古い本棚

2026年4月19日 (日)

奈良の参考書籍

2026年4月9日(木)~10日(金)です。
一泊二日で、奈良に行ってきました。

私の古い本棚の何冊かで、予習と復習をしました。
もう40年以上前の本ですが、今でも私の本棚の一等地を占めています。


木に学べ-法隆寺・薬師寺の美-
1988年3月1日 初版第1刷発行
著者 西岡常一
発行所 小学館
定価 1400円
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法隆寺や薬師寺の宮大工だった、有名な方。
ヤリガンナも、この方が復活させたそうです。
1995年に亡くなっています。
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たとえばこんな感じです。
千三百年前の飛鳥時代の大工は賢いな。
鎌倉時代は修理をケヤキでやった。
だからこんなふうにそっくりかえるんです。
構造を忘れて装飾的になってきた。
一番悪いのは日光の東照宮です。
装飾のかたまりで、あんなんは建築やあらしまへん。工芸品です。


日本人はどのように建造物をつくってきたか 2
奈良の大仏 世界最大の鋳造仏
1981年4月15日 第1刷発行
1981年5月15日 第3刷発行
著者 香取忠彦
イラストレーション 穂積和夫
発行所 株式会社 草思社
定価 1500円
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巨大な奈良の大仏の製造過程を、分かりやすい文章と精緻なイラストで伝えてくれます。
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建立に関わる様々な職種の紹介です。
他にも、様々な仏具の制作方法とか。
法隆寺や東大寺の仏像の解説とか。
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今回は回れませんでしたが。
こちらも近いうちに。

日本人はどのように建造物をつくってきたか 1
法隆寺 世界最古の木造建築
1980年10月25日 第1刷発行
1981年1月7日 第7刷発行
著者 西岡常一 宮上茂隆
イラストレーション 穂積和夫
発行所 株式会社 草思社
定価 1500円
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こちらは最近の本です。

ぜんぶ絵で分かる 8
日本建築の歴史
2024年9月3日 初版第一刷発行
著者 海野聡
発行所 株式会社エクスナレッジ
定価 本体2200円+税
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時代ごとの建築物の変遷が、コンパクトに紹介されています。
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例えば、組物の構成。
他にも、様々な建築物の構造などが詳しく説明されています。
なるほどと思って目を通すのですが、記憶力が・・・
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2026年4月12日 (日)

半七捕物帳に「桐屋の飴」登場

「本なら売るほど」がマンガ大賞2026大賞を受賞しました。
https://www.mangataisho.com/
Mangataisyo_2026
この機会に、書いておきます。


「本なら売るほど」第1巻で、着物好きの女性が「半七捕物帳」を買います。
「旺文社文庫 半七捕物帳 全6巻揃 ¥2,500ー」
この後、行き会った粋な老女と、この本について語り合う様子が描かれます。
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「半七捕物帳」は、良いんですよね。
明治時代の「わたし」が、江戸時代に御用聞きだった「半七老人」の思い出話を聞く。
起こる事件もあまり陰惨ではなく、半七も人情味のある粋な人物。
罪を自白した犯人を、縄を打たずに番所まで連れて行ったり。
軽妙洒脱というような、良い味わいです。
このシリーズを契機に「銭形平次」「むっつり右門」などが登場し、捕物帳ブームが起きたようです。

懐かしくなって、青空文庫で読み直しをしています。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card1004.html
作品名:半七捕物帳
副題:08 帯取りの池
女は妹らしい十四五の小娘をつれて、桐屋の飴の袋をさげていた。
小娘は笹の枝につけた住吉踊りの麦藁人形をかついでいた。
「あら、三河町の親分さん」と、女は立ち停まって愛想のいい笑顔をみせた。
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おっ。
「桐屋の飴」が出てきました。
池波正太郎の「剣客商売」「鬼平犯科帳」では、「桐屋の黒飴」が目黒の名物として度々登場します。
この機会に、ちょっと確認。


https://dl.ndl.go.jp/pid/2563386/1/56
国立国会図書館デジタルコレクション
江戸名所図会 7巻 [7]
著者 松濤軒斎藤長秋 著, 長谷川雪旦 画
出版者 須原屋茂兵衛[ほか]
出版年月日 天保5-7 [1834-1836]
Edomeisho_202604_4

