講演会公演など

2025年10月23日 (木)

行ってきました!!!「南こうせつコンサートツアー2025~神田川~」

埼玉県飯能市で開催された、こんなコンサートに行ってきました。
Kousetsu_202510
南こうせつコンサートツアー2025~神田川~
・日時 2025年10月18日(土) 開場:午後4時30分 開演:午後5時
・会場 飯能市市民会館 大ホール
・料金 7,500円

飯能市は「飯能河原」や「天覧山」が名所で、ニホンカモシカもいるというローカルな場所です。
ちょっと懐かしい、2013年にスタートしたアニメ「ヤマノススメ」の舞台。
原作の連載は今も続いていて、既刊26巻です。


さて、コンサート開演です。
1102席の会場は、ほぼ満席。
こうせつさんいわく「飯能に来るのは三度目、10年前と37年前」とのこと。

定番曲に加え「葡萄の季節」「この秋に」など、この季節にふさわしい曲が入ったり。
初めて聞いた「愛こそすべて」は、NHKラジオ深夜便の「深夜便のうた」(2025年6月~7月)だそうです。

ノリの良い観客も多く、アンコールの「満天の星」では、ほぼ総立ちでした。
こうせつさん、「皆さん座ってください」と笑わせて、更にもう一曲「僕の胸でおやすみ」で締めてくれました。


当日の曲目です。
休憩時と終了後に書いたメモを基にしていますので、間違いがあるかもしれません。
参考まで。
[]内に、リリース年、アルバム名、歌手 を付記します。
公式サイトやウィキペディアで確認したものです。

赤ちょうちん [1974年 三階建の詩 かぐや姫]
好きだった人 [1972年 はじめまして かぐや姫]
葡萄の季節 [1984年 帰郷 南こうせつ]
この秋に [1975年 かぐや姫フォーエバー かぐや姫]
夢一夜 [1978年 こんな静かな夜 南こうせつ]
愛こそすべて [2025年 デジタルシングル 南こうせつ]
マキシーのために [1971年 レッツゴーかぐや姫 第1期かぐや姫]
(休憩15分)
うちのお父さん [1974年 三階建の詩 かぐや姫](ソロで演奏)
おかえりの唄 [2019年 いつも歌があった 南こうせつ]
男が独りで死ぬときは [2019年 いつも歌があった 南こうせつ]
妹 [1974年 かぐや姫LIVE かぐや姫]
あの人の手紙 [1972年 はじめまして かぐや姫]
緑の旅人 [2014年 からたちの小径 南こうせつ]
神田川 [1973年 かぐや姫さあど かぐや姫]
(アンコール)
心の虹 [1997 心の虹 南こうせつ]
満天の星 [1982年 ひとりごと 南こうせつ]
僕の胸でおやすみ [1973年 かぐや姫さあど かぐや姫]

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2025年9月10日 (水)

さいたま文学館の講座「宮沢賢治 大正五年の秩父路の旅」

こんな講座に行ってきました。
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文学の散歩道~埼玉ゆかりの文学~
【1回目】石井桃子 エッセイでたどる生涯
【2回目】宮沢賢治 大正五年の秩父路の旅
【3回目】大木 実  暮らしの中の詩情
埼玉ゆかりの文学者・文学作品を取り上げた
お気軽に受講いただける講座です。
日程:2025年8月2日(土) ・ 9月6日(土) ・ 10月13日(月・祝)
時間:各回14:00~15:30(受付開始13:30)
会場:さいたま文学館 文学ホール
参加無料、事前申込制(定員60名)

2回目は「宮沢賢治 大正五年の秩父路の旅」です。
この回が、一番気になっていたんですよね。

これまで、寄居や小鹿野あたりで、宮沢賢治の歌碑を何度も見かけています。
例えば、これです。
・2021年4月29日(木) 歩いてきました「寄居玉淀ふるさと文学碑歩道」その3
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大正5年9月、盛岡高等農林学校2年の時に、地質学・土壌学に関する校外学習で秩父に来たそうです。
ピンポイントで歌碑は見かけるものの、全体としてどんなルートだったのか、以前から気になっていました。
今回は、そのルートや各地の歌碑について、詳しく話が聞けました。

頂いた資料の、熊谷から三峰神社までの行程と、八か所の歌碑の説明図です。
大正3年の「上武鉄道線路図」がベースになっていて、当時の状況が良く分かります。
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ルートについては確定資料がなく、推定も含まれているそうです。
その解説が、もう「なるほど」ばかり。

