行ってきました 上野の森美術館「五大浮世絵師展 歌麿 写楽 北斎 広重 国芳」その2
2025年05月30日(金)です。
友人に誘われて、こんな展覧会に行って来ました。
上野の森美術館
五大浮世絵師展
歌麿 写楽 北斎 広重 国芳
5 STARS of UKIYO-E ARTISTS
https://www.5ukiyoeshi.jp/
・会期:2025年5月27日(火)~7月6日(日)
・料金:一般2,000円、高校・専門・大学生1,500円、小・中学生800円
※障がい者手帳をお持ちの方とその介助者(1名まで)は当日料金から半額
・概要
女性を優麗に描いた喜多川歌麿、劇的な役者絵で人気を博した東洲斎写楽、
風景・花鳥・人物と森羅万象を独自に表現した葛飾北斎、
名所絵を中心に浮世絵に新風を吹き込んだ歌川広重、
そのユーモラスな画風で大いに存在感を発揮した歌川国芳。
美人画、役者絵、風景画など各分野で人気を博した五大浮世絵師の代表作を
中心に約140点を紹介します。
江戸時代を彩った浮世絵5大スターの競演をお楽しみください。
チラシです。
作者の生没年月日です。
ウィキペディアで確認。
・喜多川歌麿
1753年?~1806年10月31日
・東洲斎写楽
(生没年不詳にて活躍期間)
1794年5月~1795年1月
・葛飾北斎
1760年10月31日?~1849年5月10日
・歌川広重
1797年~1858年10月12日
・歌川国芳
1798年1月1日~1861年4月14日
合わせて確認です。
私の好きな池波正太郎「剣客商売」主人公の秋山小兵衛です。
生没年:1718年~1811年
小説での活躍期間:1777年~1793年
今回の展示は、ほぼこれと重なります。
時代背景としては。
田沼意次が活躍した、1758(宝暦8)年から1786(天明6年)年。
庶民の学問芸術が発達した新気運の時代。
そして意次失脚後の、松平定信「寛政の改革」の緊縮政策の時代まで。
展示されている作品にも、緊縮政策への皮肉など、時代を反映した描写が見られます。
もちろん「剣客商売」でも、時代背景が作品世界に大きく関わっています。
これらの時代背景を踏まえて、作品を眺めてきたわけです。
いやー良かった。
花魁や市井の女性の表情を切り出した美人画。
インパクトのある人気役者の大首絵。
名所各地を描く富岳三十六景や東海道五拾三次之内。
水滸伝などの豪傑や名所絵などなど。
江戸時代中期の文化風俗をじっくり楽しむ、タイムスリップのような体験でした。
早々に離脱してしまった、NHKの大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。
これからでも、見ておきましょうかね。
おまけです。
私のおみやげ。
歌川国芳「相馬の古内裏」のハンカチ。880円。
水木しげる「がしゃどくろ」の元ネタ(^^)。
こちらが裏面というのも、渋い設定。
以前行った、国立科学博物館の特別展にも展示されていましたっけ。
・2014年6月1日(日) 行ってきました「医は仁術」
猫が描いてある方は歌川国芳「其まま地口 飼好五十三疋」のガーゼてぬぐい。770円。