説明書きをチェック。
これで合っているでしょうか・・・
ルビはタグの編集が面倒なので、カッコで失礼します。
目黒飴(めぐろあめ)
此地(このち)の名物(めいぶつ)として
是(これ)を商(あきな)ふ家多(いへおお)し
参詣(さんけい)の輩(ともがら)
求(もと)めて家土産(いへつと)とす
「家土産(いへつと)」は「家苞(いえづと)」のことですね。
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店先の様子をチェック。
飴は、白く描かれています。
ということは。
「黒飴」は、池波正太郎の創作なのかも知れません。
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半七捕物帳に話を戻します。
この話の舞台は「雑司ヶ谷の鬼子母神」です。
先の江戸名所図会の「目黒の桐屋」とは、10キロ以上離れています。
雑司ヶ谷に、のれん分けしたお店があったのかも知れません。


雑司ヶ谷も目黒も、良いお散歩コースでしたっけ。
・2026年1月15日(木) 歩いてきました「雑司が谷七福神」
・2019年2月3日(日) 行ってきました「目黒不動尊の節分会」

この講座も、少しは役だったでしょうか。
・2026年1月22日(木) 受講開始です 埼玉県立文書館「古文書講座入門編」

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2026年2月 7日 (土)

睡眠不足確定「フーヴァー研究所 邦字新聞デジタルコレクション」

天然理心流や池波正太郎についてネットで検索していたら、こんなサイトに行き着きました。
HOOVER
INSTITUTION
LIBRARY & ARCHIVES
Hoji Shinbun Digital Collection
フーヴァー研究所
図書館・公文書館
邦字新聞デジタルコレクション
https://hojishinbun.hoover.org/
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有名なアメリカのシンクタンク「フーヴァー研究所」の関連サイトです。
世界各国で発行された日本語の新聞のコレクション。
紙面の画像データと共に、テキストもデータ化されています。
おかげで、普通の日本語キーワードで邦字新聞の検索が出来ます。


先日の、剣客商売の登場人物「間宮孫七郎」を検索すると、この通り。
1979年2月6日「北米毎日新聞」第4面
Hokubei Mainichi (San Francisco, CA), 1979.02.06
池波正太郎 新妻 続剣客商売 八十八
間宮孫七郎が大治郎に木刀を渡すシーン。
この小説は「小説新潮」で連載されたものです。
第6巻「新妻」は1976年3月発行。
書籍が出た後に、連載小説として掲載されたようですね。
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下の方の広告も面白い。
昨年話題になった「特選キャルローズ米」や、カラオケ機、求人広告など。
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試みに「田中角栄」を検索。
1972年7月5日「ハワイ報知」
トップ記事は「自民党新総裁に田中角栄氏」
その脇には「南北朝鮮がトップ会談」
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「戦艦大和」を検索。
1945年4月7日「布哇タイムズ」
「米航空母艦 九州沖で 戦艦大和四萬五千頓級を撃沈」
その脇には、沖縄本島侵攻の美談。
「米兵は老爺の手を引き避難させ」
欄外には、戦時標語。
「外出禁止の時刻を守り 灯火管制する準備せよ」
「布哇では毎日が戦時公債購入日」
ハワイでも、戦時中はそれなりに緊張感のある日々だったことが窺えます。
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他にもビルマブラジル朝鮮大連南洋などなど、各地の新聞記事が沢山。
例えば。
1912年9月15日の「平壌日日新聞」
明治天皇の御大葬敬悼號 (号の字が出てきません・・・)
下の段は、講談水戸黄門
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いやーこれは面白い。
朝日読売などの過去の紙面検索は、費用が高額でお遊び利用はとても無理です。
こちらは断片的とはいえ、大昔の紙面そのままが無料で見られますからね。
これはもう、睡眠不足確定です(^^;

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2026年1月31日 (土)

新選組のふるさと歴史館「天然理心流の木刀」

2026年1月23日(金)です。
友人の用事に同行したついでに、ちょっと寄ってみました。

日野市立 新選組のふるさと歴史館
https://www.city.hino.lg.jp/shinsenr/
入館料:大人(高校生以上) 200円

近藤勇道場天然理心流」の木刀がありました。
普通の形のものと共に、反りがなく太くて短めのものが目につきました。

天然理心流「剣究会」というサイトから画像を拝借。
http://www.risinryu.club/
下から二番目のようなやつです。
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私は武道には疎いので、このような木刀は初めて見ました。
ネットで調べますと、「古流」と呼ばれるような流派では、結構使われているようです。

