埼玉県行田市「昭和天皇の行幸記念碑」
埼玉県行田市の「足袋とくらしの博物館」を見てきました。
少し離れた場所にクルマを置いて歩きます。
何度も行っている「忍城御三階櫓」が見えます。
1988年に再建された「復興天守」。
途中にある行田市商工センター前です。
昭和58年の天皇陛下の行幸記念の石碑がありました。
碑文は、その際の天皇陛下の歌です。
御製
行田にて
足袋はきて
葉山の磯を
調へたる
むかし思へば
なつか志く
して
侍従長
入江相政 謹書
石碑の脇に、金属パネルがありました。
石碑裏面の文章を、読みやすく掲示しているようです。
全文転記します。
陰碑・碑文
天皇陛下 埼玉古墳群御見学の為
昭和五十八年五月三十一日 当地に
行幸せらる
その折 市長 市政を奏逑す
日本一の行田足袋に 興深く聖聴さる
則ち 新春 行田足袋をおもふ の御歌
を拝す
市民挙りて 永久えに 伝えんと 茲に
建碑す
昭和五十九年十一月三日
建立 行田市長 中川直木
協賛 行田足袋商工協同組合
(大澤俊吉撰文並書)
はて?
「奏逑す」とあります。
ネットの辞書で「逑」の意味を確認。
①あつまる。あつめる。あ(合)う。 [類]糾
②つれあい。たぐい。「好逑」 [類]仇(キュウ)
これはどうも、違うのではないかと思います。
良く似た字の「述」なら「のべる・言う」で意味が通るのですが。
さて「足袋とくらしの博物館」はすぐそこです。
続きは後ほど。