熊谷では、熊谷寺門前にあった旅館に宿泊
あぁなるほど。
あの辺ですか。
・2020年6月18日(木) ちょっと寄り道「熊谷聖パウロ教会」
20200615_12

小鹿野では「寿旅館」に宿泊
今は「観光交流館 本陣」として活用されている。
はいはい。ここですね。
・2023年4月15日(土) 行ってきました「小鹿野の春祭り」
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小鹿野の「ようばけ」
資料は見つかっていませんが、ここに立ち寄っていないはずはない。
そうですよね。
非常に珍しい「秩父盆地層群秩父町層」ですからね。
・2022年11月15日(火) GSR250Sで埼玉県寄居町「鉢形城跡」から小鹿野町「ようばけ」で贅沢昼食
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小鹿野から贄川宿へ
途中まで馬車で後は徒歩。
今は小さいトンネルがありますが、あの辺はかなり山が急ですからね。
そうそう。
このトンネルですね。
・2014年9月13日(土) Breva750とSR400で、丸神の滝リベンジ
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三峰神社からの帰路は大血川林道
大陽寺などもあり、帰路は来た道を戻るよりこちらの方が自然だと考えられます。
当時の旅行本にも、この道は記載されています。
なるほど。
今の整備状況は大変な差がありますが、当時はどちらも同じような道だったのでしょう。
・2017年9月12日(火) NBロードスターで「大血川林道~かかしの贄川宿~神怡舘」
Mitsumine_201709
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これらの、お馴染みの「点」に、新しい「線」が描かれました。
近いうちに、一度このルートで回ってみましょう。

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2025年8月19日 (火)

行ってきました 東京ドームシティ「ゴジュウジャーショー」

およそ30年振り。
かつての「後楽園ゆうえんち」の戦隊ヒーローショーに行ってきました。

東京ドームシティ「シアターGロッソ」公演
ナンバーワン戦隊 ゴジュウジャーショー 第2弾
「新たな戦士がGロッソで世直しだ! 救世主ゴジュウポーラー見参!!」
・2025年7月19日(土)~9月28日(日)の土・日・祝日公演
・2025年8月9日(土)~31日(日)は毎日公演
※8月18日(月)・25日(月)~29日(金)は休演
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入場料は、設定がいろいろ。
・一般席大人(中学生以上):2,100円。子供(3歳~小学生):1,800円
・特典付き最前列:大人3,300円、自由席1000円 など
・「真っ暗にならない席」もあり
オプションは2種類。
・キャラクター6人との握手会+サイン入りミニ色紙 700円
・ゴジュウウルフとの撮影会オリジナル台紙付き 1,200円
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さて、当日です。
入口には、歴代ヒーローショーのポスターがずらり。
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入場では、戦隊リーダーのレッド「ゴジュウウルフ」がお出迎え。
会場は、客席の傾斜が強いので、どの席からでも良く見えます。
更に、小さい子供用に分厚い補助シートもありました。
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公演中は撮影禁止ですので、画像はありません。
展開のパターンは、30年前と同じでした。
・司会のお姉さんが話している途中で、怪人が乱入
・悪の軍団が、観客席まで押し寄せてくる
・そこへ、戦隊ヒーローが登場
・ピンチになったら、皆で「がんばれー」と声援

昔とは違い、屋内の専用劇場ですので演出は凝っています。
・ヒーローは宙乗りで登場
・空中からの攻撃で一気に敵をなぎ倒す
・ステージ床面の一部が開いて、ステージ上部から奈落へ落下
などなど。
かつての屋外ステージでの定番演出、、、
「レッドがジェットコースターに立ち乗りで登場」
まで、映像で再現していました。

ショーの最後に、わずかな時間ですが、撮影タイム。
最後に、有料の「握手会」「撮影会」でお開きです。
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いやー良いですねぇ。
屋内の専用劇場ならではの、ワイヤーアクションや、暗転しての一瞬での変身など。
30年前と比べ、技術面はずいぶん進歩しています。

そして昔と変わらないのは、、、
会場内に響く、力いっぱいの「がんばれー」。

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2025年8月 9日 (土)