手にしてみると、ずっしりと重い。
あぁこれは。
池波正太郎「剣客商売」に出てくるアレではないですか。

秋山親子と親しい間宮孫七郎大治郎に手造りの木太刀を送るエピソード。
第6巻「新妻」「道場破り」という話に出てきます。
関連部分を転記します。


「先日、ふと、おもい立ち、枇杷びわの木で木太刀きだちをつくってみたら、大治郎殿にちょうどよいものができたので、通りがかりにお立ち寄り願いたい」
 と、いってよこしたのだ。
(中略)
 大治郎は居間へ通され、間宮が手づくりの木太刀を受けた。
 長さはつかをふくめて三尺二寸。無反むぞりで、わずかに刀身は丸棟まるむねのかたちに削ってあるが、ほとんど刀の形をなしてはいない。
 だが、両手に握りしめて見て、
「これは……」
 大治郎の目が、かがやいた。
「いかが?」
「かたじけなく……」
「気に入られたか?」
「はい。何よりでございます」
「それはよかった」
 はじめて、間宮孫七郎の顔に微笑が生れ、
 
・・・


池波正太郎先生も、こういった木刀をイメージして書かれたのでしょう。

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2025年11月26日 (水)

見てきました!!! 午前十時の映画祭15「ウエスト・サイド物語」余談

古典的な名作「ウエスト・サイド物語」。
歌も映像も大変有名で、様々なオマージュ作品があると思います。
例えば。
映画の中では「Beat It」というセリフが何度も出てきます。
どなたもご存知、マイケル・ジャクソンですね。


さて。
私がこの映画に親しみを感じたきっかけは、こちら。
1964年連載開始の 石森章太郎「サイボーグ009」の冒頭シーンです。

死の商人「ブラックゴースト」は、兵器製造会社の社長たちにサイボーグによる未来戦計画を発表。
そして、世界中で「実験用の人間刈り」を行う。
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ニューヨーク、ウェスト・サイド。
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ジェット団のリーダー「ジェット・リンク」は、対立するシャーク団のリーダーを刺してしまう。
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逃げるジェットの前に「ブラックゴースト」が現れる・・・
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小学生の私は、このシーンで「パロディ」という言葉を覚えたように思います。
意味がずれていますが、当時は「リスペクト」なんていう言葉はありませんでしたからね。


片岡義男の小説も思い出されます。

暴走族の対立抗争。
喧嘩の最中に、リーダーはナイフで腹を刺されてしまう。
彼は、ナイフもそのままバイクでその場を去る。
自宅に戻り「今日の騒動の責任を取って割腹自殺します」という内容の遺書を書く。
病院に運ばれ、一命をとりとめる。
警察の聴取には「自分で刺した」で押し通す。
刺した相手は、大きな果物かごを持って面会に来て土下座。
激高する友人を、リーダーは押しとどめる。

友人が感心して語る。
「おまえ、人物だなぁ」。

この「人物」という表現がなんとも面白く、印象に残っています。
読み返してみたいですが、本も見つからず、タイトルも思い出せません・・・

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2025年11月15日 (土)

名物「羽二重団子」

足立区の舎人公園で、樹木をスケッチしてみたのですが、、、
我ながら、全然上達しません。
こういうのを「日暮れて道遠し」というのでしょう。

さて帰り道です。
西日暮里駅日暮里・舎人ライナーを降りて、JRに乗り換えるのですが。
ここでオミヤゲを購入。
日暮里の名物「羽二重団子」です。
「日暮れ」にかけた駄洒落のつもりですが、面白くも何ともないですね。
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紙箱4本入りで、1425円(税込)です。
柔らかくて、餡もなめらかで美味しかったです。


このお団子は、先日店の前を通ったのに、買いそびれてしまったものです。
・2025年9月20日(土) 根岸の里の侘び住まい

このお団子は、ウィキペディアにも載っています。
・https://ja.wikipedia.org/wiki/羽二重団子
一部抜粋。
文政2年(1819年)、初代 庄五郎が「藤の木茶屋」を武蔵野国谷中本村字居村(現在地 東京都荒川区西日暮里 付近)に開く。
文人が愛したため、数々の近代文学の作品に記述があることでも知られている。
泉鏡花「松の葉」
司馬遼太郎「坂の上の雲」
田山花袋「東京近郊」
夏目漱石「吾輩は猫である」
正岡子規「道灌山」「仰臥漫録」、その他俳句5句


