があるようなサラリーマン。
 長男の妻は専業主婦。小学生の孫が二人。

サザエさんのような大家族で、経済的にも相当の余裕。
先行き不安な今の時代には、現実離れしているようにも思います。

だからといって「柴又のだんご屋に零細印刷工場の従業員」ではねぇ。
先行き不安のリアリティで、気が滅入ってしまうでしょう(^^;

その他、大したことではないですが。
警察24時のような、車載カメラ画像があったり。
イッテQのような、棺桶の上のアクションカム画像があったり。
山田洋次監督、なかなかです。

1931年9月13日生まれの85歳。
お若いなーと思います。
まだまだ、がんばって頂きたいものです。

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2017年5月 1日 (月)

少しだけ「川越の町歩き」

2017年4月29日(土)の続きです。

古くて小さな映画館「川越スカラ座」のついでに、少し川越の町歩き。
川越城本丸御殿は、歴史の付き具合が素晴らしい。
床なんて、無垢の板がぎしぎし言ってますからね。
こういうのを見てしまいますとね、、、名古屋城の木造復元は、やはりどうかなぁと。
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すぐそばの野球場では、女子プロ野球があったようです。
近くの和菓子屋さんで一休み。
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早めのお昼は、お蕎麦。
もとは釣具屋さんだった「銅板建築」の建物です。
壁面全体が、きれいな緑青に覆われています。
今や、残っているだけでも大したもの。
ぜひこのまま残してもらいたいものです。
以前も同じアングルの、レストラン「太陽軒」
次回こそ、ここでお昼にしましょう。
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埼玉県では有名な、弓削多醤油の醤油ソフトクリーム。
リニューアルした時の鐘周辺には、レンタル和服姿の女の子。
帆布のバック屋さんなど、和風テイストのお店がどんどん増えています。
20170429_14

以前は、愚痴っぽく書いてしまいましたが。
まぁ良いですよね。
先のお蕎麦屋さんのように、古いものを残せるのでしたらね。

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2017年4月30日 (日)

見てきました 映画「時をかける少女」1983年版

2017年4月29日(土)の続きです。

ウィキペディアから、ちょっと抜粋。
 時をかける少女
 1983年 (旧)角川春樹事務所
 主演:原田知世、監督:大林宣彦
 原田知世主演による大ヒット映画。
 大林監督の代表作「尾道三部作」の一つと数えられる。
 主題歌「時をかける少女」(作詞・作曲:松任谷由実)も原田が歌った。
 公開時のキャッチコピーは「愛の予感のジュブナイル」であった。
Tokiwo1983_1 Tokiwo1983_2

原作者の筒井康隆のSF小説は、中高生の頃から私の大好物です。
この「時をかける少女」は、1972年にNHKでテレビドラマ化されています。
その「タイムトラベラー」も、毎回楽しみに見ました。

一方、1983年のこの映画です。
私はすでに20代半ばですからね、公開時には全く興味なし。
むしろ、先のように、カドカワ映画には反発を感じていたくらいです。
それでこの映画は、一度くらいはテレビで見たような記憶がある程度です。

あれから30年以上。
なぜ、この映画を見る気になったかと言いますと。
5月の後半に、尾道へ行く計画がありましてね。
ちょうど良いタイミングで、今回の上映予定がありまして。
以前から気になっていた川越スカラ座で見ることにしました。

というわけで、ほんの尾道の予習、そんな軽い気持ちだったのですが。
今回初めてスクリーンで見ますとね。
良いんですねー、これ。

なんとも清純無垢な原田知世ちゃん。
女の子を「くん」付けで呼ぶ、幼馴染の男子高校生。
理科室、部活動、長いスカートの制服、短い白いブルマーの体操服。
さらに、高度に文明の進んだ未来人、同時に二人は存在できないタイムパラドクス。
別れた後は、一切の記憶を失う。これは今でも定番(^^)
うーん。
昭和の青春ドラマやSFドラマのテイストが満載。
さらに、大林宣彦独特の、くすぐったいようなファンタジーワールド。
いやもう、どうにもこれは、たまりません。

尾道三部作の残り2作「転校生」「さびしんぼう」も見たくなりましたが、、、
残念、上映予定もレンタルDVDも見つかりません。
そのうち機会があれば、押さえておきたいところです。

おまけです。
今の原田知世さん、AGFブレンディで、ふぅ。
あれから30年以上。さすがですねぇ(^^)
Blendy_201704

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