さいたま文学館の講座「石井桃子」

こんな講座に行ってきました。
Bungakunosanpomichi_202508
文学の散歩道~埼玉ゆかりの文学~
【1回目】石井桃子 エッセイでたどる生涯
【2回目】宮沢賢治 大正五年の秩父路の旅
【3回目】大木 実  暮らしの中の詩情
埼玉ゆかりの文学者・文学作品を取り上げた
お気軽に受講いただける講座です。
日程:2025年8月2日(土) ・ 9月6日(土) ・ 10月13日(月・祝)
時間:各回14:00~15:30(受付開始13:30)
会場:さいたま文学館 文学ホール
参加無料、事前申込制(定員60名)


1回目は石井桃子です。
映画にもなった、大昔のベストセラー「ノンちゃん雲に乗る」の作者。
今でも人気の「熊のプーさん」「うさこちゃん」「ピーターラビット」の翻訳家でもあります。


では、行ってみましょう。
JR高崎線、桶川駅西口からすぐです。
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受講者が、ぞろぞろと集まっています。
大体、私と同じような中高年の皆さん。
この後、列を整えてから入場。
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こんな会場です。
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資料はA3片面5枚をホチキス止め。
A4で10枚にしてくれれば良いのに。

ざっとご紹介。
1浦和時代と自立への歩み
(明治40年~昭和3年)
 出生から子ども時代
2「プー」との出会い
(昭和4年~昭和18年)
私設の児童図書館の開設
「熊のプーさん」刊行
3「ノンちゃん牧場」のころ
(昭和20年~昭和28年)
宮城県で農業・酪農を始める
「ノンちゃん雲に乗る」がベストセラー
4海外の児童文学を子どもたちへ
(昭和29年~昭和46年)
アメリカ留学
子どもの本の研究会
「うさこちゃん」シリーズ刊行
「ピーターラビット」シリーズ刊行
5意欲的な晩年
(昭和56年~平成20年)
「熊のプーさん」作者、A.A.ミルンの自伝など刊行

これらの経緯を、本人のエッセイなどの文章で紹介して頂きました。


「散歩道」のように、さくっと気軽に聞ける内容ということです。
なるほど聞きやすく、資料も手元に配られ、楽しく過ごせました。

特に面白かった話。
井伏鱒二の文章の抜粋を、更に抜粋します。
「あのころの太宰は、あなたに相当あこがれてゐましたね。実際、さうでした」
「あたしだったら、太宰さんをしなせなかったでせうよ」
へぇー。


締めの言葉が大変良かったです。
配布資料には入っていなかったので、スクリーンの文章をメモしました。
失礼して、全文転記します。

東京子ども図書館発行「石井桃子・フォトリーフレット」より。

子どもたちよ

子ども時代を しっかりと
楽しんでください。
おとなになってから
老人になってから
あなたを支えてくれるのは
子ども時代の「あなた」です。

石井桃子
2001年7月18日

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2025年2月21日 (金)

聞いてきました「ちょこっと朗読劇」第5回

こんなイベントに行ってきました。
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ちょこっと朗読劇
第5回/鬼のお話特集
太宰治「お伽草子」より「こぶ取り」・芥川龍之介「杜子春」
日時:2025年2月16日(日) 13:30~14:45
会場:埼玉文学館1階 文学ホール
出演:劇団シアターD-sprits
料金:入場無料

1時間ほどの、短編小説の朗読会。
毎回、ちょっと懐かしい感じの小説が聞けます。
今回は劇団員5人による、思い入れたっぷりの「掛け合い」。
タイトル通り、ちょこっと気楽に楽しめます。

次回で終わりなのが、ちょこっと残念です。


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2025年2月19日 (水)

行ってきました!!! 埼玉県越谷市「デビュー55周年記念 南こうせつコンサートツアー2025 ~神田川~」

埼玉県越谷市で開催された、こんなコンサートに行ってきました。
デビュー55周年記念 南こうせつコンサートツアー2025 ~神田川~
・2025年2月15日(土) 開演17:00(開場16:30)
・サンシティ越谷市民ホール 大ホール
・全席指定(税込み) 7,500円
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越谷市に来るのは、3年振りだそうです。
76歳になった南こうせつさん。
「次の3年後、、、う~ん」
例えば「次の20年後」なら、笑える冗談になりますが、3年後で79歳なのですね・・・
とは言え、今回もお年を感じさせない熱唱でした。

55周年記念ということで、デビューシングル「最後の世界」
当時、嬉しくて銀座の山野楽器に行ったら、店頭にない。
そうか売り切れかと思ったら、、、知人親戚くらいしか売れていなかったと。