手元の本を再確認。

夏目漱石「吾輩は猫である」
猫の飼い主である珍野苦沙弥先生と、元書生で今は実業家の卵の多々良三平君との会話。
「行きましょう。上野にしますか。芋坂へ行って団子を食いましょうか。先生あすこの団子を食った事がありますか。奥さん一返行って食って御覧。柔らかくて安いです。酒も飲ませます」と例によって秩序のない駄弁を揮ってるうちに主人はもう帽子を被って沓脱へ下りる。

司馬遼太郎「坂の上の雲」

日露戦争凱旋観艦式の後、海軍軍人の秋山真之が正岡子規の遺族を訪ねた際に、このお店に立ち寄ります。
「めしがあるかな」
と、茶店に入るなり、松山なまりで小女にいったために、返事もしてもらえなかった。この茶店は「藤の木茶屋」とよばれて江戸のころからの老舗なのである。
団子を売る茶屋で、めしは売らなかった。その団子のきめのこまかさから羽二重団子とよばれて往還を通るひとびとから親しまれている。
「団子ならありますよ」
と、小女がいった。真之はやむなく団子を一皿注文した。


先日前を通って寄れなかった「子規庵」も一度行ってみなくては。
https://shikian.or.jp/

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2025年8月25日 (月)

連載終了「新仮面ライダーSPRITS」その2

私が気に入っていた漫画、村枝賢一「新仮面ライダーSPRITS」ですが。
2025年8月6日発売の月刊少年マガジン9月号で最終回を迎えたようです。
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私は、かなり前に脱落しました。
最終回を迎えたからと言って、今さら数十巻をフォローもできません。
ですが、25年の長期にわたり描き続けて、ちゃんと終わらせる。
それだけでも、大変立派なことだと思います。

それにひきかえ。
ということを書こうと思ったのですが。
以前も書いていましたので、省略します。

・2022年11月27日(日)  映画「THE FIRST SLAM DUNK」雑考
この映画の成否の心配はさておき。
私が言いたいのは、、、
映画の前に、やることがあるのではないですか?
ということです。
井上雄彦さんの代表作について、ウィキペディアで確認。
「SLAM DUNK」
連載:週刊少年ジャンプ 1990年42号~1996年27号
コミックス:全31巻
「バガボンド」
連載:週刊モーニング 1998年~2015年(以後休載)
コミックス:既刊37巻 2014年7月 ←【8年前!】 ※3年経過し11年前になりました
「リアル」
連載:週刊ヤングジャンプ 1999年48号~連載中
コミックス:既刊15巻 2020年11月 ←【2年前!】

※ただ今確認しました。
「リアル」は、2024年8月に4年振りの新刊、16巻が出ていました。

おまけです。
第1巻に大感激という人は、世の中に結構いらっしゃるようです。
一部無断転載、失礼します。

deahiro’s blog
https://deahiro.hatenablog.com/entry/54197298
トップ > 仮面ライダー > キサマの作戦目的とIDは!?の事。
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2025年8月24日 (日)

連載終了「新仮面ライダーSPRITS」

こじつけですが。
「スーパー戦隊」とくれば、次は「仮面ライダー」ですね。
私が気に入っていた漫画、村枝賢一「新仮面ライダーSPRITS」ですが。
2025年8月6日発売の月刊少年マガジン9月号で最終回を迎えたようです。
Muraeda_x_202508
へぇ~。
まずは、ウィキペディアから抜粋。

仮面ライダーSPIRITS
掲載誌:月刊マガジンZ
発表号:2001年1月号 - 2009年3月号
巻数:全16巻
話数:全95話
ここで、掲載誌「月刊マガジンZ」が休刊。
「月刊少年マガジン」に移籍して「新」がスタート。
新 仮面ライダーSPIRITS
掲載誌:月刊少年マガジン
発表号:2009年8月号 - 2025年9月号
巻数:既刊41巻(あと一巻)
話数:全188話


仮面ライダーSPIRITSについて。
最初の3巻は、1号からスーパー1までを主役とした第一部。
これが、ものすごく良かったんですよ。
名シーンを、ふたつご報告。

滝和也は、バトルスーツやショットガンで武装し、コウモリ怪人の本拠地に乗り込む。
ザコは倒せるが、大コウモリ怪人には手も足も出ない・・・
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敵は多いな
滝‥‥
いや……
たいした事はないか‥‥
‥‥今夜は
お前と俺で
ダブルライダー
だからな

東南アジア「ガモン共和国」は、長く続く内戦状態。
虐殺を重ねる敵に立ち向かう、仮面ライダー2号。
Kamensp_1_2_202508
ほほぉ‥‥
いい性能だな
キサマの作戦目的と
IDは!?
正義
仮面ライダー2号


その後「仮面ライダーZX」をベースとした、長編ストーリーになります。
このキャラクターは、ただ一回だけの特別番組でテレビ放送されただけです。
それをベースに、よくもまぁ長期連載に持ち込んだものです。

「世界征服を目論む秘密結社全てを束ねる巨大組織BADAN」との戦闘が、延々と描かれます。
アメリカ空軍をはじめ、世界中の正規軍が壊滅。
その後、1号からスーパー1までの9人のライダーが、世界各地に散って共闘したりヤラれたり。

これが延々と続いたと思ったら、掲載誌の「月刊マガジンZ」が休刊。
「月刊少年マガジン」に移籍して「新」がスタート。
当初は、仮面ライダー2号の物語でスタートしました。
ここまでのストーリーを打ち切って、仕切り直しなのかと思いましたが。
2巻の半ばから、元のストーリーに復帰します。


私は、この「新」の初めで脱落しました。
第一部の初めが大変良かったので、頑張って追いかけていましたが。
世界中で同時進行して深刻化複雑化するストーリーには、付いていけませんでした。

このブログで「超おすすめ」した頃には、すでに脱落・・・
・2013年12月17日(火) がんばれライダーマン
村枝賢一さんの「仮面ライダーSPIRITS」(講談社コミックス)も、超おすすめです。
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その後も、第1巻だけは読み返すこともありますが。
それ以降は、もうねぇ。
最終回を迎えたからと言って、今さら数十巻をフォローもできません。

ですが、25年の長期にわたり描き続けて、ちゃんと終わらせる。
それだけでも、大変立派なことだと思います。

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2025年7月11日 (金)

見てきました!!! 午前十時の映画祭15「砂の器」その2

映画「砂の器」について。
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公式サイトから2行拝借。
『砂の器』は1974年10月に公開されて大ヒット。
当時の配収7億円は、『日本沈没』『ノストラダムスの大予言』に次ぐその年の3位の高成績だった。


以下、思いつくままに。

題名の「砂の器」。
映画の冒頭と、最後の親子放浪のシーンで、子どもの一人遊びが描かれます。
砂山を作り真ん中をくぼませ水を注いで、砂をすくい上げ、それを板の上に並べています。
簡単に崩れ去ってしまう、砂の器。
そこから何を感じ取れば良いでしょうか。

「らい病」にからむシーン。
犯人は、妊娠した愛人が子どもを一人で産み育てると言うのを、厳しく拒絶します。
「らい病」の遺伝を恐れたのでしょう。
愛人役の島田陽子さんが、大変美しい。
ベッドから起き上がる際に、ちらっとおっぱいも見せてくれました。

刑事は「らい病」の療養施設にいる犯人の父を探し当てます。
犯人である現在の息子の写真を見せるが、父は「知らない」と言い張る。
今の自分の存在が、息子のためにならないと直感しての言葉なのでしょう。

うーん。
以前、軽井沢の施設を見学したことがあります。
・2014年7月26日(土) Breva750で「重監房資料館」を見学


推理小説の分類で、以下のような言葉があります。
・フーダニット(Who done it?)
「誰が殺ったのか?」犯人の解明
・ハウダニット(How done it?)
「どう殺ったのか?」犯行方法の解明
・ホワイダニット(Why done it?)
「なせ殺ったのか?」犯行動機の解明

この映画は、この三要素の比率が独特です。
「誰が」について。
犯人に行きつくまでの刑事の努力が、じっくりと描かれています。
映画前半の大きな見どころです。
「なぜ」について。
自分の過去を知る被害者を殺害したという、出来事だけが描かれます。
犯人が子どもの頃、親身に面倒を見てくれた元警察官です。
偽名で社会的成功を得ていることを暴露するようなことも、しないでしょう。
ではなぜ犯人は、、、様々な議論ができそうです。
「どう」について。
殺害のシーンも、死体さえも一切描かれません。
先のような見どころを思えば、それらはもう、どうでも良い要素ということでしょう。


ちょっとどうかと思う部分。
犯行時の血の付いたシャツを、細かく切って列車の窓から捨てる。
それを目撃した人がいて、物的証拠の発見につながる。
いやいやー。
窓から捨てたりしないで、どこかに埋めるとか燃やすとか。
いくらでも方法はあるでしょう。