他にも「最近の」珍しい曲「君しかない」「君がいたから」
「最近の曲と言っても、20年前ですからね」と。

人生を変えた大ヒット曲「神田川」。作詞した喜多条忠との出会い。
学生ながら放送作家だった喜多条を紹介され、美しい文章に感心して、作詞を依頼したと。
「1番2番と文字数を揃える歌詞など出来ない」と嫌な顔をされたが、
「どんな内容でも自分が曲を乗せるから」と話して、後日出来てきたのが「神田川」だったと。

次の曲「赤ちょうちん」は映画になった。
かぐや姫の三人で収録している現場へ行った。
「俺たちも映画に出られるかな」などと話しながら、藤田敏八監督に会う。
監督が三人をじっと見て「映画出演は無し」
最近になって、主演の秋吉久美子に会う。
「少しも変わらない」と、お互いにお世辞トーク。

恒例の、15分休憩後のソロ演奏。
今回は、ピーター・ポール&マリー2曲をちょっと。
「シューシューシューラールーって何ですかね」と。
そう言えばそうですね。
帰宅後ちょっとネットで調べてみました。
「アイルランドの言語であるゲール語」のようです。
たまには、こういった懐かしいフォークを、しっかり聞かせて貰えたら楽しいでしょうが。


当日の曲目です。
休憩時と終了後に書いたメモを基にしていますので、間違いがあるかもしれません。
ほんの参考まで。
[]内に、リリース年、アルバム名、歌手 を付記します。
公式サイトやウィキペディアなどで確認しました。

赤ちょうちん [1974年 三階建の詩 かぐや姫]
コンサート・ツアー [2005年 ギターを鳴らせ 南こうせつ]
マキシーのために [1971年 レッツゴーかぐや姫 第1期かぐや姫]
君しかない [2014年 からたちの小径 南こうせつ]
夢一夜 [1978年 こんな静かな夜 南こうせつ]
最後の世界 [1970年 シングル 南高節]
うちのお父さん [1974年 三階建の詩 かぐや姫]
(休憩15分)
加茂の流れに [1972年 はじめまして かぐや姫]
トークと共に短く演奏
 500 Miles 500マイルもはなれて [1962年 ピーター・ポール&マリー]
 Gone The Rainbow 虹と共に消えた恋 [1962年 ピーター・ポール&マリー]
君がいたから [2001年 いつか来た道 南こうせつ]
男が独りで死ぬときは [2019年 いつも歌があった 南こうせつ]
緑の旅人 [2014年 からたちの小径 南こうせつ]
あの人の手紙 [1972年 はじめまして かぐや姫]
(アンコール)
夜明けの風 [2021年 夜明けの風 南こうせつ]
満天の星 [1982年 ひとりごと 南こうせつ]
おもかげ色の空 [1972年 かぐや姫おんすてーじ かぐや姫]


おまけです。
会場に隣接した商業施設入口には、越谷市のキャラクター「ガーヤちゃん」
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「のぼらないで下さい」ということで、ポールに囲まれています。

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2025年2月16日 (日)

行ってきました 埼玉県北本市「林家つる子講演会」その2

誘ってもらって、こんな講演会に行ってきました。
東和銀行北本支店新生会 新春講演会
講師:林家つる子氏
日時:2月10日(月) 午後6時30分~午後8時00分 (受付開始 午後6時00分)
場所:北本市文化センター
演題:「落語界における女性噺家の挑戦」 
費用:無料 ※要整理券

落語協会としては初の、女性の抜擢真打。
「子別れ」「芝浜」などの古典落語を女性目線で描き直すという、新しい試みに挑戦している方。
これは楽しみです。

前半の講演が、午後7時15分に終わりました。
後半は落語です。


一旦下がって、出囃子とともに再登場。
演目は「紺屋高尾(こうやたかお)」
定番の人情噺です。ざっとのあらすじ。
しがない藍染職人の久蔵が、吉原の高尾大夫を見て恋に落ちる。
3年がかりで15両を貯めて吉原へ行き、高尾に会う・・・

何しろ無料のローカルな講演会です。
普段落語を聞かないお客さんも多そうです。
まずは、基本的なことをさりげなく説明。
・落語につきもの、手拭いから藍染の説明に入る。
・藍染店を「紺屋」と書いて、関東では「こうや」と読む。
・独特の「花魁言葉」は出身地を隠すためと説明し、ご自分の出身地の群馬言葉で笑わせる。