その他にも、見どころは一杯。

1974年作品ですからね、街並みや風俗の面白さ。
やたらとタバコをふかしていたり、場末感漂う街並み。
街を行くのは、スピンドルシェイプのクラウン510ブルーバード
刑事の出張は、固そうなボックスシートの夜行列車。
当時は当たり前だったのでしょうが、今の感覚では相当に大変そう。

細かい話ですが。
コンサート会場は、我が埼玉県の「埼玉会館」でした。
しばらくご無沙汰ですが、若い頃に何度も行った場所で、ちょっと懐かしい。

キリがないので、このへんで。


ちょっと原作も、読み返してみましょう。
手持ちは処分してしまいましたので、図書館で借りてきました。
私の好きな、スピン=しおりひも の付いている新潮文庫。
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2025年7月10日 (木)

見てきました!!! 午前十時の映画祭15「砂の器」

映画「砂の器」
製作国:日本
製作年:1974年
カラー:カラー
スクリーンサイズ:スコープ
上映時間:143分
監督:野村芳太郎
出演者:
丹波哲郎
加藤 剛
森田健作
島田陽子
山口果林
笠 智衆
加藤 嘉
原作:松本清張
脚本:橋本忍・山田洋次
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公式サイトから2行拝借。
『砂の器』は1974年10月に公開されて大ヒット。
当時の配収7億円は、『日本沈没』『ノストラダムスの大予言』に次ぐその年の3位の高成績だった。


まずはジジイの昔語り。

この映画の公開当時、私は高校生。
友人とこの映画を見に行ったのですが、、、
大混雑のせいか友人が貧血を起こして、ロビーのベンチで休んでそのまま帰ってきました。

松本清張の原作は、その頃に読みました。
当時の私は、文庫本なら「時速100ページ」で幾らでも読み続けられた乱読時代。
この本も、さほど私の好みでもなかったのですが、流行っていたので一応読みました。
細かい部分までは覚えていませんが、特にすごく良いとは思いませんでした。

犯人と父親の放浪の原因が「らい病」なのですが。
あの頃は、不治の病を扱った小説や映画などが、多くありました。
・吉永小百合の「愛と死をみつめて」、
・恋人の日高美奈が亡くなる「巨人の星」
・アメリカ映画「ある愛の詩」 などなど。
世間知らずのガキだった私は「あぁ、よくある難病ものね」といった受け止めでした。
病の苦しみ、不条理な差別など、自分には関係ない世界の話のように感じていました・・・


というわけで。
この映画は見る機会もなく、50年もたってしまいました。

当時を懐かしく思い、さほど期待もせず見に行ったのですが。
いやー。
すごく良かったです。

殺人の被害者は、誰にも恨まれることのない善人の元警察官。
彼を殺害したのは誰か?
じりじりと暑い夏。
地道な捜査を続け、真実に迫る刑事たち。

犯人は、順風満帆の人生を歩む新進気鋭の音楽家。
実は偽の戸籍で暮らしており、悲惨な出生の秘密を抱えている。


ミステリーとして、謎解きの部分も面白いのですが。
見どころは、クライマックスの演出。
以下の三つの情景が、交互に描かれます。

犯人は、新曲の「宿命」のコンサート会場で、重厚なピアノ演奏を披露します。
気がかりだった愛人もすでに亡くなり、満員の会場には、婚約者とその父親。
まさに人生の絶頂です。

それに重ねて、捜査会議で殺人に至る経緯の説明。
刑事は、犯人の出自や犯行動機の説明で、その宿命の悲惨さに、声を詰まらせます。

更に、犯人の子ども時代の情景。
父の「らい病」で、故郷を追われて放浪の旅を続ける親子の姿。
初めは巡礼姿ですが、時を経てみじめな姿になっていきます。
「乞食浮浪者犯罪者、当村に入るべからず」といった立札。
心ない駐在の警察官に追い払われたり。
子どもが石を投げて来たり。
見かけた小学校の様子を、じっと見つめる子ども時代の犯人。
そして、人情味ある警察官により救われるまで。

最後は、コンサート会場の裏手で、犯人の姿を見下ろす刑事。

いやー。
もうたまりません。
高校生のガキだった私も、今や60代後半です。
大した出来事もない平々凡々の人生ではありますが。
あれこれと思い浮かぶこともあり、やはり胸に迫るものがありますね。

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