随所に上手なアレンジが入ります。
・3年間の長さについては、コロナ禍に例えます。
 無観客で高座に上がった苦しい期間。
 「長いようでもあるが、あっという間でもある」と。
・久蔵が吉原に行く際、近所の医者に付き添いを頼みます。
 藍染職人であることを隠すため、上等の着物を借りて「北本の東和銀行のお大尽」と観客をくすぐる。
 青く染まった手は袖で隠し、何を聞かれても「アイアイ」で済ませる。
さて。
クライマックスです。
夜が明けて「次はいつ来てくんなまし?」と高尾が問いかける。
久蔵は、青く染まった手を見せ身分を偽っていたことを謝り、次に来られるのは3年後と語る。
その言葉に心打たれた高尾。
花魁言葉がいつの間にか普通の話し方になり「年季が明けたら女房にして」と語る。
約束の印に、高尾は髪に挿しているかんざしを久蔵に渡す。
なんと。
実際に髪に挿しているかんざしを抜き取って、演じます。


いやー、上手い。面白い。
すごい熱演に加えて、このような様々の工夫。
間近の席で見られて、大満足です。

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2025年2月15日 (土)

行ってきました 埼玉県北本市「林家つる子講演会」

誘ってもらって、こんな講演会に行ってきました。
東和銀行北本支店新生会 新春講演会
講師:林家つる子氏
日時:2月10日(月) 午後6時30分~午後8時00分 (受付開始 午後6時00分)
場所:北本市文化センター
演題:「落語界における女性噺家の挑戦」 
費用:無料 ※要整理券

落語協会としては初の、女性の抜擢真打。
「子別れ」「芝浜」などの古典落語を女性目線で描き直すという、新しい試みに挑戦している方。
この方の落語は、テレビやYouTubeで、軽めの噺の「お菊の皿」や「反対俥」くらいしか見ていませんが。
明るく元気な方なので、楽しみです。


さて当日です。
かなりの盛況。
午後6時開場の予定ですが、5時半頃行くとすでに結構な行列。
726人のホールが満席に近い盛況でした。

予定時刻通りに開演です。
この会の会員各社の方が登壇して挨拶したり、銀行の偉い人の挨拶があったり。

まずは「講演会」です。
ご自身のこれまでについて。
小学生の頃、演劇部に入ったこと。
高校は群馬県トップの高崎女子高。
勉強もしないで演劇部に打ち込んだ。
大学生では落語研究会に勧誘されて。
就活はちょうどリーマンショック。
就職するか落語家になるか悩んだが、母が背中を押してくれた。
明るい性格のお母さんは、漫画家志望だったそうです。

観客を巻き込む工夫が面白い。
落語は世界でも珍しい、一人で登場人物を演じ分ける話芸。
さあ皆さんもやってみて下さい。
手のひらを肩幅より広く目の高さで前に突き出す。
これが登場人物二人の顔です。
なるほどね。
上座下座で首を振るのは分かっていましたが、仮想の位置関係は、こうなのですね。
落語家は全部で約1000人。
そのうち女性は、7人? 70人? 140人?
答えは約70人。
ははぁ。
生涯現役の職業で、高齢男性が多いのでしょうが。
このように、落語や業界の話を面白く聞かせて、観客を引き込む。
さすがの話芸ですね。
明るい笑顔も印象的でした。


講演は、予定時間のちょうど半分の午後7時15分まで。
さて、後半は落語です。
続きは後ほど。

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2025年1月27日 (月)

行ってきました 埼玉県上尾市「令和7年 新春コミセン寄席」

近所で開催された、落語と講談の会に行ってきました。
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令和7年 新春コミセン寄席
出演:神田あおい・一龍斎貞友・三遊亭好の助・三遊亭げんき
日時:2025年1月19日(日) 開場13時30分 開演14時00分
会場:三井金属あげおコミュニティセンターホール
料金:全席指定 2,000円

会場は、埼玉県上尾市の「コミセン」です。
ネーミングライツで、名前が少し長くなりました。
それと共に、トイレなどの設備もリニューアル。
緞帳も新しくなっていました。


さて演目など。

・三遊亭げんき「元犬」
前座さんです。
かなり若く見えましたので、ネットで検索。
https://ameblo.jp/sanyuteiouraku/entry-12802189709.html
2023年3月に高校を卒業したようです。
ということは、19歳か20歳ですか。
定番の噺を、落ち着いて演じていました。
白犬が八幡さまに祈って人間になり、商家に奉公・・・
この噺はオチが二つあります。
一つは、主人が女中の「お元」を呼ぶ。
「もとはいぬか?」「今朝ほど人間になりました」。
今日は、もう一つのこちらでした。
「おもしろいやつだ」「頭も白いです」。

・三遊亭好の助「長短」
マクラが長めでした。
落語のオチの種類など話をして。
初めて口座に上がった時の失敗談。
「塀が出来たってね」「そうですか」とやってしまったとか。
客層を見て、内容を決めているのでしょうね。
「長短」は、のんびり男とせっかち男の二人の、分かりやすい滑稽話。
まずは、ゆーっくりと旨そうに饅頭を食べて見せてくれます。
せっかち男が慌ただしくキセルでタバコを吸って、たもとが焦げている。
それを、のんびり男がゆーっくりと注意する・・・

・一龍斎貞友「徂徠豆腐(そらいどうふ)」
声優としても活躍している方です。
「忍たま乱太郎」しんべヱ、「ちびまる子ちゃん」お母さん、「クレヨンしんちゃん」マサオくん。
以前一度イベントで聞いたことがあります。
・2017年11月2日(木) 歩いてきました「両国から日本橋薬研堀不動院」その3
声優の話から始めて。
講談は、パン!と話を切り替えられるのが良いですね。
貧乏していた頃の荻生徂徠に、毎日豆腐やおからを振る舞う豆腐屋。
数年後、豆腐屋が火事になった時に、荻生徂徠がしっかりとお礼をする。

・神田あおい「左甚五郎 七越太夫」
まずは先の一龍斎貞友について。
声優としての実績では、小学生の頃見た「小公女セーラ」のベッキー役が好きだったと。
演目は、全く初めて聞く内容でした。
若き日の左甚五郎が、遊郭に頼まれて鯉を彫る。
それを見た花魁「七越」が、作者の左甚五郎に惚れるが相手にされず、惚れ死にする。
左甚五郎は花魁の亡骸と祝言を上げ、そのまま葬式も行う。
その後、花魁の像を彫って、死体に着せかけてあった打掛を像に着せかける。
え?
花魁が木彫りの鯉の作者に惚れて、大量の手紙を書く?
修行中だからと相手にされず、惚れ死に?
甚五郎は、なぜ花魁を受け入れる気になった?

タイトルは、ネットで調べてこの方の演じた実績にもとづき、こう表記しました。
他の方が演じた情報は、全く見つかりません。
神田陽乃丸という方が「左甚五郎 七越人形」という演目について、つぶやいている程度です。
神田一門のオリジナルなのでしょうか?

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2024年11月24日 (日)

社会人落語会「りんどう」

2024年11月17日(日)です。

地元で開催された、社会人落語の会に行ってきました。
以前から年に数回の定期開催をしていたようですが、行く機会もなくコロナで中断。
今回初めて行きました。
市の小さな集会所に、観客が70~80名。
満席になり椅子を追加するほどの盛況。
会費500円。
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出演者と演目は、以下の通りです。
演目は、私の知る範囲で記載したものです。


・南風亭 我楽:軽石屁
・麹家 馬こと:小噺、盆踊り(炭鉱節と東京音頭)
・古好亭 志ん|:目黒のさんま
 (仲入り)
・桂 小前治:粗忽長屋
・みやび亭 抜刀:猫の忠信


我楽さん抜刀さんは、上方落語。
見台は小さなもので、自作の折り畳み式のようでした。

馬ことさんは女性の方。
「ここは視聴者参加型です、さぁ皆さん踊りましょう」と熱演。
カルチャースクール「日テレ学院 麹町落語塾」出身とのこと。
ネットで検索。
・全10回で落語を学ぶ
・発表会では高座に上がって一席披露
・入学金16,500円、授業料39,600円
へぇー面白い。今は休講中だそうです。

我楽さんの「軽石屁」は初めて知りました。
上方落語に多い「旅もの」。
相棒が乗る駕籠を担ぐ二人に、大量のオナラをさせようといういたずら。
「軽石は火山の噴火ガスが固まったものなので、その粉を飲むとオナラが出る」という。
文字通りの屁理屈。

「志ん|」はどう読むのか、、、「しんぼう」なのでしょうね。

ベテランの方の定番の演目が多く、観客のノリも良くて、良い雰囲気でした。

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